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2014年5月

2014年5月22日 (木)

山岳渓流を歩く

近くて遠い、と、渓流釣りをしていると、行き先の河川に思うことがある。
大した距離でなくても、何がしか気になる情報でも無ければ、足を向けないままの場所も多い。

 

今回は友人であるY氏のお誘いで、彼の遊び場を案内してもらう事になった。
ここはまさに、先に書いたような、私には未知の渓の一つ。
彼とは何度かお会いしているが、一緒に釣るのは初めてになる。

 

事前に色々と話を聞いてみると。
どうやら、初めての私が単独で行けるような場所ではなさそうだった。
そんな場所に行く機会を貰えた事に、まず感謝せねば。

 

Dsc_ka

 

早朝より、車を停めた場所から、まずは道なき山を歩く。
最近は道路から離れていない場所で竿を出すことが多い私には、妙に新鮮な感じ。

 

やや渇水のようだけど? さて、お魚さんたちはどんな具合かな?

 

まずは周囲を歩いてみる。
すると、居る居る・・ 淵で泳ぐ魚影を発見。 小粒なアマゴ達だ。

 

Dsc_kk

 

何と言っても、この透明度! 魚の動きが丸見え。
つまり魚の方からも、こちらが丸見えなんだろう。

 

岩陰から上流に向けて仕掛けを振り込むと、何と、一発で乗った。

 

Dsc_ka1

 

小振りながら、綺麗な魚体。

 

随分と素直に出てくれた。
初めての渓で出会う一尾目は、何とも嬉しいもの。

 

Dsc_kji

 

それにしても綺麗な水だな~・・。
元は水と景色の美しさに惹かれて、この釣りを始めたのだった。

 

今にして釣りを始めた頃を振り返ると、透明度の高い流れを前にして、アプローチがどんだけ酷かったかと思う。
それは経験を重ねることで、今は多少マシなってる・・ハズ。

 

しかし、これだけのクリアな水、水中の魚まで観察できてしまうと、これまた自分の釣りの雑さが良く分かっちゃうのだ。

 

Dsc_ka2

 

静かに近付くと、アマゴのパーマークが数えられるほど、水中の姿がくっきり見える。

 

そのアマゴが、竿を振った瞬間に居なくなったり。
また、何尾も見えているのに、一つも反応しなかったり。

 

これねぇ・・ 見えてるから分かるけど、普段の釣り場でも、きっと同じような事が起きてるよ・・。

 

Dsc_kya ←フライを振るY氏

 

 

この渓の不思議な特徴として、大場所の殆どが、波立ちの弱い瀞になっている。

 

それなりに勾配はありそうなのに、何でこういう流れ方なんだろ?
で、大体大場所の前後は細かく浅い瀬を形成していて、これと言った魚の着き場が少なそう。

 

なので、大場所をジックリ釣って、所々の小場所を狙う、そんな感じ。

 

魚の反応自体は素直で、上手くポイントに仕掛けを送れば、そこそこにアタリはある。
ただ、神経質なくらい静かに釣らないと、竿を振る前に魚が散っちゃうんだよね。。

 

Dsc_kkj

 

Y氏に聞くと、この渓に惚れて、殆ど余所には行かず山遊びをしてるのだそうだ。

 

 

景色や雰囲気、ここで過ごす時間に、心が捕まっちゃてるのだろうね。

 

そこへ行くと私は、「釣り」に心が捕まってるので、何処へ行ってもガツガツしてるのだな(笑)。

 

Dsc_ka5

 

この場所では、基本的にほぼ自然繁殖した魚達が相手とのこと。
漁協による放流などは無いそうだが、以前はイワナ一色の渓だったとも聞いた。
すると、このアマゴ達は何処から?

 

全体的に川虫も少ないので、魚の成育自体は良くない環境とも思える。
それにしては、見える範囲だけでも、小さいながらそこそこ魚の数は居る。 
幾重にも不思議なところだ・・。

 

Dsc_kik

 

やや大きな滝と出合ったところで、この区間の釣りは終了。

 

美しい景色の中で、軽く食事休憩をし、山を歩いて車に戻る。
その道中、若干膝が笑い出しそうであったが・・(翌日は筋肉痛に襲われました・笑)。

 

ここでY氏とはお別れ。

 

Yさん、良い場所を案内くださって、ありがとうございました!!
またの機会に、よろしくお願いしますね~!

 

  
 
 
さて、まだ明るいし、時間はある。

 

折角来たのだから、各所見回って、竿を出してみることに。

 

今度は漁協の放流もある区間。

 

Dsc_kw

 

本流筋を探るも、殆ど生命反応がなかったので、先の区間のずっと下流に入ってみた。

 

上流部よりは砂が多いけど、ポイントの構成や水の色はそんなに違わない。
川が大きい下流域ゆえ、釣り手の身を隠す場所も少なくて、釣り自体は更に難しいようにも思う。

 

一つ気付いたのは、下流部にはカゲロウ類の姿が見られる事。
しかし、これがまた小さい小さい・・だけどこんな小さい川虫は、結構魚達の好餌なんだな。

 

Dsc_kww

 

釣れるアマゴも、砂地らしく、腹部の黒班が少ない。
上流部のアマゴと比べて、色合いも違う個体が出る。

 

こんな観察が楽しくて仕方ないのだけど・・欲を言えば、もう少し大きい魚が居ないかな、と(笑)。

 

 
 

 

近くて遠い渓には、色々な発見があった。

 

帰り道の車中、今日の釣りを反芻しつつ、次回の釣りを考える。
見知らぬ地を釣るのは、自分の釣りを見直す良い機会にもなる。

 

さて・・次はどうしてやろうか・・?

 

 

 

 

 

2014年5月 4日 (日)

ウェーダー・デビューの長男

私は仕事の休みが月曜日なので、土日に家族と出かけたりは出来ない。
今回は子供が参観日の振り替えで月曜が休みになったので、一緒に渓へ釣りに。

 

竿は5Mを用意。 ずっと以前私が使っていた安物なんだけど、実は今でも結構お気に入りの一本。
そして水の冷たい今の時期、長男は初めて胴までの「ウェーダー」を着用しての川歩きだ。

 

今回の目標は、「振込みから取り込みまで、一人で釣る」こと。
今までは私が手伝ってたからね。

 

Dsc_kl

 

 


まず、子供が渓流で延べ竿を使用する場合、初めに苦労するのは振り込み。
これは幼子でなくても、初心者の人は同じかもしれない。
狙った場所にある程度仕掛けが飛んで行かないことには、釣りが始まらない。

 

そこで、初めにやって見せて、何度か本人にトライさせる。
すると何回かに一回くらい、「ソレっぽい場所」に仕掛けが落ちるので、やっとこさ釣り開始、となる。

 

「いいぞ、そのままそのまま・・引っ張ったりしないで、静かに・・」

 

Dsc_koi

 

何度もアタリは出るのだけど、今度はアワセが効かない。

 

それでもたまに、ポロリとアマゴが顔を出してくれる。

 

そのたびに「釣れた~~!!」と喜ぶ長男だが、ヤツはもっと大きいのが釣りたいようだ(笑)。

 

 

 
観ていて驚いた事があった。

 

私は仕掛けを流れに乗せる際に、目印を水中に沈める事が多いのだけど、
教えていないのに、ヤツは私と同じようにやるのだ。

 

何度か一緒に川遊びをしてるので、その際の私のやり方を真似てるらしい。
これはこれは・・幾重にもビックリじゃわ・・。。

 

Dsc_ks

 

 

Dsc_khg

 

私は竿を持たず、今回は長男が主役。

 

河原には美味しそうな山菜が沢山出ているので、釣りをする姿を眺めながら、私は晩御飯のオカズをせっせと採取。

 

少し目を放すと、対岸の枝に仕掛けを喰われたりしてるので(笑)、その都度ヘルプに入る。

最大の課題の一つは、自分で仕掛けが組めない事なんだよな・・。
まぁ、おいおいそれもクリアして貰うとしよう。


小谷にしては、やや水深のある大場所に出会った。
これは「いかにも」なポイント。 さぁ、釣れるかな?

 

そのヤツの一投目、「あっ! 反応した!!」と長男。

 

どれどれ・・? 

 

そして弧を描く竿! おぉ?! 何か掛かったな?

 

水中でギラリと魚体が翻るのが見えた。どうやらまずまずのサイズのイワナだ。

 

「おい、ゆっくりだぞ、
・・・いやそうでなくて、もっと手前に・・
アカンって! それじゃ木の枝に竿が当たるぞ・・」

 

・・等々、何を話したか定かではないが、ヤリトリしてる長男以上に興奮状態の私(笑)。
「手に汗握る」とはまさにこのこと。

 

Dsc_kkj

 

お~・・・! ナイスなイワナじゃないの!

 

「やった~~!! 大きいのが釣れた!!」

 

どうも、「大物」に心惹かれるのは、大人も子供も同じやね(笑)。

 

それでまた、長男が言うには。
「もっと大きくなってからまた釣ればイイから、逃がしていこう」 と。

 

もう少し幼い頃は、獲物は何でも持ち帰りたがってたのに、随分と成長したなぁ・・。

 

Dsc_kd

 

 

 

小4になった我が子。

 

私が初めて小さなイワナを沢で捕まえたのが小5のとき。
そして、竿でアマゴを釣ったのが、小6のときだった。

 

渓流の釣りにハマって、小谷のチョウチン釣りばかりしてた頃には、
イワナもアマゴも25センチもあれば、随分立派な魚に出会えたようで興奮した、そんな記憶がある。

 

今のヤツの目には、どんなふうに渓流や渓魚たちが見えているのだろう。
願わくば今後も、自然の中で遊ぶ好奇心を持ち続けて欲しいものだ。

 

Dsc_kgkg

 

帰りの車中、プチ今日の反省会を。

 

どうやらヤツは、アマゴの掛け損ないの多さが納得できないらしい。
うむ、お父ちゃんも今でも全然納得できないぞ(笑)。

 

「もっと大きい魚は、今日のより引きが強いんだよね。今度は釣るぞ~!」
そうかそうか、そう簡単に釣れたら、父ちゃんは焦るけどな(笑)。

 


我が子の成長を眺めて、嬉しく楽しい一日でありました。

 

その数日後のこと。

 

140503_155503

 

高山市の親戚の家に遊びに行った長男から、画像が送られてきた(嫁さんの携帯で)。

 

ヤツは再度ウェーダーを着用して。

 

タモで捕まえた!のだそうだ。 ・・・釣るんじゃなかったのかな?(笑)

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