晩秋のキノコ採り
渓流釣りのオフシーズンとなる、10月からの楽しみの一つがキノコ。

山渓を遊び場にする私にとって、キノコもまた、追い掛けて止まないターゲットでもある。
優先順位の問題で、渓流釣りの解禁期間中には、入退渓時くらいしかキノコには手を出さない私。
10月になれば、竿を持たずに山に入るので、これ一本で十分に楽しい。
山を見て、木々の植生や地形などを観察する。
そして「出ていそう」な場所を歩き、キノコを探す、このプロセスが面白い。
この感覚は「釣り」に通じるものがあるような気がする。
渓流釣りと山菜採りとキノコ狩りは、ワンセットの山渓遊びだと、随分前に聞いた。
季節ごとの自然に相対して、その恵みを楽しむのは、確かにその通りだと想う。
淡水の釣りにも種類があり、中でも「山」と密接に関わるのは渓流釣り、と言って間違いはないだろう。

その山渓の秋の恵みが、先人と同じく、私にとってはキノコなんだな。
ムキタケ、ヒラタケ、ナメコ、クリタケ・・等々。
晩秋のキノコたちが紅葉の山で出迎えてくれる。
これがまた、食べても最高の秋の味覚。
個人的には、鍋や味噌汁、炒め物なんかがお気に入り。
キノコ鍋は食べ過ぎて危険なくらいだ。 何たって、美味い!!(笑)
沢伝いを歩いて、イワナの魚影を眺めながらのキノコ採りは、釣り以上に面白いと感じる時もある。
竿を出せないから故、ゆっくりと周囲を観察出来たりもするからだ。
楽しく遊んで、美味しく食べられるのだから、相当な贅沢のようにも思える。
近年は渓魚は釣ってもリリースすることが多いので、尚更そう感じるのかも?

こんなナメコの群生を見付けたら、そりゃもう、山を歩く自分の足が信じられないくらい、早い早い(笑)。
採取する楽しさ、食べて美味しい嬉しさ。
これをクリアしてくれるのが秋のキノコ。
山渓を歩くのは、釣りから離れてもやはり良いものだなと、毎回思う。
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