2015 渓流解禁
2月になり、一部の地域で渓流釣りが解禁となった。
何年もこの釣りをしてきて、この時期では「まだ早い」のは分かっているのに、やはり心が躍る。
胸中にあるのは、釣りを通して渓魚との再会をする期待感。
何故にこうも惹かれるのか、自分でも不思議ではある。
朝のうちはまるで反応が無かったのだけど、ようやく本年の初物が。
綺麗だ・・本当に綺麗。 ありがとう、出て来てくれて。
キーンと冷えた空気と水。
自然の景色は四季を通じて変化し、その全てが美しい。
ただ渓流を歩いても、確かにその心落ち着く美しさは見られる。
しかし竿を持ち、そこに棲む魚との出会いを求めると、ある種のドキドキする感覚が加わるのだ。
岩を登り、冷たい流れを歩く。
足は攣りそうになるし、真っ白な息をゼェゼェと吐くはめにもなる。
この寒中に、何をそんなにまでして・・とも言われるし、自分でもそう想う。
ちょっと大袈裟な表現をすれば、「夢」を追ってるんだな。
その為に釣り方や道具に工夫もするし、多少寒くても、歩くのがキツくても、次の魚信を探して竿を振り続ける。
別に他魚種が嫌いなわけでは無いが、渓魚にはその出会いに格別な喜びがある。
何年続けても、何尾出会えても、その追求には終わりは多分無いのだろう。
今年も夢を追い掛けるシーズンが始まった。
どんな展開があり、どんなドラマが起こるだろうか。
楽しみは増すばかりで、そして夢は膨らみ続けるのだと想う。
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