2013渓流釣行

最近の釣り

このところ、今一つ消化不良気味な釣行が続いている。
流れを前に竿を振っていても、どうもピリッと来るものが無い。。

2月の出だしから、割と好スタートの印象だっただけに、3月はオアズケを喰らってる感。
思考が贅沢になってるのかも知れない。

誤解の無いように書き添えると、イマイチ釣れないからつまらないとか、そう言う話ではなくて(それも多少あるけど・笑)。
自分が全力で挑んだ渓で、手応えが感じられない釣り、と言うのか・・?

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実は前々から、自分の行動パターンの見直しをしようとは考えていた。

特に初期は、条件的な厳しさから、経験上の手堅いポイント(河川)を選びがちなので、ややマンネリ感が無くもない。
河川を変えれば話は早いかもだけど、鑑札代金もばかにならないので、幾つもの漁権の購入はやはり痛いものがある。
遠くに行けば交通費も嵩むしね。

なので今年は同じ河川でも、意識的に「釣り方」に変化を付けようと、色々なアイディアを投入している(つもり)。

このことは私的にはかなり重要で、今までとは違った攻略が出来た感触があると、その日の釣りは満足度が高くなる。

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釣りに出るからには、魚に出会いたい。当たり前だけど。

ここにコダワリが加わるのが今の私の釣りで。
出会いまでのプロセスに、今まで以上に重きが置かれるようになったとは思う。
これは釣れた魚を持ち帰る事が少なくなったことにも、一因があるかも知れない。
逆に、プロセスを重視するようになったから、お土産の釣果に関心が薄くなったのかも?

そんなで、考察した条件に釣り方がハマる面白さが無いと、何か物足りないんだな。
ここで言う「面白さ」とは、完全に私の個人的感覚なので、文章では説明は難しいのだけどね。

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同じ釣るなら、大きなゴッツイ魚が。 綺麗で格好良いヤツが。 そんな出会う魚の姿も一つ。

この条件なら、こんな場所で、こんな釣り方で。 と言った、自分の読みや技術を駆使するのも一つ。

これらのパーツが組み合わさって、私の場合は釣りの面白さが構成される。

それがどうも・・
このところ肩すかしを喰うような、どこかの部品を組み損なうような?
意識的な結果のまずさは、単に己の未熟さだとは解ってんだけど・・。

ようやく到来した春、気持ちよく竿を振り、そして納める。
そんな釣りがしたいと心から想う。
その為には、意識の整理が必要なんじゃないか、と考えるこの頃でありました。

最終釣行

落ち込みから白波が伸び、いかにも魚が着きそうな深みに出会った。
岩陰から腰を落とし、何度か振り込み位置を変えて、一番の深場を狙う。 すると・・

渓流釣りの教科書?に載っていそうな、目印がスッ!と沈むアタリが。
素直に喰ったようだ。 即アワセせず、若干間を置いて強めに竿を煽った。

瞬間、ドドドドッ!!と手に伝わる衝撃が!

むぅ! 何だ、これは?!

水中に見えたその姿に驚く。 でかい!!

水面が波立つほどヤツは身をくねらせ、ハリを外そうと抵抗している。
秋色に染まった魚体が、ギラギラと反射するでもなく、鈍い光の明滅を繰り返す。

急ぎ自分が下流側へ移動し、態勢を整える。下の瀬に乗られたらアウトだ。

それにしても大きい! 見える姿から、40㎝以上は間違いない。
チラリと竿に視線を送ると、見た事が無いほど曲がっている。
タモを構えた時、その手が震えていることに気付いた。

 
強引に手前に寄せ、ここで勝負!!

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獲った・・!

魚がタモに無事に納まっても、まだ震えが止まらない。
よくぞ出てくれたものだ・・。

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この色合い。 まさに鮭科の魚だと。

獲れたことは嬉しいし、感動もした。
なのに、何だか申し訳ないような、不思議な気持ちになった。

でも、ありがとう。 出会いに感謝。

結局この場所では、この一尾釣れただけ。
入渓点からこの魚に出会うまでは、小さなアタリが2度ほど出たのみで、他の釣果は無し。

実はこの場所には、最初入る予定ではなかった。
行きたかった渓に先行者が居たので、行き先を2度も変更して、数年振りの区間に竿を出した次第。
まさかそこでこんな出会いがあるとは・・。

このままこの場所を釣るのもアリなんだけど、何故かその気が起きず。
一端竿を納めて、車に戻ることに。

 

さて、まだ時間はある。
各所見回るも、良い場所は殆ど車があり、釣り人が居る。
誰も居ないと思えば、真新しい足跡がベタベタと。
皆さん、好場所を良くご存知ですね・・。

数ヵ所転戦したものの、この後はこれと言った魚には出会えなかった。

今回は夕刻まで頑張るつもりだったのだが、途中で左膝に痛みが出始めた。
おかしい・・別にひどく転倒したりはしてないのに・・?
それもあって、本日はこれで終了。

私の2013渓流シーズンも終幕となった。

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事故も大きな怪我もなく、無事にシーズンを終えることが出来た。

今年も色々な出会いがあった。

全ての事柄に感謝したいと想う。 ありがとうございました。

秋口の増水

久しぶりの友人と同行することになった。
確か2~3年振りになるのじゃなかったかな?
彼は私の釣り友の中では最年少。 若くて体力もあるので、何処にでも一緒に行ける。
少々の悪場でも、あまり気を遣う必要がない(と思う)。

しかし、前日に雨が降り過ぎた感があり、本流域はゴウゴウと大増水。
普段はどうと言う事もない支流でも、渡渉に躊躇するほど水量があったり。

とりあえず合流する前に、各所を見回って、まずは単独で数ヵ所竿を出してみた。

Imgpiww←胸鰭が小さく見えますが、実物はピンシャンです

毎年この時期になると考えることがある。

本格的な産卵遡上には早いし、しかし増水時に上流を目指す魚が居るのは確か。
水温や標高など、遡上開始の要素が様々で、日付けだけではこれは分からないと思う。
このあたりが読み難く、特にアマゴの場合、私では居場所の予測が中々出来ない。

今回は友人をガイドする格好なんだけど、何処が良いか?と、これまた悩んでしまう。
何たって禁漁期は近いし、自分も楽しく釣りたいもんね。

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イワナの方は、割と素直。 居そうな場所から、普通に出てきてくれる。
しかしアマゴは・・チビッ子はともかく、やはり中々良型が姿を見せてくれない。

どうも今年はイワナの当たり年のようだ。
こうまで毎回のように良型のイワナに出会える年は、そうそう無いように想う。
だけど・・イワナも好きなんだけど、この時期に成ったらやはり、アマゴの婚姻色が見たい。

本流はちょっと手が出ない大水なので、支流を廻るしかない。
ある意味、同行の若き彼には、あちこち案内することも含めて都合が良いかも?

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彼の所作を観ていると、色々な事を想う。

増水の強い流れを懸命に狙っている。 
流れを見て、目を輝かせる様、釣りが本当に好きなんだな。

振り込み点が・・ オモリのサイズが・・ アプローチが・・

何かと口を出したくなったりもするのだけど、そこは黙って。
でもたま~にプチッとアドバイスを。

そんな時、「なるほどぉ~!」と実に素直な反応をする彼。
経験を積むうち、何時しか上手になると思うよ。 頑張ってね。

Imgpsa←画像右上に「彼」が居ます。

思い出すと、自分が20代の頃、40代の釣り人なんかは「神様」に見えることもあった。
なのに今の自分は、そのイメージには全然遠い・・。
彼の目から私の釣りがどう見えているのかは解らないけど、見てて参考になることがあれば良いなと。

さておき、何処でも魚の反応は出るのだけど、サイズがイマイチ上がらない。
入る支流を読み違えたか? いや、それなりの規模で、実績もある渓ばかり、のはず。
この増水で、何故出ないか?? 分からない・・謎だ・・。。

それでも同行してくれた彼のお陰で、話も弾み、随分楽しい。
これで見事な大アマゴが出れば完璧なのだが。

結局、納竿まで頑張ったものの、その出会いは叶わなかった。
案内役のくせに、かなり本気で釣ってたのにね・・。

今回は将来楽しみな若手との、楽しい時間に感謝だね。
秋の大アマゴとの出会いは、次回以降に持ち越そう。

ゲリラ豪雨

子供の夏休み期間中は自由が利かなかったけれど、久しぶりに単独で渓に行くことに。
水位を時折チェックして、指折り数えてこの日を待っていた。

まずは朝(と言っても、少々寝坊してしまい、すっかり明るくなってから現地に到着)。
早速竿を出すと、新子のアマゴ達が元気に出てきてくれた。

立ち位置を少しづつ変えながら仕掛けを送っていると、まずまずのイワナ達が。
間に8~9寸ほどのアマゴも釣れて、好い感触だ。

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よしよし、調子が良いじゃないの。 これは今日はイタダキかな?

と思っていたら、雨がポツポツと落ちてきた。
雨具を着ていなかったけど、車まで戻るのも面倒だし。 そのまま続行することに。

・・ところが。

ドンドン雨足が強まってきて、時に非常に激しいドシャ降りになってしまった。
少し遠くが霞んで見えるほどの降りように、一時撤退。
天気予報では、そんなに降るとは言ってなかったけども?

しかしどうしようか、実際こんだけ降ってるとなると、急激な増水が怖いし。
ジッとしてても何なので、川見がてらドライブを。

すると各所の渓が、ゴウゴウと激流と化しているではないですか!?

これはオッカナイぞ。 山の上のほうではかなりの降雨かもしれない。
今は大丈夫そうに見えている河原でも、水の勢いがこれでは・・近づくのもちょっと・・。

それでも少し場所を変えれば、釣りが出来そうな場所もあるかも?
とポジティブ(脳天気に?)に考えて、車を走らせたものの。

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・・・。 見る見る間に濁りが入り始めて、アッと言う間に本流はマッ茶色・・。

小さな支流もゴウゴウと音を立てていて、とてもじゃないけど、釣りどころではない有様。

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普段は多少の雨では濁らない渓も、全滅状態・・。
(ちなみに本流は、ダムが幾つもあるので、濁りの強い区間とそうでない区間がありました)

 

ものは考えようで、こんなに水が上がる時、河原から離れてて正解だったとは思う。

だけどねぇ・・

折角の休日に、楽しみにしていた釣りがちょっとしか出来なくて、とても残念な釣り馬鹿でありました・・。
恐るべし、ゲリラ豪雨・・。。。

山渓の空気の中で

渓流釣りとは元々は、山間の川で渓魚を釣ること。
大きな本流域の釣りでは、静かな自然の中にひっそりと親しむ、と言った要素はやや薄れがち。

道路から見える本流などは、釣っている最中にもトラックなどの走る音が頭上から聞こえたりもする。
それはそれで、当たり前なんだけどね。

時として、そんな喧噪と言うか、騒がしい場所を避けたくなる日もある。
今回は気分的なものが手伝って、頭の切り替えがしたかった。

 

釣りに出る際、精神状態は重要だと私は思う。
その時々の状態に合わせた釣り場なんて都合の良いものは、そうそう無いのかもしれない。

しかし「自然」とは真に良くしたもので、少々胸に引っ掛かりがあっても、如何様にも出来ると言うか。
「癒し」と表す向きもあるのは、良く解る気がする。

特に美しい渓谷に入れば、そう言った感覚は、多くの人が感じるのじゃないかな。
清らかな水の流れには、人の心を落ち着かせる効果があるのだと想う。

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そして釣り人である私は、渓魚を釣る。

自分の見立てた場所に仕掛けを送り、魚からの反応を得るべく、意識を集中させる。

 

魚を掛けてからの緊張感は、相手が大きくなるほどに高まる。

魚のパワーや重量感が大きくなるほど、ヤリトリの最中は頭の中が真っ白。
「精神状態がどうの」などと、思考する機能が完全に停止してしまう。

水面以外は何も見ず、魚の突進する方向に注意を払い、竿の操作で抵抗を捌く。

無事に釣り上げられた時は「よっしゃ!」と独り言が出るのも毎回のこと。
まさにそれは、釣り人にとって至福の瞬間。

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誰も居ない河原で、一人でガッツ・ポーズを取ったり。

思い出に残るような魚や、良い釣りの内容だと感じられた時など、尚更。

「あぁ、来て良かった」
と思えたら、その日の釣りは満足。   

今回は無欲で臨んだのが良かったのか?
尺を超す良型の渓魚たちが相手をしてくれた。
勿論のこと、本日の満足度はかなり高め。 やったぜ♪

朝から土砂降りの雨で、震えが出るほど肌寒かった。
しかし夏の雨天は、渓釣りには好天。
釣果の方は、そんな条件に助けられたのだと想う。

  
  

朝からモヤモヤとした、微妙な気持ちで釣り始めたものの、釣りの最中はやはり、色々な事を「忘れる」。

普段から、自然に感謝、とよく想うのだけど。

この趣味に出会えた、それ自体が凄く幸せなことなんだな。
そんな事を考えた一日でした。

大増水中

梅雨の末期、まとまった降雨の影響で、各河川はかなりの増水模様。

朝早くに川を見ると、とても釣りどころではない、ゴウゴウと濁流が流れていた。
予定していた区間には近寄ることも出来ず、しばし車で移動することに。
・・と言っても、何処も高水なのは同じ。

どうにか釣りが出来そうな場所を見付けて、川に立ったものの。

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立ち込みのキツいこと、キツいこと。
これは危な過ぎる。 こんな日は、おとなしく支流に行くのが正解かも。
本流とは違う視点での釣り、今日はそちらに転戦としよう。

最近の私は大きな本流に、今の自分の“釣りの好奇心”が向いている。
その理由は様々で、何かの理由が見付からない限りは、支流に行くことが少ない。

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何ヵ所か、久しぶりに支流を散策。

本流にも勿論あることだけど、支流の魚は渓ごとに姿や色合いがかなり違う。
今日はどんな魚たちに出会えるだろうか。

私の場合、本流で釣るときは、場所の見立て方や釣り方に意識が集中する。
支流に入るときは、魚の個体差や、周囲の環境の観察をすることが多い。
そこに明確な境界線があるわけではないのだけど。

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これなんか、私の好きなタイプの一つ。

花崗岩質の渓で見掛ける、パーマークが「斑」になったアマゴ。

やっぱし、綺麗だ。

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これは泣尺サイズ。 28~9ってとこかな。

本流の魚を見慣れていたので、その姿型の違いが妙に新鮮。
(カミング・アウト*掛かった時はでかいウグイかと思い、雑にヤリトリして、姿が見えてから真剣に・汗)
 

全般的に支流の魚は、本流育ちの魚に比して、ややスリム。
色が濃く、渓の特徴が強く出ている。
   

単純に魚の長寸を言っても、個体差から派生する事柄は、そこまでは測りきれない。
そんなで私は数年前から、魚のサイズは滅多に正確に計測しなくなってしまった。
そのくせ、大きい方が嬉しい、とのスケベ心は今も多分にある(笑)。

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トンボが飛び、セミが鳴いている。 すっかり夏を迎えた渓流。

とある淵尻のカケアガリに、何尾かのアマゴが定位するのが見えた。
所謂「見釣り」になるのだけど、ピタリと狙って獲れるかどうか、やってみた。

ところがこれがまた。
解ってはいたのだけど、見えている魚のピンポイントに仕掛けを送るのは、物凄く難しい。

上手く仕掛けが流れてるな、と思っても、脇から小型のアマゴが飛びついてきたり。
仕掛けをサラリと無視されたり。
そう簡単には、狙い通りに事が運ばない。

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普段の釣りで、「狙って仕留める」なんて考えているのだけど、やはりそれはかなり難しい事だと再認識。

 

気温がグングンと上昇し、真夏日となった本日。

涼しく綺麗な渓谷を歩くには、丁度良かったかもしれない。

元々は支流の上流部からこの釣りを始めた私。
「川」の何処でもが釣りの対象だったのに、少々偏りが出てきたのは確か。

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支流の釣りもやはり楽しかった。 また行ってみよう。

イワナの日

今年初の区間と、過去未踏の区間をメインに、プラス見知った場所を何ヵ所か廻ろう。
と言うのが今回のプラン。

まずは朝、久しぶり区間に入ったところ、そこは放流された、稚魚の巣窟・・。
エサの消費スピードがハンパない。
早々と見切りを付け、今度は新規開拓へ。

次は道路からは見えているけれど、降り口が遠く(しかも藪)、敬遠していた場所へ。
ここは流れの雰囲気は良い感じながら、残念、反応全くなし。
良いサイズの魚が出そうな構えなので、タイミングが合えば、ガツン!と来るかも。
降雨後など、水が変わるときにまた訪れてみよう。

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帰りの藪の中で、こんな光景が。 嬉しい~!
ある意味、魚より嬉しい。 

キノコには何故か、言葉にし難い、不思議な魅力があるように想う。
魚は釣れなかったけど、来て良かった♪

 

次は何処に行こうか。
何せここまでで、チビ多数に、7寸程のイワナとアマゴが出たのみ。
中々に開拓も甘くは無いみたいだ。

だけども、もう少し続けて新規のポイントへ。
見知らぬ場所は、歩くだけでも新鮮な気分になれる。
あわよくば、今後も何度も通える場所を見付けたい。

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「ここで出なきゃ、ウソでしょ」な大場所で粘って、尺を超すイワナが。

おぉ、ありがとう、よく出てくれたね。

そこそこのサイズのイワナは大体、掛かってから「潜水艦」と表される、川底を這うような泳ぎをする。
なので私の場合、この泳ぎが竿から伝わってくると、良型確定のサインに一人で笑顔になったりして。
「よっしゃぁ~、来たぞ~~!!」と独り言を(笑)。

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やや黄味を帯びた体に、ヒレの色合いが美しい。

よしよし、こんな調子で、次はアマゴも大型を。
・・って、そんな美味い話は中々なくて、ここからは反応もまばらで、しかも出てくる魚はサイズがイマイチ。

メゲズ・クジケズ・アキラメズ、ってヘンな呪文を唱えながら、またも場所を変えて釣り続行。

ある淵のカケアガリに見える沈み石を狙ったところ、根掛りしたような?
気がしたのだけど、一応アワセを入れると、グググン!!と引き込む手応え。

むぅ?! 何だ、これは?

イワナが掛かった、のは間違いない。
ただ、物凄い力強さ。 下流の瀬に乗ろうと、下るヤツを強引に引き止める。
とてもじゃないが、先のイワナを掛けた時のように、笑える余裕など無い。

竿は弓なり、これ以上走られたら、イトが飛びそうだ。
頭の中で「?」マークが点滅している。
水中に見える姿から、とんでもない大物でもない。
なのに、何だ、この強さは?!

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お読みの方、答えに気付かれましたか?

実はスレ掛かりだったのです。
尺2寸のイワナのスレ・・どえらいコト重かったです(笑)。

まぁ・・獲れたコトだし。 めでたしめでたし? そしてこの後。

 

『2度あることは3度ある』

その言葉通りの結果が出た。

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尺上イワナ3本目。

これはキッチリと上顎をハリが貫通していて、一尾目と同じく、笑顔で奇声を。
「よっしゃぁ~!また出たぞぉぉ~~!!」

サイズ的には、どれも遜色はないイワナたち。
長寸以外に、まずは色合いの違いに目が行く。 

私はアマゴ釣りをメインにしていても、このイワナと言う個性豊かな魚も好き。
本来はヤマトイワナの水系なので、あまりの姿の違いは微妙な想いもあるのだけど・・。

午前の釣りで、尺イワナ3本も出れば、上出来過ぎじゃんか。

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アマゴが居着くだろうポイントをズラした場所から、ドン!と出ることも多い良型イワナ。
これはこれで、出会えるとやはり嬉しく、そして楽しい。

好奇心旺盛、そして無節操なので、キノコがあればそっちへ、山菜があればこっちへと。
釣りをしながらも、出会って嬉しいのは魚以外にも沢山ある。

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最後に、2週前に良い型のアマゴを獲り損ねた場所へ。

先だっての時より、水位は高め。 しかも風の勢いが強まっている。

その一投目、ツツッ!と小さく引き込まれたアタリ!!

アワセをくれた瞬間、優に尺を超すアマゴが横っ飛びにジャンプ!
ぬぉっ!! まるでニジマスみたいだ、でもこれはアマゴだ!

竿を構えたら・・

すでにヤツは、ハリを外して逃げおおせておりました。。。。
あまりに一瞬の出来事に、しばし茫然・・。

 

今回の主目的だった新規場所の開拓は、良い手応えだった。
最後のアマゴが獲れてたら、言う事ナシだったけど。
今日はイワナ・デーだったのだ、としておきます。

楽しい一日と、自然の恵みに感謝!

好条件の釣り

久しぶりに前夜発で釣りに。
朝早く目を覚ます自信が無かったので、河原に車を停められる場所まで行き。
川の流れる音を聞きながら、一人の夜をまったりするのも良いものだな、なんて思う。

ようやく降雨の来た渓に、今回は期待しての出撃。
何しろ超渇水が続いてましたからね。
さぞかし好条件に違いないと、ワクワクしながらこの日を待ち、車中で横になってもプチ興奮状態(笑)。

早朝に川を観ると、微妙な濁りが入っていた。
想像したより水位は上がっていないけれど、出水で魚が動いたのは確かなはず。

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7~8寸クラスのアマゴがポンポンと出る。
やはり魚の活性が高い状況のようだ・・が、その上のサイズが出せない。

狙ってる場所は悪くないと想う。 では、何が足りない? 

ここは工夫で粘りたいところでもあるのだけど、今日の作戦はちょっと違う。
その作戦とは。

・・・秘密(笑)。

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ちょっと余談だけど、アマゴの色合いは、やはり川底に溶け込んでいるんだな、ってこの写真を撮る時に想いました。

一箇所に張り付かず、ほどほどで見切りをつけて、上流へ行くか、下流へ行くか、悩むところ。
何しろ今日は、行きたい場所がイッパイある。

ある場所で、流芯の周りを狙っていたところ、立ち位置のすぐ上手で、8寸ほどのイワナのライズが見えた。

イワナも最近あまり釣ってないし、見えちゃったからには、一応仕掛けを通してみようか。
ライズしてるような魚は、反応しないかもだけど?

立ち位置を変えて、上流側に振り込んだところ、一投目に上手く流れに仕掛けが乗った。
よしよし、良い感じ・・と目印を観ていたら、先程ライズの起きた場所付近で本当にアタリが!

掛かってからの泳ぎ方からして、やはりイワナだ・・・でも・・あれれ!??

重い! 8寸どころじゃないぞ、これは。
25~6センチを想定していたので、それを遥かに超える力強い引き込みにビックリの私。

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おぉ、立派なサイズじゃないの。
狙って仕留めたとは言えないけれど、これはこれで「あり」。

ありがとう! ライズしたイワナ君! キミを見つけなかったら、この魚にも出会えなかったよ。

 

私の場合、イワナでもアマゴでもそこそこの魚が出ると、良くも悪くも?その後の釣りのテンションが変わる。
気持ちに余裕が出るので、色んなことを観察し、釣り方も何時もとはあえて変えてみたりもする。
毎回釣りを始める前からこんな精神状態だったら、もっと違った山渓の楽しみ方が出来るのかも知れない。

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最近の私の釣りで、最も関心を高く持っている部分の一つが、立ち位置より下流側での操作。
“操作”と言っても、引っ張ったり止めたり、などのイレギュラー・アクションではなくて。
文章表現がし難いのだけど、上手くこれが出来ていると、「魚が喰いそう」な感覚が、仕掛けからかなりハッキリ伝わってくる。

私はこのことを、「仕掛けが流れを噛む」と勝手に表しています。
イトに掛かる水流抵抗、オモリの重さ、目印の位置など、色々なパーツがマッチすると、この操作が適うように思う。

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条件に助けられたのもあるのかも、この釣り方で良型が連発する場面もあった。

その操作が出来ている、とは私自身の感覚判定。
『まさに今』魚が喰いそう、と構えてるワケだから、掛け損ないは少ないし、
そもそも狙った場所に仕掛けを送り込む際の所作なので、本当に魚が掛かれば「してやったり!」な満足感がとても高い。

「よっしゃぁ~! 出たぞ~!!」
「おぅ! やっぱし居たか~!!」

誰も居ない川で、独り言の連発であった(笑)。

でも釣れない時は釣れないので、いつでも何処でも通じるワケではなさそう。
それは何がどう違うのか、ここを今後も考察して、精度を上げたいもの。
条件に釣り方を合わせると言うことだと思う。

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それにしても相当よく太った、所謂「砲弾型」のアマゴが結構出る。
こんな少雨・渇水の年だったのに、今まで何を食べて育ってんのかな?

 

まさに高活性な一日だったと思う。
これだけ釣れる日は稀にしか出会わない。
物凄い贅沢を言うなら、35を超すアマゴが見たかったな・・などと。

こんな日は仕事の疲れも忘れ、不思議な気持ち良さを感じられる。
睡眠時間も短く、川歩きでその疲れが増しそうなのに、まるでそんな感覚は無い。

でもやっぱり家に帰ってからは、一杯呑んで、コロリと倒れました(笑)。

案内役

友人のご一行が、木曽に行くとの連絡を貰った。
私も同じ日に木曽川を予定していたので、一緒に遊ばせて貰うことに。
私が通う地なので、一応、ガイドする格好になる。
なので合流する前に、川見がてら上流まで車を走らせてみた。

何処も渇水は先週より進んでるな・・これは何処に入っても厳しそう。
支流も覗いてみようか、と、少し歩いてみると。

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河原の木の切り株にヒラタケを発見。 嬉しい~!
万能キノコなので、何の料理にも出来る、そして美味しい♪

ウドも沢山生えていたので、テンプラ用にと、新芽を摘んだり・・

いや、イカンイカン。 川見しないと(汗)。
山菜やキノコは極めて“中毒性”が強いので、注意していないと意識がそちらに持っていかれちゃうのです(笑)。

電話で待ち合わせ場所を決め、河原で皆さんと無事合流。
でも・・あれ? 人数が増えてません??

聞くと、2人での予定が、更に2人増えちゃった、とのこと。
相変わらず、皆さん仲良しですね。今年お会いするの、何回目でしたっけ?

私は皆さんが散らばるのを見て、空いた場所でチョイと釣ってみる。

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うん、出そうなところには入ってるね。
人数は多いけど、広い場所を選べば、何とかなりそうかな。

ここで驚く光景に、いきなり出会ってしまった。

立ち込んでいる私のほんの数メートル前の瀬で。

水面が割れて、大アマゴが背鰭を出した!
映画のジョーズでもあるまいに。 何してんのアナタ?!

定位すると言うより、ウロウロしてるような、遊んでるような雰囲気。
完全に私の姿が見えている距離なのに、慌てる様子はない。

こんなの見ちゃったら・・ダメ元で一応仕掛けを通してみる。
が、しばし粘っても、ヤツはこちらは完全に無視。
うぬぅ・・ 当然と言えばそうだけど。 

水が動いたら、食い気も出るかも。 今度また挑戦してみよう。 

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人の釣りを観るのは面白い。

自分ならどうするか、そのイメージを持って、違いを探してみたりして。
一人で考えるのとは違った視点が生まれるように想う。
私としてはここらが複数人で釣りに出る際の、楽しみの一つ。

皆さんを眺めながら、空いた場所でポツポツと魚を拾う。

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ある場所で、狙いの場所を通過した仕掛けを、そのまま下流に送り込んだら「コン!」と来た。

む?! 良い重さ。 ギラギラと幅広の魚体が見える。

よぉ~し、ここは慎重に。
腰まで立ち込んでいて動けないのと、手前には強い流れの筋が何本もある。
予想外の下流側で掛けたので、そう簡単には寄せられない。

上流側に竿を絞り、魚を誘導する。
抵抗しながらも、ヤツは流れを上り始めた。 よしよし、いいぞ。 良い感じだ。

いよいよ寄せに掛かろうと、竿を立てたのだが、ここで水面に出た魚が激しく首振り!
マズイ!と思った瞬間、ハリが外れてしまった・・・。

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確か2年前の夏、今回とほとんど同じパターンでバラした大物が居たのをリアルに思い出した。
今回のは、そこまで大きくなかった・・と思う(多分)。

魚を掛けてから自分が動けない場所とか、魚に下られたら獲れない場所とか。
こうした場所でのヤリトリの際、竿の角度によく悩む。
同じシチュエーションは稀なので、出たとこ勝負!になることが多い。

2年の時間が過ぎたのに、同じようなバラシをやらかすとは、我ながら進歩がノロいなぁ。
そもそも不利な位置で、しかも読みを外して掛けるのも、甘いと言うか・・。

06_17_13_a1 ←F1が出ました

しかし、進歩かどうか微妙な部分だけど、人の所作を竿を置いて観察出来るようにはなった。
以前の自分では、ちょっと考えられないことだ。

いや、もしかして・・

好条件の日に当たったら、やっぱし他の人を放っておいて、目の色変えちゃうのかも・・??(笑)

 
 
楽しい時間が友人達と持てることに感謝。

次回は朝に見たヤツ、そして獲り損なったヤツ、必ず獲るよぉ~~!!!

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ウドの新芽とヒラタケ。

実に美味しく戴きました♪

感じること、考えること

例年より早めの梅雨入り宣言の後、雨が降らない。
川は何処も渇水となり、夏の水不足の心配もちらほら。

魚達も、渇水の川の中で、増水を待っているのじゃないだろうか。
時期的には遡上が始まってもおかしくはない。
今回はそんな魚達を探しに行ってみた。

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水、本当に少なっっ! こりゃ厳しそうだこと。

でも来ちゃったからには、何とかせねば。

川に降りようと、斜面上から眺めていたら、「川鵜」が見えた。
困ったヤツが来てるな・・と思っていたら、ザブリと潜った後、その口に8寸ほどのアマゴが。

おぉ~い、それ、釣りたいから逃がしてくれよ!

そんなこと、言っても仕方ないけどさ・・。

06_10_13_k4 ←渓に降りる途中にあった、木苺
  

さて、釣り開始。

大渕の深みに仕掛けを送り、様子を見ていたら、対岸の木がゴソゴソ揺れてる?
あぁ、猿だな。 何匹か居るみたいだ・・

と思った瞬間、竿を持つ手に「ゴトリ!」とアタリが!!

イカン!・・っとアワセを入れても、手遅れ・・。

くっそぉ~、猿軍団め。 掛け損なったじゃないか!(猿の所為じゃないかも?)

開始早々、川鵜と猿に邪魔された感じがしなくもない。
しかもこの後、魚からの反応が無い・・

アタリが出ないのは、鵜に荒らされたから? どうも状況が悪い。
何となく続ける気がなくなって、移動することに。

しかし・・車から見える川は、何処へ行っても、竿を出すのを躊躇するほど渇水。

下流域からの遡上態勢になっている魚は、こんな時は何処に居る?

通い慣れた地のこと、頭を巡らせて場所を幾つか想像してみる。

当たるかどうかは分からないが、何ヵ所かを選択。 ここから仕切り直そう。

水深のある瀬の深みで、コトコトッ!とチビウグイのようなアタリが出た。
無視するか・・・と考えたが次の瞬間、やはりアワセていた。

水中でギラギラとヒラを打つ、砲弾型の魚体! あんなアタリだったのに、アマゴじゃんか!
しかもナイスサイズっぽいし?! 

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うん、これは中々の重量感あるアマゴ。 ウロコの具合を見てもまさに遡上タイプっぽい。
30あるかないか、ってトコだね。  よしよし、狙い目が当たったみたいだ。
(実測しようと思ったのですが、撮影中に逃亡されました・汗。 夏にはきっと、物凄いヤツになってるハズ?)

しかし、もっと大きいヤツも絶対に居るはず。 それは何処に?

白状しておくと、この魚を取り込む最中、移動しようとして転倒。
全身ズブ濡れになりました(笑)。

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釣り自体には毎回と同じく、試したいことは色々あるものの。

とにかく水が少な過ぎる。 見知った景色に立つと、笑っちゃうくらいに。
こんな時には、普段見えない大渕の底なんかが観察できるので、都合よくこの状況を楽しむのも良いね。

それでも7寸くらいのアマゴ達は、不思議に結構元気。
魚の活性が低い、と言うワケではなさそう。 曇天だから、も関係あるように思う。

しかし冬のうちならともかく、7寸クラスでは、この時期の本流ではピリッとしない。

どう言うのかな・・

手を焼かせてほしい、と相手の魚に求めるM度?が、釣り人にはあるのじゃないかな。

小さい魚は、アッサリ獲れる。
でも大きな魚は、掛ける難しさも、そして掛けてから取り込むまでも大変。

それ以外にも、中々出会えない、地域固有の魚とか。
やっとの想いで辿り着いた大源流での一尾とか。
釣り人の多い激戦区で、してやったり!の魚も。
そもそも釣り自体が難しい、特殊な環境もある。

魚との出会いに、“感動”出来るのが、「釣り人」なんだと思う。

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アッサリと手に出来るのでなくて、ヤリトリの最中に全身を緊張感に支配され、必死になりたいと言う欲求。
狙いの魚が掛かってからは、小難しいことなど頭の遥か彼方。

そんなで、出てくる魚には、「手こずらせてくれるヤツであってくれ!」と願う私。

何が何でも、大物を・・と言った志向でもないのですけどね。
折角の遊びなんだから、楽しみ方は多様に持っておこうと思う次第。

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何箇所か場所を変えて、魚の反応を探す。

ダメな場所では粘っても反応なし。 しかし出るとなったら、ほぼ一発でアタる、今日は何処もそんな感じ。

年に何度か、時期に関係なく、こう言う反応がハッキリした日に出会う。 
こんな時は不思議と掛かった魚があまりハリから外れない。 何がどうなっているのだろう。

粘っても反応が出ない場所では、魚が「居ない」ワケじゃない。
「喰わない」「喰わせられない」のだとは思うのだけど、では喰わせられる時との違いは、と考えると、釣れないのだから、やはり分からない。

こうした、答えのハッキリしない事柄を経験として積み重ね、過程も含めて痺れるような魚との出会いに繋げたいもの。

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この魚は出方が印象に残った。

深みの沈み石の脇で、目印の延長線上の水底で、「アタリ」と解る前に、ヒラッと身を翻す姿が見えた。

イタダキ!! でアワセを入れて獲ったアマゴ。

毎回こんな電光石火でアワセのタイミングが取れれば、掛け損ないはグンと減りそうなんだけど。
そうそう上手くはいかないから、ハズしたときは、頭に血が上るんだよな・・(笑)。

  
一日の釣りの中に、幾つものシーンがある。

場所を変えれば、状況も変わったりするし、そうでなくて、同じ場所に張り付いたりもする。

どんな条件になっても、釣りの最中には、頭の中がフル回転するのは変わらない。

何時も色んな事を考える。 考える為に観察し、感じようとする。

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そんでたまに、微妙な魚も出たりするし・・
  

今日も楽しい一日だった。

しかしどうも、書きたいこと、想う事が多過ぎて、文章に纏まりがありませんね・・
取り留めのない作文にお付き合い下さった方々、ありがとうございました。

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