北の地へ
一泊二日の強行日程での、北海道遠征。
昨年初めてやってみて、結構楽しめることを知ってしまった。
航空券が安くなってる今、北海道へのハードルがグンと下がった感がある。
9月末で禁漁になる渓流釣りの愛好者の私にとっては、秋以降に竿が出せる北海道は、垂涎モノ。
この時期に釣りものと言えば、まずは『ニジマス』。
昨年の釣行で、私のニジマスに対する評価は、北海道産のそれに関しては、大きく変わった。
とにかくパワーが段違いなのだ。
理由は良く分からない。本州で出会うニジマスとは、まるで別種のような。
今回釣れた中に、ホウライマスのような個体が居た。
これまた不思議な出会い。
浅瀬で背中を出したまま、悠然と群れ泳ぐ様は、岐阜県人の私には圧巻。
禁漁魚種なので、釣っちゃイケナイんだけど・・あまりに沢山居るので、引っ掛かったりするんです。
で、チャッチャとハリを外して、リリース。
地元の人に聞いたら、持ち帰らなければセーフなんだとか。
釣り自体が禁止されてる訳ではないので、ねぇ・・。
ヤリトリの最中は楽しくもあるのだが、誰かに見られて通報されんかと?
変なドキドキ感があって心臓に悪い。
釣るかどうかじゃなくて、こうした環境を見られるのが、私には物凄く魅力的だと感じる。
掛かった魚のパワーや、その姿は勿論なんだけど、周囲の自然や景色が、私の普段の行動範囲とは全然違う。
浅瀬に群れてる鮭なんかは、暫く眺めていても飽きない。
でも残念ながら、ずっと腰を据えてしまうと釣りの時間が無くなるので、後ろ髪引かれ?ながら、次のポイントを目指す。
日程的にキツキツなので、出来れば空港の近くに釣り場があると嬉しい。
・・と考えて今回、千歳周辺を探ってみたのだが。
話には聞いていたけど、こちらは「ブラウン祭り」の様相。
出ればほとんどブラウン。
それで道から近い場所などは、人が入れ替わり立ち代わりで竿を出してる。
ほぇ~~・・
凄い人気河川、そして魚種なんだろうか。
これまた良く引くし、楽しいことは楽しいだけど、私的にはちょっと微妙・・。
植生が本州よりはロシアなんかに似てるように想う。
ブラウンの悪口言っちゃイケナイかもだけど、この景色の中で、出会える魚がイワナやヤマメ等だったら、私的には嬉しい気がする。
どうしてこれだけブラウンが繁殖してるのか? そもそも欧州産のこの魚の移入経緯は?
ニジマスは現在の北海道では、河川の釣り人気が第一位の魚種と聞く。
このまま何年も過ぎる頃には、欧州産のブラウントラウトは、どんな位置付けなんだろう。
北海道の釣りには、何回来ても、その度に違う気付きや発見がある。
もしかすると、逆に北海道の釣り人が中部に来たら、内容は違えども何がしかの発見があるのかもしれない。
今回も楽しませて貰った。
また来年も。
足を運び、そして様々な出会いが叶います様に。
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