不作の晩秋キノコ

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渓流禁漁期にキノコを探して、毎年山徘徊しているのだが。

どうやら今年はハズレ年っぽくて、キノコ達の発生量が少ない。
全国的な現象なのか、そこまでは分からないが、私の遊び場に関しては、種類も量もイマイチな感じ。

何故かと理由を探しても、ハッキリとは分からない。
降雨があまりないことが一因と考えているが、それだけだろうか?

何年かに一回は、こうした不作年に当たる。
自然の事ばかりは、仕方なしとするしかない。

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それでも割と元気なのはクリタケ。

他の種もまるで出てない訳ではないし、歩き回れば、何がしかは出会える。

気温は例年に比べてやや高めで、降雨がない分、乾燥が進んでいる今年の山肌。
降雪の前に、何とかもう一頑張り、晩秋のキノコ発生に期待したいところ。

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それと今年は度重なった台風の影響で、多くの木々が倒れた。
朽ち木だけでなく、針葉樹も落葉樹も。

数年も経てば、新たなキノコ畑が出来るかもしれない。

 
昨年も出なかった、キクラゲの仲間は今年もまるで出ない。
エノキタケもイマイチ、ナメコもどうも良くない。

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この調子が続くようなら、ちょっと秋冬の過ごし方を考えた方が良いかもしれない。

とは言っても・・釣りなら、淡水ではオイカワにワカサギ、海ならカワハギや根魚・・くらいかな。
どれもキノコと比べて、私的な優先順位は下がるのだが。
 
もうしばし、様子を見てみよう。

自然の遊びと危険

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自然の中で遊んでいると、怖い目に遭うこともある。
 
熊や猪などと遭遇したり、手を掛けた岩にマムシが居たり、スズメバチに刺されたり。
落石、土砂崩れ、鉄砲水など、少し間違えば、命が危ない状況も過去何度か出会った。
急斜面で滑落しかけたりとか、転倒して靭帯をヤッちゃったり、膝の半月板を損傷したり。
 
そんな要素が幾らでもあるはずの山渓に、心惹かれて止まない自分が居る。毎回、怪我や事故のなるべく無いように、気を付けてはいるつもり。
 
しかし・・危険な場面を見ないと、対処法も分からないのでね。見聞きするのと、自分が経験するのでは大違いだし(経験したくはないけど^^;)。

 
例えば、今年出会った土砂崩れ。
大雨で水位が急上昇、そしてドロドロの濁り。
山が音を立てて動いているかのようで、中々怖い光景だった。
ガレ場を見たら、まず降雨の際はそんな場所に近寄っちゃイケナイ。
被害に会わないために、平時から周囲を観察するクセは持った方が良いと想う。
安全な対岸からしばし観察したけど、すぐ下に居たら、エライことに・・・。
もう何年も前にも、幾つものガレ場が一斉に土砂を吐くシーンに出会ったことがあり、その時もそそくさと逃げ帰ったのだけど。
近年は局地的な集中豪雨が結構あるので、こうした場面との遭遇率は上がってるのかもしれない。

 
以前子供たちの夏休みの頃、学校のプリントには「川や山で遊んではいけません」なんて書いてあった。
これはさすがに父兄からのクレームが多かったらしくて、「自分だけで山川遊びに行ってはいけません」に修正された。実際に私の友人が、学校に電話をして、ガツンと文句言ったそうだ。
まぁ・・気持ちは分かるけど、モンスター・ナントカみたいなコトは控えた方が良いな(笑)。
 
私も「山や川で遊んだらダメ」なんて、子供らの自然の遊び場を限定するような指導は、同意できない。
 
幸い私の子供らが保育園~小学校に通う頃は、父兄同伴なら良し、との事だったので、長男などは多い時は年に200日以上は川に通っていた(お母ちゃん同伴)。我が子ながら驚異的な・・そして中学生の今は、チャリンコを漕いで、休日は友人と、あるいは一人ででも遊びに行っている。
 
どんな状況で、何が危なくて、どうすれば危険が回避できるか。これを理解させることが教育だと私は想う。
ちなみに同伴のウチのお母ちゃんは・・子供らを連れてって、足首を骨折して帰ってきたことがある(^_^;)
 
 
昭和の頃に当たり前の光景だった、子供たちの水辺で遊ぶ姿は、本当に少なくなってしまった。
私の住む地域では、近所の川で釣りをしてる子供なんて、ほとんど絶滅危惧種。これは教育の成した結果ばかりでは無かろうけど、残念な事だなと想う。
ゲームや何やと遊び方の選択肢が増え、時代が違うのは当然としても、自然の中で楽しむことは、子供時代にはとても良い事なのだけどね。
 
 
毎年のことながら、川遊びの最中に流されたとか、崖から落ちたとか、野生獣に襲われたりとか、命に係わる事件が起きる。
子供の頃から山渓で遊んでいる人でも、事故に遭うこともある。
 
周囲の大人が、子供をどう教え育てても、また、大人になってから慎重に学び覚えても、自然の脅威は避けられない場面もあるのだろう。
 
豪雨や自然災害の話題が毎年、全国の何処かで聞かれる昨今、アウトドアで培った知識や経験が、何がしか役立つことがあれば良いなと想う。

来季に向けて

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渓流釣りオフシーズンとなった今、暇があれば、もう来年の釣りを考えたりしてる、重度の釣り馬鹿の私。

 
2003年から始まり、13年掛けて、2016年にある考察が完成した。それは魚の性質と行動が、季節によって変わる渓流釣りにおいて、私が最も欲しかったものだった。

 
その考察とは、「魚の行動を変化させる要因」。
天候、水量、水温など、観察するものが沢山ある自然の中で、諸条件を考えて、魚の行動を予測しようと言うもの。
 
完成したと書いたけれども、自然の為すことに同じパターンはなく、完全な最終形に至ったとは、とてもとても考えられない。と言うか、どんな釣りの考察も、「完璧」なんてものは、おそらく存在しないのじゃないかな。
あくまで釣りを構築するヒントを、少し手に入れた、そんなトコロ。
 
 
我ながらよくも一つのテーマを13年も・・と想うけども。
恩師に「継続は力なり」と教えられた、それが実を結んだのかも。
 
その後、昨年、今年と、出来上がった未熟な考察に釣り方の工夫を加えて2年釣ってみて、どうやら大筋で間違っていない事を確認できた。
 
これは自身の釣りの前進の手応えアリで、こうなると楽しくて仕方がない。
 
過去の釣り記録を見返したりして、何故この時は釣れたか、釣れなかったか、を、現時点での考察で分析すると、非常に面白かったりする。
ただしこの事は、あくまで想像の範疇なので、来シーズン以降に実際の釣り場で検証を続けたい。
 
 
欲しかった考察が一つ、クリアされたわけだから、では次は何を追い掛けようか?
 
テーマは色々あり、追及しているものは他にも沢山ある。
正直、自然の為す事柄は「分からない事だらけ」で、一生かけても、まず追い切らないだろう。
まずは来シーズンまでの間に、今年の反省点をまとめて、次の目標を作りたいものだ。

手取川鮭釣り2回戦

まず結果から。

2週連続、鮭釣りボーズ!でした(^_^;)
 
と言うか、昨年から2年連続で丸ボーズ喰らってるんです。
 
愚痴を吐いてしまおう。
遡上する鮭が少なすぎる。9割方の参加者がボーズで帰るようでは、さすがに・・ねぇ?
 
私の場合、現地に友人が居て、夜は泊めて貰ってるし、飲み食い語る時間も、石川県まで行く楽しみの一つ。
行き帰りの山道にはキノコが出てるので、採って楽しく、そして夜の酒宴では、鍋になり、焼きになりと、鮭釣りに行くのか、キノコ宴会に行くのか、良く分からない状態なのは確か。
 
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2年前までは、もっと楽しく釣れていた、手取川の鮭。
鮭釣り・キノコ採り・宴会と、満点のプランが組めてたのだけどね。
 
あまり毒を吐かないで済んでるのは、現地まで遠路行く、他の楽しみがあるからなわけで。
 
関東、関西、もっと遠くのナンバーも見掛ける手取川鮭釣り。
皆さん、釣れなかったら、かなり帰路がツラいんでは・・・??
 
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ちなみに、今年はその楽しみのはずのキノコにも異変が。
 
11月に入って、気温が下がってるのに、「ナメコ」の発生が少ない。
 
ナメコはこの時期は私は、かなり楽しみなキノコの一つ。
同じような場所から出るムキタケは、今年は当たりのようで、ドカドカと出てる。
 
ってことは、雨不足とか、そう言う理由ではなさそう。
これまた鮭の遡上とともに、謎だ・・・。。
 
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鮭の遡上を阻害してる一因は、私感だけど、河川工事。
 
海からすぐの下流側には、鮭の姿が見えたりするけど、調査区間の上流部では、ほんの偶にしか見えない。調査区間の更に上流では、工事の最中とくれば、無関係ではないように思う。
 
自然の為す事柄に文句言っても仕方ないし、河川工事を云々語っても、どうなるものでもない。
 
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キノコも鮭も、少ないならそのようにお付き合いするだけの話。
 
しかし石川まで出向いて、ひたすら竿を素振りするのは、結構萎える。
 
いや、実は一度だけ、アタリはあった。
ガン!とアワセを入れたけど、掛けられず。
次の瞬間、水面下でもんどり打つ魚が・・・例年ならともかく、メチャ惜しいことを。。。
 
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鮭釣りにこれ以上触れても、出るのは愚痴になるので、ここまで。
 
加えてナメコまで不調となると、キツイものがある。
 
汗だくで歩き回って、ようやく採れる、今年のナメコはそんな感じ。
これまた良い年には、採り切れないほど出るのだけど。
でも、こちらは一種だけ狙うのとは違い、複数種がターゲットなので、寂しいながらもまだまだ大丈夫。
 
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今回、珍しいクリタケを採取。
 
随分太い軸だな・・と裏を見てビックリ。
何と、カサ4つで1本の個体。
 
2コイチみたいな、2つのキノコが合体してる様は何度か見た事がある。
何かの異常なんだろうけども、珍しいものを拝ませて貰えた。
 
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それにしても・・絵になるキノコ達ですなぁ~~・・。
 
ツヤツヤのプリプリで、多分、画像で見える綺麗さと美味しさは、ほぼ比例関係かなと。
老菌だとこう言う質感は失われるのでね。
 
・・・・・・・・ 
楽しい休日には違いないが。
 
やっぱし鮭が釣りたかったな・・・。。。。。。。

手取川鮭釣りとキノコ採り

毎年恒例、手取川の鮭釣り。

しかし。
昨年から遡上が良くなくて、すっかり釣れない釣りになってしまっている。
 
一応、竿は振ってみたものの、見事に無反応・・・つまり、安定の鮭ボーズ。
何か昨年からこの展開に慣れてしまった。以前のように沢山の遡上の復活を願いたい。
 
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居ない魚は釣りようがなく、少ない出会いを求めて一日粘るのは、季節柄私には無理。
 
晩秋の今は雪が来るまでの季節限定、キノコ採りの時期でもある。
 
河川の状況が良いなら、釣りを捨てたりはしない。
だけども、何かのマグレでしか釣れないような状態なら、鮭よりキノコが優先順位を取る。
 
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鮭釣りを始めたばかりの頃は、頭を熱くしてこの釣りにのめり込んだ。
それが今となっては・・
 
どうしてこうも遡上が悪いのか、考えてもサッパリ分からない。
海で何か起きてるのだろうか?
4年前に鮭稚魚に病気が出たとか、チラッとそんなお話は聞いたけど・・。
 
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この時期の山は、期待を裏切られることは少ない。
比べても仕方がないけど、河川の釣りよりは安定して獲物に出会える。
 
例年、北陸方面に鮭釣りに行く時は、行き帰りに何処かの山を必ず通るので、キノコを探して徘徊するのもまた恒例。
 
鮭は釣るのが楽しいだけで、持ち帰りたいわけでもない。
勿論、持ち帰ったら綺麗に食べるけども。
 
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キノコは出会いの楽しみもあるけど、何たって天然の時期の物をゴッソリと戴ける嬉しさがある。
これがまた、めちゃ美味いし。
 
今年はムキタケが当たり年っぽくて、採り切れないほど発生してる。
採り過ぎは控えたいので、ほどほどに「間引き」する程度でも、知らぬ間にキノコ籠が重くなり。
特に雨後はこのキノコは水を吸って重くなるので、沢山採ると、それはそれで大変(^_^;)
 
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良い状態のキノコ達に、今回も沢山出会えて、満足の収穫量♪
 
これで鮭が釣れたら満点なんだけどな・・。
 
誤魔化す訳ではないが、キノコ採りが好きで良かったなと想う。
鮭が釣れなくてボーズ喰らっても、楽しみが残るのでね。
 
石川まで車走らせて、お金も掛かってるわけだから、丸ゴケすると結構ツラい。
何とか今後、遡上数が増えて欲しいものだ。

紅葉の季節

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山の高い所辺りが色付き始める頃、晩秋のキノコ達の盛りが来る。

草木が葉を落とすと、山の見通しが良くなり、少々離れた場所のキノコも見えるようになる。こうなると、俄然山歩きが楽しい。

山の色の変化に興味がない訳ではないけど・・正直言ってしまうと、殆ど見ておりません(笑)。
 
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個人的に、ナメコの株は見た目の雰囲気が好き。
晩秋に出会いたいキノコの筆頭格でもある。

しかし。
晩秋のキノコ達と出会える今時期は、山の緑が少なくなり、何となく寂しさを感じたりもする・・。

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キノコに付く虫が大分少なくなってきた。
朝晩の気温が下がってきた証左だろう。

晩秋のキノコの良い所の一つは、一か所で沢山採れる種が多いことだと想う。
地上生も樹上生も、一つ生えてたら、周囲に幾つかは出てることが多い。
特に樹上生のキノコは、ナメコやムキタケなど、同じ場所でブワ~っと発生するので、見付けるとかなり嬉しい(^^)

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ちょっと話が逸れます。

私のメインの趣味は渓流釣りなので、友人の大半が同じ趣味の人達。それぞれの釣りに対する考え方を交換する機会が、時々あったりする。

もう随分前に、「数狙いか型狙いか」と言う会話があった。
確か当時の私は、「数がそこそこ釣れて、大物が混じれば尚嬉しい」と答えた記憶がある。これは十数年以上も前の話。

その後数年して今度は、「質狙いか型狙いか」と言う、数値で表せない問いが現れた。
 
この意味するところを大まかに説明すると。
「質狙い」とは、綺麗で野性味のある魚を目標とすること。釣り人側の主観的評価になりがちながら、渓魚には多くの人が共通して感じる美しさや格好良さが確かにある。
 
釣り人の中には、大きなサイズより、所謂「魚質」の高い魚を釣りたいと言う志向を持つ人も居る。渓魚に対する一つの価値観、だろう。

私は今は、「できるだけ魚質の高い大型狙い」に落ち着いている。

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私の場合、キノコ採りに関しては、質量が多い方が嬉しい。なので株立ちして大量に採れる種は大好き。

私は正直、「中々採れないキノコ」にはあまり興味が無い。
もっと多くの種を採ってみたい、出会ってみたいと全く考えないのではないけども。

釣りと一緒?で、数が欲しいとか、珍種に出会いたいとか、マツタケなどの高級種狙いとか、そうした志向の違いが、キノコ採りにもある、と言うこと。

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食べて美味しいキノコなら、どれが特に欲しいとか、そうした欲求は私はあまりない。

それでも株立ちした食べごろのキノコに出会うと、「綺麗」とか、「可愛い」とかの感想を持つのも確かな事。こうした感覚を覚えるキノコを探したい、と考えてる部分はある。
晩秋のキノコの中では、クリタケの幼菌とか、ナメコとかが該当種になる。

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今回もそこそこの量が収穫できた。
でもどうも、目の色が変わり過ぎな気がしなくもない。

たまにはゆとりを持って、秋色の山を観察したいな、なんて思ったりもする・・。

「10年」の時間と、釣り人の付き合い

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人生は色んな事柄が、5年で小さく変わり、10年で大きく変わる。
と、若い頃に聞いた。

10年前を思い返すと。
当時仲良くしていた人たちの何人かは、今はすっかり疎遠になってしまった。
私自身、職場が変わり、家族が増え、時間の使い方も、金銭的事情も、色んな事が当時とは違っている。
 
20年前まで遡ると、もうまるで別世界かと想うほどに、周囲の事情は変わった。時代も違うのだし、当たり前だけど。
 
 
私の中でこの10年で変わらない一つが、趣味が渓流釣りであること。
しかしその内容は確かに変わった。
10年前頃に良く通った釣り場には、近年は殆ど竿を出していない。それは河川環境の変化などの理由と、自身の好みやスタイルの変化によるところの両方がある。
 
通う場所が変わり、釣りの狙いも変わったので、その当時交流があった人たちと縁遠くなったり、また新たなお付き合いが生まれたり。
私の友人たちで、渓流から海へ転向した人、川より山がメインになった人、等々、趣味の形を変えた人も沢山居る。
こうなると大方は、交流機会が減るか途絶えるかしてしまう。
 
ちなみに、社会人になってから出来た私の友人は、その殆どが渓流釣り、もしくは山遊びなどアウトドアでの繋がり。渓流釣りを止めてしまったら、友達が少ない寂しいオヤジになってしまう公算が大(^_^;)
 
 
実は十数年前には、2シーズンほど渓流釣りから離れて、海ばかりに通ったことがあった。
あちこちの海で、多彩な魚種を釣ってみたけれど、「渓流釣り」ほど面白いものには出会わなかった。
 
渓流釣りを続けていられるのは、「渓魚との出会いの感動」があるのが大きい。
取り込んだ魚を見て、大声で吠えたり、体が震えたり。
ちなみに、大型渓魚をバラすと、この時も手が小刻みに震えることがある。緊張が切れた際の落胆とか、悔しさとかでそうなるのだろうか・・?
そんな体験は日常の中にはそうそうないし、他の釣りでこれを感じた事は、私の場合はない。
 
価値観の押し付けや否定は慎みたいと考えているけど、折角渓流釣りで知り合えた人達と、「感動の共有」ができたら嬉しいな、とは想う。
一緒に釣りが上手くなって、互いの成果を喜び合ったりとか。あるいは刺激し合えたりとか。こうしたことは、年齢が上がるほどに難しくなるかもしれない。
 
 
歳を重ねると、熱が冷めていくケースもある。しかし振り返ってみてもこの10年、私の熱量が衰える気配はなかった。
釣れば釣るほどに楽しさが増していくばかりで、一つ何かをクリアすると、次の課題や目標が必ず現れる。
 
しかしこうした私の「釣り熱」に付き合ってくれる人ばかりでもない。また、私以上の熱量を持った人など、幾らでもいる。
 
仕事や家庭や体調など、置かれてる状況次第では、思い通りに釣りに出られないことだってある。
釣りに向かうモチベーションは個人差があるし、何を目指して釣りをするのか、その目的意識もバラバラ。
そのそれぞれに違う状態で、10年も経過すれば、個々の釣りに差異が出るのは当然だろう。
 
 
諸事情で渓流釣りから離れた人と話した際、その内容が、ずっと以前、釣りをしていた頃と変わってなくて、「時間が止まってる」ような感覚を覚えたことがある。
私の方は継続して渓流に足を運んでいて、意識がもう、その人の語る場所にはなかった。
この10年の間に、道具類は進歩したし、河川の状態が変わった個所も多い。
続けている同士であっても、経験値も考え方も、知識も技術も、それらの水準も向上のスピードも、取り組み方次第で幾らでも違ってくる。
 
このように、10年前まで五分で話し合えた同士が、会話内容が合わなくなるなんて、普通に起こる。出会った時には意気投合していても、少しだった違いが、年月が過ぎるほどに大きくなっていく。
 
友人との距離が出来るのは寂しい気がするけど、自分とは行く道が違う人に、同じ感覚を求めても仕方がない。それ自体に優劣があるのではないし、個々の選んだ道を、それぞれに行くだけのこと。
そしてこの方向性がある程度でも共有できる人と繋がっていくのだし、また行く道が別れれば、離れる事もあるだろう。
 
1~2年、もしくは出会ってもすぐに消える縁もあれば、ずっと何十年も付き合える人も居る。
 
消える縁にも続く縁にも理由がある。
出会えた人達と長く良い付き合いをしたいと、私は考えてるけど、実際にはそうならない事の方が多い。
 
「10年」と言う歳月で見てみると、色んな事が大きく変わると語った先輩の言葉は、本当だったのだなと想う。

秋のキノコ散策

このところ朝晩は大分涼しくなった。
猛暑の影響はいつまでかと思ってたけど、そろそろ冬の準備が要りそうなこの頃。

 
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晩秋のキノコ達が出始め、今年の山遊びも終盤の気配。
 
今回も渓流近くを歩いて、あわよくば大きなイワナでも見えないかと。
しかし山間で降雨があったようで、薄濁りの水色では、その姿は確認できなかった。
 
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いっそキノコ採りに絞れば良いのに、水辺に行くとやはり魚を探してしまう。と言うか・・遊び場を渓流近くに選んでしまうのは、やはり渓流釣りが好きだから、なんだけども。
 
淵尻でライズが見えた時など、しばらく立ち止まって、次を待ってたりして。多分ウグイか何かだろうけど、渓魚かもしれないし?
 
こうした時間がまた、渓流シーズン中と違って、なんともユッタリと過ごせて、良いものだなと想う。
 
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しかし今の目線の向かいどころの中心は、やはり山、そしてキノコ。
 
ある木の根元にクリタケの株を見付けて、近付いたら。
幹でオオスズメバチがお食事中。危ない危ない・・。
どうしようかと思ったけど、この株には番人が着いてる、と諦め。
この時期はどうしてもスズメバチが活発で、何処へ行っても出会ってしまう。私的に山の最恐レベルな生き物なんだよね・・。
 
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しかも、道なき山中で、「熊」臭+熊のウ○コが。
むむ、多分近いぞ??
 
すると、向かいの山で、木の枝が揺れてる!
出たか~!?っと見ていると、カラスの群れでした(^_^;
 
熊は冬眠前に木の実をタラフク食べるので、この時期に痕跡には結構出会う。あわよくば、「熊が木登りして食事する図」を観てみたいのだけど、それは未達成のまま。
 
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秋から冬に向かう季節に、クリタケ、ムキタケ、ナメコなんかが登場し、紛らわしい毒キノコの多くが姿を消す。
途中で多くのツキヨタケがあったけど、殆どが老菌だった。
 
今年は珍しく、10月半ばになってもナラタケが頑張ってる。例年私の行く地域では、大体10月初旬に採れなくなるのだけど。朝晩は冷え込んできてるので、晩秋のキノコが出始め、日中は暖かいので、秋のキノコが残ってる、のかも?
 
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9月最終までは、渓流釣りの最中にチョットしか手を出さないキノコ。
 
なので私は、夏~10月初旬のキノコに疎い。
8~9月にもキノコ探しをしていれば、今年の山の傾向とか、どの種が良く出てるとか、予想もできやすいだろうとは想う。知らない種が圧倒的に多く、見付けても大半をスルーしている。渓流釣りシーズン中は渓魚が最優先なので、仕方ない。
 
それでも渓流釣りがオフの間の楽しみがあるのは有難い。
今年も降雪が来るまで、山で遊ばせて貰おう。

9月の魚体観察

出会えた魚たちの画像を整理するのが、毎年の今時期の楽しみの一つ。

今シーズンは、最終の9月に、良い画像を並べる事ができました。
今後そうそうないかもなので、まとめ記事を一つ書きます。 

・・・・・・・・・

猛暑だった今年の夏の影響か、例年より魚の姿が「夏模様」のまま迎えた9月。
早い年は8月中に婚姻色を纏う魚が居るのに、今年は中々出会えなかった。
おそらくは、8月でも色付いた魚は居たと想う。しかしその数は少なかったのではないか、と私的推察。

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9月第2週

色付き始めた、精悍なオス。
橙っぽい、朱が混じった婚姻色の出始め。
サイズと顔付きからすると、完全に成熟する頃には、かなり厳つい魚になりそう。
鰭の色もまだ薄く、夏の特徴も残した個体。

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9月第3週

魚体の赤みに「黒」が入って来て、ヒレの先端の白色が際立ち始めている。
大分成熟が進んでる様で、ペアの成熟度次第では、繁殖行動を始めるかもしれない。

この個体はサイズの割に、顔付きが優しい。
今年はこうした、「大きくて、そして秋なのに、鼻が曲がり切らないタイプ」に出会う事が多かった。
このタイプの出現率が高い年の考察もあるけど・・あまりに不確定なので、公開は控えますm(__)m

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9月第4週

まさに「完熟」の個体。
ブナ模様の色合い、キバの生えた口、黒く染まった顔とヒレ。ヒレの先端が真っ白に浮き上がって、しかし尾鰭だけは濃い朱色。
太さも肌艶も、申し分なし。

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ここからは私の個人的感覚で。

最終幕の完熟のオスには、圧倒的な存在感がある。
身震いするほどの興奮と、河原で大声で吠えるほどの魚なのだ。

もう、サイズの大小などは関係ない。
出会えたことに感謝、その気持ちしか湧かない。

・・・・・・・

3週続けて、こうした個体観察が出来た事は、非常にラッキーでした。
こうして釣り上げた魚を見て、感じ考える事は沢山ありました。

実はこの3尾、釣った渓が全て違うのです。
時期も微妙に違い、その僅かな季節の進行の中で、魚達は性質と姿を変え、そして手強い渓魚との出会いがありました。

マイ・ルールがあり、私は2週続けて同じ渓は釣らない事にしてまして。
でも。
そろそろ「禁」を捨てて、個体観察のために、同ポイントを釣ろうかとも考えています。

追い求めて止まない、秋色渓魚。
ありがとう。

秋の釣り考察

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私がよく考える、釣りのテーマが幾つもあります。
その一つが「秋色渓魚をいかにして釣るか」と言うもの。知人たちと先日話をした際も、この話題が出て、しばしの時間、このことばかり話しておりました。

「秋」の釣りについて、私の考察を、少し触れてみます。
お断りしますと、私自身、「これだ!」と言える攻略法はまだ持ち合わせがありません。
秋の釣りの季節は、短いのです。せいぜい週一回程度しか竿を出せない私では、追い切れないのが正直なところです。
 
今回はイワナではなく、アマゴ系に絞って書くことにします。
私は婚姻色に染まった鼻曲りを狙っていますので、基本的には大型のオスがターゲットです。
 
 
・・・・・・・・
 
 
秋に限らずですが、まずは「相手を知ること」
渓流の居付きなのか、本流育ちなのか、または海、ダム(湖)出身なのか。
(私は海遡上の秋色と出会ったことがなく、すみませんが省略します。)
育ちが違うと、同じ種でも性質に差異があるので、自分が行くフィールドでは、どのタイプが釣れるのか?
 
そして「居場所を探すこと」
渓魚は季節ごとに、そして出自で、行動が異なります。
捕食が優先の時期ならば、教科書通りの場所が一等地でしょうが、「婚活」を意識し始めた渓魚の居場所は、食性や警戒心とは違う考察が必要になります。
 
 
夏と秋の境あたりから、魚の反応に変化が出てきます。つまりここからが「秋の釣りの始まり」です。
その合図は晩夏の水温の低下
魚には個体差があり、「○○℃を境に行動が変わる」と言うような、釣り人側に分かり易い基準は無いです(あるかもしれないですが、私は見付けられていません)。
 
夏から秋への魚体の変化は、繁殖行動の準備で、同じ日に一斉に産卵するわけではない渓魚は、その変化が一尾ごとに違うのです。
私の遊び場では(中部~長野)、早い年でお盆明け頃から変化の出る個体が現れ、その後順次、魚が秋めいてきます。
 
釣り手に大事なのは、秋色になった魚の性質を知ること
その一つに、彼らの食性の低下の始まりがあります。
鮭科の魚は皆、繁殖期が近付くほどに、食欲がなくなるのです。大型ほどこの傾向は顕著です。
 
メスは産卵床を作る役割があり、オスはペアになったメスを確保する為、他のオスの侵入と闘わねばなりません。
この時のオスの「戦闘」の為の体が「牙の生えた鼻曲り」であり、「盛り上がった背中」なわけです。
 
オスは「攻撃性」と言う意味において、口を使う性質を残しています。
更にはオスメス両方とも、完全に食性が消え去るわけでもありません。胃袋が収縮するほどに卵塊が大きくなったメスでも、喰う時は喰います。
食性、攻撃性、(+他の何か?)どれかにスイッチを入れられれば、秋色渓魚はハリ掛かりします。
  
 
夏までの渓魚を釣る際、次々に釣れる、好反応な日があると思います。こんな時は「高活性」とよく表されます。
エサ釣りでもフライでもルアーでも、良く釣れる日は釣り人の仕掛けを、長い距離でも魚が追って、しかもガッチリ喰うという状況、と私は考えています。魚の守備範囲が広がっていて、釣り人も魚も、多少のズレは気にならないような、そんな日です。
 
この意味合いで言えば、秋の成熟個体は殆どが「低活性」な状態です。
初めから「居るけど簡単には喰わない魚」を相手にすると想定して、道具も釣り方も、「何か」を工夫するしかありません。
ある程度粘るにしろ、上手く当てて一発で釣るにしろ、その「何か」がハマったとき、それが秋色との出会いです。
 
釣り方を工夫することは、秋以外の季節にも応用できる技術・考察であることが殆どで、次のシーズン以降にも決して無駄にはならないです。
逆を言うと、普段の技術・考察をアレンジして秋を釣るのであり、結局は「釣り」の何通りもある技法を、どう使いこなすか、となります。
 
つまりはオール・シーズン、釣り方のバリエーションが多い方が、秋もまた有利、なのです。
私が毎回苦労するのは、扱える技術の範囲の狭さが一因かもしれません。
 
 
婚姻色に染まった大物には、他の季節にはない、出会いの喜びがあります。
この感動を追い求めて止まないのです。

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