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2015年6月

2015年6月16日 (火)

遡上系

流芯の向こう側に仕掛けを流すと、流れのヨレに上手く仕掛けが乗った。

 

いいぞ、良い感じだ・・・すると、根掛りのような、重みの乗る感触が。
 

 

アワセを入れると、ググッ!と潜るような手応え。 おっ、イワナかな?

 

しかしこの後は、下流へとキュンキュン下って行く。 あれ、何だこれ、イワナじゃないぞ??

 

次の瞬間、ジャンプ!! うわ、ニジマスかい?!

 

いや、でも違うぞ、この泳ぎ方は??

 

Dsc_2189

おぉ、よく太ったアマゴだ。

 

やり取りの最中、何度も「?」マークが頭の中で点灯しちゃったよ。

 

ありがとう、楽しませてくれて。

 

釣り方がハマった手応えがあり、何よりそれが嬉しい。

 

出てきたアマゴが良型となれば尚更だね。
 
 
 
時折、「尺」という一つの壁?に、不思議さを感じる。

 

アマゴ(と言うか、渓魚)に関しては、ここを越えるあたりから、急に迫力が増すように思う。

 

釣れれば勿論嬉しい。そして「思い出」が追加されて、更に次の出会いが欲しくなる。

 

29センチと尺上、さして違わないように見えるのに、記憶の残り方は私の場合は確かに違う。

 

幾重にも不思議な単位だな、と思う次第。

 

Dsc_2201

 

Dsc_2202

一方、こちらはサイズは大したことはないけど。

 

肌と鰭の色合いが美しくて、しばし見惚れたイワナ。

 

本流の釣りをメインにしていると、あまりこうしたタイプには出会えない。

 

おそらくは何処かの支流から来た魚だろうと思う。こうしたイワナ達にも今後頑張ってほしいものだ。

 

 

 

海産では無い遡上型の魚は、私の通う地では大体6月頃に出始める(たまには4月や5月でも出ると思う)。

 

これは居着きの魚とは性格が違う、と私は考えているので、釣り方も同じではなくて、色々と工夫を凝らすのが面白い。

 

今日のアマゴは典型的な遡上タイプ。
これに出会うのが、これからの時期の私の狙いの一つ。

 

そして私の好きな、「夏の釣り」が始まる。

2015年6月 2日 (火)

木曽川へ

ここ1ヶ月半ほど、マトモな釣りをしていなかった。

 

いや、釣り場には出ていたのだけど。
子連れでちょっと遊んだり。
何年振りかにサツキマスを追い掛けて、ボウズだったりで。

 

釣果の無い日々が続いていた次第。
子守りは仕方ないにしても、サツキマスに振られっ放しもスッキリしないので、今後タイミングを見計らって再挑戦の予定。
 
 

 

私は鮎釣り解禁の頃から木曽川へメイン・フィールドを移すのが恒例で、今年も出向いてみた。

 

朝一、第一投ですぐに一匹目のアマゴが釣れた。
なんてあっけないんだ・・サツキマスなんて、朝から晩まで通してもアタリも出なかったりするのに。

 

Dsc_2117

 

 

 

早々にサイズ的にはまずまずのアマゴが。

 

嬉しい、と言えば嬉しい・・がしかし、どうも魚質が微妙だ・・・。

 

理由は分からないのだけど、木曽川では毎年この時期に、このタイプに出会ってるように想う。

 

何て言うの? ウロコは荒いし、幼い顔つきの割に、長さはある。
食べてるエサの都合とか、諸説聞くけど、どうなんでしょ?
放流されてる稚魚とかの問題もあるのかな。鰭の張りを見る限りでは、放流成魚の居残りって雰囲気もないし。

 

あらためて思い返しても、そう言えば、夏時期以降ではあまり出会わないタイプでもある。
書きながら、「今」気付いたぞ? これは観察せねば。

 

Dsc_2131_2

このアマゴは本流らしい綺麗な個体。
うん、こう言う魚に頑張ってもらいたいな。

 

 

 

今回は思うところがあって、足早に各所を廻る。
見知った釣り場の良いところで、まずはそこ、次はここ、と魚の反応を見ながら作戦を立て易い。
今シーズンは初めて通すので、尚更多くのポイントが見たい。

 

それに・・
言い難いことをあえて書いてしまうと、正直、木曽川水系はここ数年、釣り場としての状況が厳しい。

 

Dsc_2123

私が木曽に通うようになって20年近くなる。

 

最初の頃の初心者の自分でも、それなりに魚の反応は拾えていた。
それが今となっては、頭の中で「?」マークが点灯するような、大場所が連続で全くの無反応、なんてことはザラに起こる。
どうしちゃったのかなとも思うけど、ぼやいてみても仕方ない。

 

釣れないわけじゃないし、良い魚も居るところには居るので、そこを探り当てるのに、どうしても足を使うことになっちゃうんだな。
流域面積が広い釣り場ゆえ、移動距離もまた伸びてしまう、そんな感じ。

 

Dsc_2139

 

魚が居ないと言ってしまったら、話はお終いなのは解る。
釣れない場所に出会った際、工夫して結果を出そうとするのは私も勿論同じ。
しかし木曽はダム河川なので、支流の上流とかならともかく、人為的水位の増減が結構起こる釣り場では、居てもどうにもならない区間も発生しやすいのは確かだし。

 

それに、車で数分も移動すれば、景色も川相もガラリと変わる。

 

こうした釣り場の豊富なバリエーションも、木曽川水系の魅力の一つだと思うからね。

 

Dsc_2135kinj

最後に選んだ区間で、元気の良いニジマスが出た。

 

この魚は評価が分かれるところだが、私はあまり好きじゃない。
パワーあるから、掛かると楽しいんだけど、素直に喜べないんだな・・。
アマゴやイワナに出会いたくて釣りしてるわけだし。

 

最初のアマゴの画像にも、ある意味同じことを感じる。

 

アマゴだから良いんじゃなくて、綺麗で、格好良くて、野性味が感じられるのが渓魚の魅力だと私は思ってるのでね。

 

魚に罪はないから、あまり悪口言っちゃイケナイかもだけど。

 

木曽川水系には、良い魚も居るんです、間違いなく。だったらそっちに出会いたい。

 

 
今後はしばらく木曽通いが始まる。
今年も良いシーズンにしたいものだ。

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