先輩の言葉

Dsc_mg7

私が20代の頃に、当時40代だった先輩達に聞いた話を、ふと思い出した。

 
「現状に納得できて、日々充実してるなら、それは今までの行動の選択が、自分にとって正しいものが多かったからだよ」
「不平不満が多くて、ツライようなら、それは行動の選択が悪いんだ。今からでも考え方を変えないと、何時まで経ってもツライままかもしれないよ」
「目標とする自分の姿をイメージしてさ、今の自分がその途上にあると思えるなら、そのまま進めばいい。もしそうでないなら、その目標には多分届かないよ」
 
ザックリまとめると、こんな感じだった。
上手い事言うな・・とあらためて想う次第。
 
また別の人に、
 
「他人から見たらどうでも良いような事を、一生懸命追い掛けられる人は、間違いなく幸せだよ」
「趣味を充実させるには、仕事も、家庭も、時間も、健康も、色んなものが良好じゃないといけないから」
 
と言われた。
これまた、確かに。
 
更に、
 
「例えば、家族に病人が出たりとか、何かのトラブルに巻き込まれたりとか、自分ではどうにも出来ない事もある」
「そんな時でも、出来る範囲で楽しみは探した方が良いよ」
 
とのこと。
 
 
なるほど・・。
当時の私には実感が無かった薀蓄が、沢山入ってるような。
 
↑のお二人の話を実行出来るなら、それで殆ど人生の楽しみが完成しそうな気がする。
自身が40代になり、ようやく聞かせて貰った内容が理解できて来たのかも?
 
 
20代の頃の私は、今ほど渓流釣りに傾倒していなかった。
他の遊びも楽しかったし、まだ家庭も持っていなくて、経済的にも時間的にも精神的にも、今とは状況が随分違っていた。
 
20代で人生の目標が公私ともに明確な人が居たら、それはスゴイと想うけど、私も含めてほとんどの人には無理なんじゃないかな。
年齢的に仕事面で「修行中の身」だった私では、10年先、20年先がどうなるのか、さっぱりイメージが出来なかった。
 
仕事にしろ、趣味にしろ、色々と経験するうちに、自分の進みたい方向が見えてきて、「選択」を繰り返して今に至る。
 
 
渓流釣りを最後に残せたのは、趣味の選択としてはとても良かったと想う。
自分の心を喜ばせるものと出会えた事に感謝したい。
 
 
諸先輩達は今の私のような状況はとうに経験済みで、若き日の私にアドバイスをくれたのだろう。
残念ながら、最近までこれらの言葉は忘れていたのだけど・・。
何処でどうしておられるか、再会できるのなら、近況報告を兼ねて、またお話を伺いたいものだ。

勝負前に撤収

郡上漁協管内が解禁となったので、早速の出撃を。

長男も休日なのと、名古屋のSさんも出撃との事で、合流させて頂くことに。
 
寒波が来るとの予報だったので、ややノンビリ出ようと、朝7時頃に家を出ると、路面が微妙に氷結してる・・・
道中、山間を走る国道で、スリップ事故も起きてる・・・
 
高速道路は通行止め、通行できる区間にはチェーン規制が。
マズイな、雪は結構降ってるし。郡上まで行けたとして、帰り道はどうなる?
 
凍結路面が怖いのと、子連れなので尚更心配になってきた。
 
 
道中、Sさんと合流し、とりあえず現地に向かったものの、路面状況が悪いうえに大渋滞・・。
 
しばし進んでみたけど、ダメだこりゃ。
Sさんに電話をして、引き返す旨をお伝えした。
折角の同行だったのに、本当申し訳ない。
 
その後Sさんは渋滞を抜けて、雪景色の中で釣りをされたようだ。
またの機会に、ご一緒願いたいトコロです。
 
 
釣り場に向かう途中で引き返したなんて、およそ記憶にない。
雪が降っても、嵐が来ても、解禁中の休日は、とりあえず何処かに出向いてるのだけどね。
 
岐阜県の山間部も酷い降雪だが、今年は北陸方面の雪が凄い。
 
2月の解禁から2週間、まだ魚の顔すら見てないとは、これまた初めてじゃないのかな。
 
気象予報を見ると、ひとまず寒気は緩むようだ。
春の遅い年になりそうだが、今後暖かくなることを期待しよう。

2018渓流解禁

Htb3

2月に入り、今年も一部河川で渓流釣り解禁となった。

気象予報とニラメッコする日々の始まりなワケだが、今年はどうにも寒気の影響が全国的に強い。
私の休日も雪マーク一色で、山間部などはヤバめな情報が。
 
 
なんやと言いながらも、解禁したからには渓に行かねば♪
 
降雪を見ながら車を走らせる。
気温は0℃前後。
この程度なら、何とかなるかな?
 
Htb4
 
まずは流れの弱い淵から。
 
ココは居るだろぉ~!
って何度探っても、何の反応も無い。
 
むむ、オカシイな。ちょっとキツイ予感が・・・?
 
 
歩くこと3時間ほど。
な~~んの手応えも無く、魚が居ないんじゃないかと、錯覚しそうな状況。
 
 
絶好と見えるポイントに出会ったので、慎重に狙ってみた。
 
しかし、やはり反応は無い。
いや、反応しないだけで、構えからして絶対に魚は入ってるはずだ。
 
手を変え、品を替え。
 
「コソッ!」と魚が触った感触!!
 
とうとう来た! 今年の初釣果!!
 
 
さぁ、その姿を見せてくれ!!!
 
・・・あれ? 何だ、この引きは。ゴミが引っ掛かった・・じゃなくて、魚だよね?
 
 
・・・・・
 
Htb2
カジカ君でしたか(笑)。
 
何か愛らしいと言うか。こんな日に、出てきてくれてありがとうね。
産卵期が近いでしょ? 沢山子孫を残してね。
 
 
諦め悪く、この後も竿を振ったが。
 
全っっ然魚の反応の無いまま、撤収。
 
ボーズ発進となった次第だけど、今シーズンも始まった。
心躍る釣りに出会えるよう、今年も楽しく頑張り鱒♪

大井川

Dsc_mooi6

今年の渓流釣りシーズンで、行ってみたい&行く予定の場所の一つが静岡県の大井川。知人らの誘いもあり、とても楽しみ。

静岡の渓流は全く行った事がない。
なのでオフシーズンの間に、ネットで色々と検索してみていた。
 
岐阜県の太平洋側と同じで、大井川の原種はヤマトイワナだと聞く。
アマゴをメインで釣りに行くつもりなのだが、原種イワナも興味をそそられる。
 
 
そうして調べている際、以前にも少し目にした情報があった。
そして私的に気になる話題。
 
 
リニア中央新幹線の路線で、大井川源流にトンネルを通すそうで、随分深く地中を掘るらしい?
大井川源流に棲息するヤマトイワナと環境の保全を訴えて、地元の人達の活動が始まった、と言うもの(対象は他にも居るけど、私がある程度理解できるのは魚族とその環境の話題)。
 
これは大丈夫なのかな・・??
大きな工事が行われる際、私のような「素人」では、何が起こるのか、想像するしかできない。
例えば、
河川の下にトンネルを掘るには、地下水をどう処理するのだろう?
地中の水を抜いたら、河川の水量が減るのでは?
すると、棲息する魚達は?・・等々。
 
私は学者じゃないし、工事の知識も無い。
ただの一山渓遊び人として、源流部の環境悪化が心配。
 
 
ちなみに、「魚より経済の方が重要」とバッサリ言った人が居たそうだ。
地域固有のヤマトイワナの希少性など、興味のない人からすれば、どうでも良いのかもしれない。 
 
「どうでも良い」は一つの意見。
私には「どうでも良くない」し、これもまた一つの意見。
 
 
ヤマトイワナは現在、その生息範囲が、極めて限られたものになってしまっている。
 
消えていく生物には、それなりに理由もあるのだろう。
魚に限らずとも、完全に居なくなれば再生は不可能で、私はその事が残念だと考えるから、こうした話題に関心が向く。
一応断っておくと、釣りたいからではない。
 
 
ダムが数十基も存在する大井川水系の、一部の源流でのこと。
 
リニアの工事が入ったら、全域の魚が死滅するような大事にはならないとは思うけど、原種のイワナがこれから先も息衝いていて欲しい。
 
大井川に出向いた際、こんな話題も頭に入れておこうと想う。
 
 
大アマゴの情報も見られる地の事。
どんな流れなんだろう。
私の釣り方が通用するのか、しないのか?
 
早くその日が来てほしいが・・それまでにもヤリたい事は沢山ある。
心躍る季節は近い。

2017・アウトドア総評

Ssse5

 
私のアウトドア遊びには「オフシーズン」が無い。
 
2月から9月までは渓流釣り、それ以外はキノコ採り。
その合間に山菜採取と鮭釣りが挟まる。
近年は行動が大体固定化されてきた。
 
Tyl2
 
今年の2月から3月の早春は、寒さが残る日が多かった。
 
魚達の動き出しは遅めで、釣り難い状況が続いた。
春めいてくるはずの4月までこの傾向だったので、冬が長いシーズンだったのだろう。
 
山菜の芽吹きが本格化する時期になり、ようやく渓魚たちが目覚めてきた感じ。
 
Hds5  
 
山菜については、例年と違いがあったのかは分からない。
私は釣りの最中にチョイと山に入って採取するが、その程度で今年も沢山の種類に出会えた。メインの釣りの方は、春は苦戦模様だったのだが。
 
 
 
ちょっと余談で、2年前の晩秋の事。
 
中部各地が大雨大増水で、洪水まで発生した地域もあった。
河川によっては、大幅に流れが変わってしまったほど。
 
・・つまり。渓魚の産卵後の時期に、大水が出てしまったのだ。
この事を心配していて、その後の渓魚の生育、そして今年の釣りは厳しいのじゃないかと?
 
悪い方の予感は、各地で当たったかもしれない。
知人・友人も、また各情報でも、「魚が少ない」といった話題が出る機会は幾つもあった。しかし、水害を逃れたのか、好調な河川もあったようで、良型の大釣りの話も聞いたし、私自身、良い釣りが何度も出来た。
 
Yth3
 
春の寒気をやり過ごした後、今度は空梅雨が来た。
 
梅雨入り宣言を聞いたものの、まとまった降雨は殆ど無く。
「カワイソウ」なほどの渇水が続き・・珍しいほどの減水傾向の梅雨だった。
 
逆に梅雨明けから大雨が何度も来て、ようやく元気な魚達と出会えることが増えてきた。
私は増水河川が好きなので、魚よりも喜んだかもしれない(笑)。
 
Nty4
 
概ね増水の渓を釣った今夏、一番印象深かったのは、中一の長男が良型に出会ってくれたこと。
 
行き先や道具立ては私の選択なので、増水河川に対抗することが念頭にあった。それでも、よくもやったと。強く印象に残っている。
これもまた、本人以上に喜んだのはお父ちゃんの私、だろう(笑)。
 
Kin3
 
驚いたのは、8月にして婚姻色を纏った鼻曲りが出た事。
早熟の個体が居る事は知っていた。しかし夏にここまでの成熟度は初めて出会った。
 
この一尾を見られた事で、私の予想。今年は秋が早く来る。
長雨の影響で、地熱が下がったのかもしれないし、他の気象条件もあったのかもしれない。
 
Nty12
 
この事を、植物やキノコで確かめられないかと、晩夏の頃意識してみたのだが・・・残念ながら、確かな結果は観察できなかった。
 
そもそも、私は鼻曲りの婚姻色が大好きなので、もうソレどころでは無く。
秋色の魚が居ると分かると、釣りの集中力のギアが上がる。
 
Ootr16
 
竿を振り続けて、絶好のシーズンを楽しんだ。
私の遊び場は、前述の2年前の影響が少なかったようで、これも釣り熱に拍車を掛けた。
 
毎年、一尾出会えるかどうかの鼻曲りアマゴが、今季は6尾も。こんな年は初めて。
 
9月の最終週くらいしか見られないと考えていた、大好きな色合いと顔付き。
 
Lon10
 
特筆ものなのは、過去最大記録の秋アマゴ52。
秋鱒、秋色、秋味・・色んな呼び方がある。
 
サクラマスの血を継ぐヤマメなら、60を超す個体も居ると聞く。
 
私はアマゴ域の釣り人であり、50超えは「夢」の領域だった。
これは本当に感動との出会い。 
 
Lon11
 
色々な読みが当たった。
また、出会えた際の攻防は、経験値の積み重なりを実感できた。
 
この個体ばかりでなく、印象深い渓魚に沢山出会えた。
こんな年は2度と無いかもしれない。
素晴らしい釣りシーズンだった。
 
Hki3
 
夏の長雨と、早い秋の影響が山にどう出るか?
 
そんなことを考えながら始まった10月からの山行は、そんなに例年と違わず。
私は雑キノコ狙いなのだけど、マツタケ等は不作と、これまた各地で聞いた。 
釣りと同じくで、良い地域もあったのかもしれないが。
私の行く山でも、好不調は種によってあるのは感じていた。
 
Hki5_2
 
ただやはり、早めに奥山に雪が乗ってしまった。
秋が早い年は、冬も早かった。例年11月後半まで楽しめる山も、早々に諦め。
 
期間は短めながらも、山に行けば収穫量には毎回満足だったので、楽しい季節を過ごせた。
 
Hst1
 
良くなかった方の一番は鮭。
 
これは渓魚のように2年、3年では何とも分からない。
 
4年前後で生まれた河川に戻る魚。
手取川では心配になる程、数が少なかった。
何かの事象が、4年前にあったのだろうか?
 
Krm4
 
良い方も、良くない方も。
自然条件が毎年変わるのは致し方なし。
 
良いとなれば、喜び勇んで出撃し。
良くないとなれば、落胆しつつも何とかしようと手を尽くす。
 
 
メインが渓流釣りの私の場合は、今年は「良い」方が勝る。
全部の事柄が良い年など、そうそう無いだろう。
 
良い1年だったと、出会った全ての事柄に感謝。

冬の山遊び

Tjo4

 
私の地元は降雪が少ないので、殆ど年中山歩きが出来る。
もうすぐ今年も終わるな・・そんな事を毎年と同じく考えながら、キノコ探し。
 
Tjo5
 
今年も色んな事があった。
趣味の世界では、良い出会いも多くあった。
 
このまま事故も怪我もなく終われば、良い一年だったと思える。有難いことだ。
 
Tjo1
 
私は渓流釣りから始まり、山菜やキノコなど、山渓の恵みに出会う事が好きだ。
 
釣りでは魚に出会い、趣味を続けるうち「人」との出会いも沢山ある。
 
この「出会い」が、喜びの正体の一部なのは確かなようだ。
 
Lmk3
 
獲物を探し、山を歩く。
 
キノコの場合、何処にでもあるようで、でも狙いを絞らないと難しい。
これが非常に面白いと感じる。
 
何気なく歩いていても出会える時もあれば、探し回っても全然ダメな時もある。
 
見知った山では、過去の経験から生え場を巡る事も出来るし、また、新規場所を歩く楽しさもある。
この辺りの感覚は、私のメインの趣味である、渓流釣りにかなり近い。
 
Lmk4
 
釣りから離れる今時期。
キノコたちは出会えたら嬉しい、そして食べたら美味い。
 
 
・・・
 
今年はちょっと不思議なことが。
 
 
キクラゲ(とその仲間)と、フユヤマタケ(シモフリヌメリガサ)の発生が異様に少ない。
何だか分からないが、他のキノコは元気なので、尚更に謎・・。
地元の山では、他の何が無くてもキクラゲはあったのに。
 
Lmk1
 
自然条件が色々と年ごとに違うのだから、良い時も良くない時もあるのだろう。
それはキノコに限らず、他の何にでも言える事。
 
 
これだけ楽しめたら、十分にヨシとしよう。
 
また来年も、良い年になりますように。

2017・思い出・3

Shs2

イワナ40センチ

大雨が降り、渓は増水中だった。
濁りが強まるまでに、増水で動いただろう魚を狙うことに。
 
強い流れの隙間を見付け、しばし粘っていたら。
 
流れに乗った仕掛けがツツッと横滑りした。
来たね、アワセを入れると、一気に流芯の下へ潜る。この手応え、間違いなく良いサイズのイワナだ。
 
増水中で流れが強く、下流に行かれるとかなりキツイ。
流れに乗られないよう、竿で動きを止めつつ、持久戦を選択。
 
・・・しかし、良型とのヤリトリではよくある話で、「そっちに行かれたらダメ」な方へ魚は行こうとする。何度か「ヤバイ」状況を耐えていたのだが、とうとう下流側に魚の頭が向いてしまった。
 
イカン、ここは勝負!
無理に引き止めようと、強く竿を絞った。
 
と、ここで、岩壁に竿が当たり。
 
 
パキン!と破砕音が。
そんなに勢いよくぶつけたワケでもないのに、アッサリと・・。
(キンキンに曲り、張った状態だったので、遊びが無かったのだろう)
 
穂先の1・5Mほどが落ちてきた。
何てこった、この短い竿?で、どうすりゃいいのだ??
 
 
一応、そっと引っ張ってみると。
 
瀬の前の岩にヤツはまだ着いていた。
しかしラインのテンションが復活したので、戦闘再開! またも下流に向かう。
 
大き目の岩を一つ、ドン!とヤツが落ちた瞬間。
 
持っていた1・5Mの竿?がバキバキバキッ!と4つくらいに粉々に折れた。
初めての体験だ。竿全体では耐えられた重さが、当たり前だが先端部だけではとてもじゃないが持ち堪えられない。こうも見事に粉砕されるとは。
 
 
流れていくラインを何とか掴めた。が、どうするか?
 
元は6Mの竿に、6Mのライン。
さっきよりももっと慎重に、そぉぉ~~っとラインを手繰ってみたら。
 
落ちた大石の裏にまだヤツが居る。よく止まってたな。
つまり、ここから約6M先だ。
 
 
瞬時の判断・・と言うか、アイディアが浮かんだ。
 
毛糸の玉のように、クルクルとラインを手に巻き付け、一気に自分から近付き(勿論、ラインテンションは掛けず)。
 
右手にタモ、1Mチョイまで巻いたラインを左手に。
 
大石の左手側から引っ張れば、抵抗して右側に出るかと、一気に勝負! 
 
グン!と左手の重みを感じると同時に、イワナが本当に頭を出した!!
よぉぉっしゃ!!
 
ザブン!と水飛沫を上げてタモ入れ成功!
 
Shs4
 
「獲ったぞ!!」
思わず声が出てしまう。
 
よくもやってくれたよ。
ブツけたのは私だけど、こうも竿を粉砕してくれるとは。
 
大イワナに逃げられるわ、竿折るわでは、泣けるとこだったけどね。
竿が殉職したのは残念、でもイワナがこの手に出来て本当に良かった。
 
今時の釣り竿は、本当に色んな意味でバランスが良いのだと、滅多に出来ない体験をさせて貰った。
 
 
河原でイワナ撮影をしていたら、見る間にドロドロの濁りが入ってきた。
ここまでか。時間的にもギリギリだったんだな。
 
嬉しくも憎いイワナをリリースして、帰路に。
 
心境は複雑な、印象深い釣行となった。

2017・思い出・2

Yth2

 
38センチ ランドロック・サツキマス
 
この魚は、水量やポイントの読みがハマっての出会いで、かなり好感触だった。そのヤリトリを含めて。
 
 
 
流芯が対岸の岩盤に沿い、手前が開けたトロになっている。
鱒類が着きそうなのは、流芯周りの深み。
 
まずは流れ込みを狙うも、反応は無い。
 
徐々に下流側に仕掛けを通すと、イワナが出た。
微妙な違和感・・ここでイワナとは? 更に下流側では、ウグイ、ウグイの連荘。
おかしいな。アマゴが出そうな流れに見えるのに。
 
深みが消えかかるカケアガリの、瀬肩でゴン!と来た。
 
アワセを入れると、白銀の魚体がギラリ! よぉし、出たな!!
 
そして始まるローリング、マズイな、すぐ下流は荒瀬。下れる河原も無く、ここで止めないと!?
 
どのみち下流に行かれたら寄せられない。
無理やり上流側に竿を寝かせて勝負!
 
しばし水面近くでバタバタと暴れていた魚が、泳ぎ始めた。
いいぞ、これなら何とかなる。
竿の角度と力加減を調整し、深場に誘導を試みるも、再び激しいローリング!
 
ダメだ、止まらない! そのまま白波の荒瀬に。
 
むぅぅ! これでは切れるか外れるか・・下れないので、上流側から引っ張るしかない。
 
水面でバタンバタンと飛沫が上がる。
何とかこの荒瀬の水底に沈ませられないか?
しかし竿は弓なり、テンションがキンキンに効いて、コントロール出来る状態じゃない。ラインを緩めたら、そのまま竿が伸されそうだ。
 
 
瞬間、三角波の上で、フッと魚体が宙に浮いた。
 
持ち上った・・ならば!
 
もうこれしか無い。抜いてやる!!
 
一気に竿を上げ、魚体を飛ばす。
こんなサイズを引き抜くのは初めての経験。
 
さすがに重くて自分の手元までは飛ばせない。
少し下流に、大きな石の裏にタルミがあり、そこに落とすよう、竿で調整する。
果たして狙い通り、ドボン!と音を立て、魚体が空中輸送された。
 
あとは駆け寄って取り込み。 よくハズれなかったよ・・・。
 
やや息が切れ、小刻みに体が震えていた。
イチかバチかとはいえ、たまたま上手く行った感じ。
 
Yth9  
 
荒瀬の白波から、この魚体が舞うのは迫力があった。
 
ライン フロロ07通し(ルアー用)
竿  ダイワ・遡P2 ショート・パワー7・2M
鉤  オーナー・スーパー山女魚8号
 
今時の道具類は想像以上に強い。
そんな事を感じた釣行だった。

2017・思い出・1

Hidoo1

 
64センチ ニジマス
 
4月初旬、陽気の良い日中、カゲロウ類?のハッチが始まった。
 
するとしばらくして、水深1M程度の瀬のあちこちで、ガボン!と派手なライズ音とともに、沢山の魚が!
 
何だ? 大きいのも小さいのも出てるぞ?
見た事が無い光景。魚の平均サイズがデカイ!
(羽化したカゲロウに、アマゴがそこら中で飛ぶのは見た事があるが、殆どが20前後だった)
 
私の立っている目の前で、魚種が分からないが、40~50クラスと見える魚体も居る。しかも何尾も!
 
そのうち一尾が水面を割った。大イワナだ!!
 
こりゃ、フライマンが見たら、涎出ちゃうんじゃないの?
私も毛鉤で攻めたいが・・出来ないし、道具持ってないし。
 
 
とりあえず、魚種不明ながら、大きい魚が出た筋に狙いを付けた。
 
そして数投、ココッ・・!とごく小さなアタリ。
 
反射的に即アワセをくれると、掛かった魚が一直線に対岸方向に!
 
グッと竿を絞ると、ガツガツッ!!と首振り。
 
 
これはニジマスの泳ぎだ。しかもかなり大きいか?
 
一気に瀬を登りかけたヤツは、反転して今度は下流へ!
ぬぅぅ・・強い! これは上流側から引っ張っても上げられんな?
 
竿を絞り、動きを止めようとしても、止まらない。更に下流へ走ろうとする!
 
イカン、竿が伸される! ここで竿を絞ったまま、瀬の中を走る。竿を伸されそうになって走るなんて、いつ以来だ?
一歩一歩、足の裏に伝わる重量感が凄い。魚の引きの重さごと着地してる感覚。
 
数M走ったところで、ヤツが一端止まった。竿の角度が変わったからか、今度は底に張り付くような抵抗を見せる。
 
なんつー力強さだコイツ。まだ姿も見えない。
最初のダッシュを捌いたものの、次はどう出る?
 
ヤツの選択は上流!
ビュウッ!とイト鳴りが聞こえ、流芯を登った所で、こちらも反撃!
竿を下流に絞り、魚の進行方向を無理やり変える。
 
果たしてヤツは、流芯から外れて手前に出た。
 
でけぇ・・!
さすがにまだ寄せられないか・・・? 
 
案の定、今度は流芯に乗って下流へ! どんだけ元気なんだよ?!!
また数メートルこちらも走る。
 
走る距離が徐々に短くなってきた。
これならあと数回、上下させれば寄るだろう。
しかし、掛けた位置から大分下らされた。そろそろ勝負掛けないと、下流の瀬はヤバい。
 
 
 
一回目の取り込み、タモに入り切らず失敗。
60センチ超す魚体に、私のタモ枠は30センチ。小さすぎる。
 
またも上流に行かれ、もう一度竿を絞る。大分力が弱ってきている。そのまま流れに乗って下ってきた。
・・ところを、一気に頭にタモをかぶせ、竿を放して、尾鰭を掴む!
 
 
獲った・・!
 
浅瀬に魚を上げて、まず竿を拾った。
 
Hidoo2
 
何なんだこの太さは・・。
64センチはニジマスの過去最大サイズ。
 
狙ってた魚ではなかったけど、印象に残る出会い。
瀬を走る際の重さが忘れられない。
 
Hidoo5
 
この日は↑のニジマスの前に、もう一尾、60センチの♂ニジマスを釣っていた。
これが出ていたので、掛けてすぐにニジマスだと分かった。
 
この♂の方は、ヤリトリよりも、水中で見えた時のワニ顔が印象的。
アリゲーターかぁ!?って口にしたほど。
こんな口曲り?ニジマスにも初めて出会った。
 
Hidoo6
 
70とか、80とか、とんでもないサイズを狙ってる人から見たら、まだまだな魚かも知れない。
だけど私は、狙ってなかったけど掛けちゃったのだ。
こんなサイズが掛かれば、狙ってなかった分、驚きがハンパない。 
 
1・よくもこんなサイズが居たな
2・よくも掛かってくれたな
3・よくも無事に獲れたな
4・しかも一日に2尾も
 
ニジマス達、ありがとう。と、初めて思った。
 
竿 シマノ・パワースペックHHH83-90
ライン 磯用フロロ1・75号
ハリ オーナー・本流キング9号 
 
何で↑そんなゴッツイ道具を使用したかと言えば。
昨年の同時期に、61ブラウントラウトを釣ってたから。
 
Dsc_de3 ←小学生の長男と一緒に
良くも悪くも何が出るか分からない釣り場では、相応の強度が無い釣り具は使えない。掛けたからには獲りたいのでね。イト切れとかは勘弁願いたいし。
そんなで、大ニジマスとの出会いと相成った。
 
 
狙ってたのは50以上の大イワナだったが。
ライズする姿は見たので、狙ってみたがガン無視された。
 
今も夢に出そうな光景・・。
あんなにも沢山の、しかも大きな魚が水中に居るのだと、幾重にも驚いた釣行だった。

釣り仲間と忘年会

Bnk

 
毎年恒例の渓流釣り仲間の集まりが開催された。 
 
私は毎年、会場に向かう途中で、キノコ探しに行く。
そして獲物が採れたら、集まった皆さんにお土産で配ったりする。今回はお渡しできる程採れなかったのだけど。。
 
 
集った友人には色んな遊びのスタイルの人が居る。
元々は渓流釣りで縁が出来た人たちでも、近年は海釣りしかしないとか、最近は渓流へ行く機会が減ったとか。
 
今回のメンバーに限らず、海の近くに住んでいる仲間には、山の幸は喜ばれることが多い。
特に請求するわけでも、されるわけでもなく、お互いの収穫物を交換したりして。
 
海の幸がクール便で届いたり、こちらからキノコや山菜を送ったり。
 
 
私は釣りと言えば、今では渓流以外はほとんどやらない。
それでも海の釣り話を聞くのも、それはそれで楽しい。
 
仲間が集えば、釣りの話は勿論、それ以外の遊びの事、仕事の事、色んな話題が出て、あっと言う間に時間が過ぎる。
 
 
正直、若い頃は、今回のメンバーとの交流には、少し違和感があった。
渓流釣りからの繋がりではあるものの、皆さんそこまで熱く取り組んでるのでもなくて、「緩い感じ」で遊んでおられたからだ。
若い頃の私はカンカンに頭を熱くして釣りをしていたのでね。
 
ところが、釣り場を離れて会話を交わすと、楽しみ方や価値観の違いで、色んな方向性がある事が解り。
その事に面白味を感じ、お付き合いさせて頂き、現在に至る。
 
その後年数が重なり、もう十数年。
失礼な意味でなく「緩い感じ」も今では解るようになった。
方向性が完全に一致する人など居ないし、経験値が上がれば、組し方は変わっていくもの。
 
私はシーズン中は渓流釣りを追い掛け、ちょっと浮気?して、山菜とキノコを。渓流オフにはメインがキノコ。
どこにどれだけのエネルギーを使うか、それは個々の自由。
 
 
楽しかった宴会の帰り道に、またも山に寄り、キノコを探す。
仲間と集うのも、単独で遊ぶのも、私はどちらも好きだ。
 
人が集まるのは、皆と過ごす時間が好きだから。
 
 
楽しいと感じる時間を過ごすことは、本当に大事。
今年も良い集まりだった。参加メンバーの皆さんには、今回も感謝。

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