遡上系
流芯の向こう側に仕掛けを流すと、流れのヨレに上手く仕掛けが乗った。
いいぞ、良い感じだ・・・すると、根掛りのような、重みの乗る感触が。
アワセを入れると、ググッ!と潜るような手応え。 おっ、イワナかな?
しかしこの後は、下流へとキュンキュン下って行く。 あれ、何だこれ、イワナじゃないぞ??
次の瞬間、ジャンプ!! うわ、ニジマスかい?!
いや、でも違うぞ、この泳ぎ方は??
やり取りの最中、何度も「?」マークが頭の中で点灯しちゃったよ。
ありがとう、楽しませてくれて。
釣り方がハマった手応えがあり、何よりそれが嬉しい。
出てきたアマゴが良型となれば尚更だね。
時折、「尺」という一つの壁?に、不思議さを感じる。
アマゴ(と言うか、渓魚)に関しては、ここを越えるあたりから、急に迫力が増すように思う。
釣れれば勿論嬉しい。そして「思い出」が追加されて、更に次の出会いが欲しくなる。
29センチと尺上、さして違わないように見えるのに、記憶の残り方は私の場合は確かに違う。
幾重にも不思議な単位だな、と思う次第。
肌と鰭の色合いが美しくて、しばし見惚れたイワナ。
本流の釣りをメインにしていると、あまりこうしたタイプには出会えない。
おそらくは何処かの支流から来た魚だろうと思う。こうしたイワナ達にも今後頑張ってほしいものだ。
海産では無い遡上型の魚は、私の通う地では大体6月頃に出始める(たまには4月や5月でも出ると思う)。
これは居着きの魚とは性格が違う、と私は考えているので、釣り方も同じではなくて、色々と工夫を凝らすのが面白い。
今日のアマゴは典型的な遡上タイプ。
これに出会うのが、これからの時期の私の狙いの一つ。
そして私の好きな、「夏の釣り」が始まる。
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