キノコ探し
9月末日に渓流釣りが終了すると、次は山の出番。 ターゲットは秋のキノコたち。
以前から目を付けていた場所が何ヵ所かあり、今年の第一戦は、木曽方面へ。
さて、キノコの発生状況はどうかな?
種類豊富に、ゴッソッゴッソと。

樹上に発生したキノコを見付けて、採りに行こうとすると、足元には違う種が。
その足元に夢中になっていると、先に見つけたはずの樹上のキノコを見失ったり?
地面を見たり、木を見たり、頭上を見たりで、何だか随分忙しい(笑)。
小型のクーラーボックスしか車に積んで来なかったので、容量が心配になってきた。
・・とか言いながらも、採取は続く(笑)。
そもそも釣り馬鹿の私が、何故にこうもキノコに面白さを感じるのか・・?
理由を考えると、幾つか思い当ることがある。
渓流域の釣りをする私は、その流れの構成要素に「山」が深く関わっていることは解る。
このことを釣りだけをしながら観るよりも、その山肌を歩いて感じることに、少なからず意味があるのじゃないかな。
植生や地形や地質など、多くの要素に触れられるから。
まぁ・・それは建前かもしれない。
何と言っても、採取すること自体が楽しい!
好きな山渓の空気の中で、採取して、そして美味しく食べる。 それでイイのだ、とも想う。
しかも今回は10月の初旬と言うこともあり、キノコの他にも、探したいものがあった。
観ることが出来ればラッキー!そんなにタイミングよく出会えるものでもないけど。
各所見回り、その姿(と、やはりキノコ)を探す。

開けた瀬の、白波の消えたあたりで、ようやく15センチほどの小さなアマゴが見えた。
チョコン!とライズを繰り返す姿に、何だか嬉しくなった。
やや大きな沈み石の周囲をウロウロしている。
ジッとその子アマゴを観ていると、不意にそれは現れた。
全身を秋色に染めた、見事なオスのアマゴ。 上流側からユラリと下ってきたのだ。
浅い瀬の流れの中、背鰭を出したまま、静かに、本当にゆっくりと。
40センチを少し切るくらいだろうか。
ユラリユラリと泳ぎながら、下流へと消えていく魚体。
最後の大仕事を終えたのだな・・
この姿には、言葉に言い表せない、感動があった。
ライズしていた子アマゴは、当歳魚。
その脇を通り過ぎ、下流へと落ちていく大アマゴ。
ありがとう。 その姿を見せてくれて。
本当に良い日だった。
心の中が何だか暖かくなるような、不思議な充実感を感じつつ、岐路へ。
渓魚たち、また来年逢おう。
今日からの数日は、キノコ料理と、姿の見えた魚達の姿を肴に、美味い酒が呑める♪
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