2015 渓流釣行

手取川再訪

今季2回目の、手取川の鮭釣りに。

前日に結構な雨が降り、ダム放水もあって、増水中。

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うわぁ・・・これ、釣りになるのだろうか?

しかし意外にも、鈍いながら鮭の反応はある。
こんな状況でもハリに掛かってくるのだから、鮭は逞しいなぁ。

問題は、この水勢。
掛けた後、流芯に潜り込まれたりすると、中々出てこない。
そうこうするうちにバラしたり・・

4回掛けて、やっと一尾目が獲れた。
とにかくこの流芯から魚を抜かない事には、どうにもならない。
いつも以上の力勝負となった感じで、獲れてもバラしても、一休憩入れたくなる。

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途中で大型が掛かった。
結構なサイズだったみたいだけど・・獲れなかった。。。
見てた人が言うには、ヤリトリの最中に、歯にイトが当たって切れたのだろう、とのこと。

70センチ台までは、バラシはあるものの、割と何とかなる(ような気がする)。
ところがそれを超えてくると・・急に鮭は手強くなる。
こんなんで、メータークラスの魚なんぞ掛けた日には、どうすりゃイイのだ?

来年以降も修行するしかないな、こりゃ・・。
やっぱし捕れないと悔しいもんね。

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↑ちなみに、この日の最初の釣果はコレ(笑)。


今回良かったのは、増水の瀬で、流芯から魚を離す竿捌きの練習が出来た事。

流れの向こう側で掛けると、流芯を跨がないといけない。
水勢がかなり強いので、悠長なコトはしてられないからね。
それにこんな日じゃないと、激流を捌く体験は出来ないだろうし。

こうして釣り方と道具立てを工夫して、今後も楽しく釣りたいと思う。

手取川鮭釣り

今年も秋の鮭釣りのシーズンが来た。

聞くところ、石川県の手取川では、今年上流部で大規模な崩落が起き、雨ごとに物凄い濁り水が流れるんだとか。
元々そんなに透明度高き川でないのだけど・・どうなることやら?
予定日前後は雨マーク出てるし?

不安ながらに向かった当日、予報通りの雨模様でも、気になるほどの濁りは無い。
しかし、昨年とは流れが変わってるので、記憶はリセットした方が良さそうだ。

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鮭がドバン!と飛び上がったり。
何の動作なのか、水面近くで遊んでる?のが見える。

こりゃ、かなりの数が居そうだ。

そして嬉しい推測が当たり、まずまず反応が出る。

大きなウグイも活発に掛かって来るので、ちと困ったモンだけど(笑)。

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私は普段の釣りでは、ストリンガーはあまり使わない。

一応持ってるので、今回持参してみたのだが。

一匹目の鮭に、大暴れされて、アッサリと外されてしまった。
ど~~やって掛けたはずの金具をコジ開けたのか分からない。
しかし、ヤツは悠然と川に帰って行った・・・。

壊れたストリンガーが落ちてたので、私と似たような体験をした人も居るかな(?)


結果、雌雄合わせて8本の釣果。

バラシも同数くらいあったかな。

バラしたと言っても、しばしヤリトリした後なので、筋肉疲労の蓄積はあるみたい。
かなり体の各所が悲鳴を・・。
筋肉痛に襲われて次の日はヤバかった。


フロロの4号通しでも切れちゃうし。
80センチくらいまでは、4号もあれば大丈夫だと思ってたのだけど。
もしや・・劣化してたのかなぁ?

目測80超えを2度掛けたのに、いずれも獲れず(一本は切られ、もう一本はハリが外れた)。

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私の握力と背筋力と体重が、各プラス10キロあれば、結果は違うかも知れない。

バラしたり、イトが切れたりすると、尻もちついたり、後ろにひっくり返ったりする。
相手に対して、力不足な感じもしなくもない。

スレ掛かりのときなんか、思いっっっきり体重を掛けて竿を絞ったんで、釣りの最中に初めて「土」の匂いを嗅いだ。
 
どんだけ無理な体勢してたのかと、我ながら笑える。
自身の頭部が地面に近付くくらいに、引きに全身で耐えてたのだ。



鮭の釣りは、掛けるまでの工夫よりも、掛けてからの勝負に意味が大きい釣りだと想う。

ある程度本流域での釣りの経験がある人なら、掛けるまではそんなに難しくはない(多分)。

掛かってから、寄せるプロセス、その力技具合が楽しい。
体重を掛けて思いっきりの綱引き勝負が出来る魚は、国内の河川にはそうそう居ないからね。

掛けた瞬間から、鳴り続けるイト。
鮭が水面に出た際に出来るド!デカイ水飛沫。
アドレナリンが出まくりの、超興奮状態が味わえる。

今回も十分に楽しませて貰えた。

どうやら遡上が好調なようで、4年後にも良い釣りが出来るかも知れない。
また、そうあって欲しいものだ。

北の地へ

一泊二日の強行日程での、北海道遠征。

昨年初めてやってみて、結構楽しめることを知ってしまった。
航空券が安くなってる今、北海道へのハードルがグンと下がった感がある。

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9月末で禁漁になる渓流釣りの愛好者の私にとっては、秋以降に竿が出せる北海道は、垂涎モノ。

この時期に釣りものと言えば、まずは『ニジマス』。

昨年の釣行で、私のニジマスに対する評価は、北海道産のそれに関しては、大きく変わった。

とにかくパワーが段違いなのだ。
理由は良く分からない。本州で出会うニジマスとは、まるで別種のような。

今回釣れた中に、ホウライマスのような個体が居た。
これまた不思議な出会い。

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この時期は白鮭の遡上が凄い。

浅瀬で背中を出したまま、悠然と群れ泳ぐ様は、岐阜県人の私には圧巻。

禁漁魚種なので、釣っちゃイケナイんだけど・・あまりに沢山居るので、引っ掛かったりするんです。
で、チャッチャとハリを外して、リリース。

地元の人に聞いたら、持ち帰らなければセーフなんだとか。
釣り自体が禁止されてる訳ではないので、ねぇ・・。

ヤリトリの最中は楽しくもあるのだが、誰かに見られて通報されんかと?
変なドキドキ感があって心臓に悪い。

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釣るかどうかじゃなくて、こうした環境を見られるのが、私には物凄く魅力的だと感じる。

掛かった魚のパワーや、その姿は勿論なんだけど、周囲の自然や景色が、私の普段の行動範囲とは全然違う。

浅瀬に群れてる鮭なんかは、暫く眺めていても飽きない。

でも残念ながら、ずっと腰を据えてしまうと釣りの時間が無くなるので、後ろ髪引かれ?ながら、次のポイントを目指す。

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日程的にキツキツなので、出来れば空港の近くに釣り場があると嬉しい。
・・と考えて今回、千歳周辺を探ってみたのだが。

話には聞いていたけど、こちらは「ブラウン祭り」の様相。
出ればほとんどブラウン。

それで道から近い場所などは、人が入れ替わり立ち代わりで竿を出してる。

ほぇ~~・・
凄い人気河川、そして魚種なんだろうか。

これまた良く引くし、楽しいことは楽しいだけど、私的にはちょっと微妙・・。

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ロケーションは申し分がなく、歩いていても気持ちが良い。

植生が本州よりはロシアなんかに似てるように想う。

ブラウンの悪口言っちゃイケナイかもだけど、この景色の中で、出会える魚がイワナやヤマメ等だったら、私的には嬉しい気がする。
どうしてこれだけブラウンが繁殖してるのか? そもそも欧州産のこの魚の移入経緯は?

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ニジマスは現在の北海道では、河川の釣り人気が第一位の魚種と聞く。

このまま何年も過ぎる頃には、欧州産のブラウントラウトは、どんな位置付けなんだろう。

 

北海道の釣りには、何回来ても、その度に違う気付きや発見がある。
もしかすると、逆に北海道の釣り人が中部に来たら、内容は違えども何がしかの発見があるのかもしれない。

 
今回も楽しませて貰った。

また来年も。
足を運び、そして様々な出会いが叶います様に。

2015’渓流最終釣行

朝一番から竿を振るも、シン・・と静かな木曽川。

時折アマゴの稚魚が出るくらいで、これと言った釣果の無いまま時間だけが過ぎる。

今年は何だかこんなテンションに慣れてしまった気がする。
 

昼も過ぎ、時計を見ると3時。ここまでで何ヵ所移動しただろう。
8寸ほどのアマゴが一つ出た以外は、せいぜい20センチに絡むサイズしか出ていない。
ボウズでないだけマシ、そんな感じ。


 
 

とある場所で、波立ちの中で魚のライズが見えたような?
小さなアクションだったので定かでは無いけど、どうも良い型の予感??

何度か狙ってみると、掛かった。

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おぉ・・! 顔立ちの綺麗なイワナ。やや細身だけど、尺は超してるね。
反応が無しの空振り続きの日に、結構嬉しい。と言うか、姿が見えた瞬間、感動しちゃったよ。

ありがとう。よく出て来てくれたね。

イワナ君には悪いけど、暫く生簀の中で横になって貰い、座り込んで余韻に浸る私。

良かった、釣れて。
気分も良く、ここで竿を一端仕舞い、もう時間も無いので移動しよう・・・

と思ったら。

少し向こうに、な~~んだか気になる流れ発見。
 
 
最終ラウンド、心残りもイカンので、再度竿を持ち、狙ってみることに。

するとこれが意外や意外。
型はさほどでもないが、連発でアタリが出る。

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綺麗な秋色を纏ったアマゴ達。
この9月の最終に出会える色合いが、私は大好きだ。

今まで全然反応無かったのに、何かのスイッチでも あったのかな?

もう何年も前に、ほんの小さなポイントで、型の良い秋色アマゴが連発したことがあった。
その際の再現が? と期待したのだけど、そんなに甘くはなく・・。

でも、諦めかけていた状況で、これだけ魚に出会えれば御の字。

何となく・・自分の嗅覚が利いた気がして、嬉しさ倍増(単純でしょ?・笑)。

 

  

狙いの大型には届かなかったけれど、納得の一日だった。
最終日、やはりここに来て良かったと思う。

正直、シーズン途中で、川を変えようかと何度も考えた。
実際に他の管内にも出掛けていたし、最後の〆をどうしようかと迷っていたのは確か。

でもやはり、今年は木曽川を見続けようと決めた。

来年以降はまた考えるとして、今年も無事に終われた事、出会えた様々な事柄に感謝したい。

ありがとうございました!

厳しい釣りに想う

今年は「厳しい」と釣りに感じることが多い。
私の通う木曽川水系は今、過去に見た事がないほどに魚が少ないと思う。
アマゴやイワナだけでなく、ウグイやカワムツなどの他魚種も。

どうしたものかと?
考えてみても答えは出ない。

自分としては、好きで通う河川の魚の様子も見たいような、何だか釣り上げる事に躊躇するような、複雑な想いで竿を出している。

20年近く前、子供の時からの延長で夏の川遊びの一つとして、雑魚釣りなどをしていた頃。

ふとしたキッカケで立ち入った木曽川水系の支流で、綺麗なイワナが釣れた。
今では釣りの対象としないような、小さな沢でのこと。

その後は水と景色の美しさに惹かれ、渓流の上流部を彷徨うようになり、徐々に行動範囲が広がり、里川風情の小川にも、大きな本流にも魚が居る事を知り、釣りのスタイルも行き先に合わせて変化していった。

行き先の幅が広がり始めた当時、釣りそのものが楽しくて仕方なかった。
追い掛けて止まない、その釣り熱のおかげか、幾つもの思い出に残る釣果もあり、そんな事を共有できる仲間も出来た。

大淵に見えた巨大な魚影、滝壺で飛び上がる大アマゴ、色んなシーンを思い出す。

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一本の尺イワナ。

良く出てくれたと思う。

今年の木曽川は、確かに難しい。
それでも通っているのは、この地が好きで、今までに積み重ねてきた想いがあるから。

でもそろそろ、意識を切り替える時期が来てるのかも知れない。
これはここ数年、薄っすらと感じていた事でもある。

まずは今シーズン、あと少し頑張ろう。

高原川~奈川~木曽川リレー釣行

久しぶりの連休を取り、連荘釣行の計画が立った。
お世話になっている渓龍さん がお休みとのことで、同行して頂く事に。

第一章・高原川

まず向かったのは、9月初旬に禁漁となる、飛騨方面。

ところが現地は、ヤバイくらいの水量と水の色・・。
ずっと降り続いた降雨の影響みたい。

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多分、多くの人はこの水を見たら、引き返すか移動するか? じゃないかと思うのだけど、我々はそのまま川へ。

朝一番の場所では「熊」まで登場してくれて。

何か・・アドベンチャー的な釣りの予感が?(笑

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渓龍さんとは、年に1~2回程度ご一緒している。

それで毎回同じことを感じるのだけど、この人の釣りを表すと「静かで、丁寧で、安定感がある」。

私が飛ばしそうなポイントもキッチリ探り、釣果を拾う。
なので、私が先行すると、よくオカマ掘られたりする(笑)。

こう言う勉強機会がマコトに有難いと思う次第だ。

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30センチあるなし?のイワナが何とか出てくれた。
この水況では私的に上出来だ。 一人で来てたら白旗降参かもだし。

立ち位置をちょっと工夫して狙ったポイントでの釣果だったので、結構嬉しい魚。
(渓龍さんは一回り良いサイズのイワナを捕ってみえた。)

ここはもう少し状況の良い日に、再訪したいものだ。

 

第二章・奈川 

夕方に奈川に移動し、旅館「鳥屋沢」へ。 
ご主人のtoyasaさんと約一年振りに再会して、美味しい料理を食べつつ、呑みつつの楽しい時間。

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釣りをしてなかったら出会う事は無かったかも、とあらためて考えると、こうした縁は不思議でもあり、本当に良いものだと何度でも想う。

 
そして釣りの方は。

朝一番に渓龍さんに案内してもらった場所に一人で降り、渓龍さんは別所を探りに行かれた。

ここも豪雨の影響で、非常に釣り難い。
釣れそうな流れが柳の被った岸際しかない感じ。

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尺チョイ、だね。 ヤマメ域にして何故かアマゴ・・?
昔の放流の名残りなんだな。
居そうな場所に居てくれた。

狙った通りの場所から出る、その手応えがイイ。
ここではこの時期、もっと大型が望めるので、これは小粒の部類だろうけど。
狙い通りに尺物と出会えれば充分。

そしてこの後、「オカマ掘られる」を地で行く展開があったので、詳細は渓龍さんのHPをご覧ください。

近年、同行者の釣った魚を、素直に「おめでとうございます!!」と言えるようになった。
少~~しばかりは、釣り人として成長したような気がしなくもない?(笑

 

第三章・木曽川

渓龍さんにコテンパンにされたような同行ではあったが?

実に楽しく充実した時間が過ごせたと思う。
またの機会を楽しみにするとして。

ここでお2人とはお別れ。

案内くださった渓龍さん、毎度おもてなし頂くtoyasaさん、ありがとうございました。


さて、このまま帰るのは勿体無い。
帰り道は木曽川の脇を通るので、竿を出さないワケには。

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上流部から下りつつ、何ヵ所かウェーディング無しの場所を探る。
(増水がキツくて、立ち込みは危ない・汗)

まずはイワナが。

白波立つ流れから、掛かっても中々出てこない。
水量に比例して、魚の抵抗が数段上がる増水河川の釣り。
私はこれが大好きだ♪

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渇水の方が狙い場所は絞り易い。

それはそうだと私も思う。

しかし増水となったら、本線の流芯周りには魚が居なくなるので、これまた場所さえ見付けられれば、魚と出逢う好期。
渇水時より活発に捕食体勢になっている(多分?)渓魚を相手に、激流を捌く興奮がオマケ付き。
この「オマケ」の部分が、私には非常に大きな魅力なんだな。



ある場所で、最初にウグイが来た。
サッサと逃がして、再度狙うと今度はイワナ、そして次もイワナ・・。

・・おかしいな。
アマゴが出そうなスジなんだけど・・・?

次の小さなアタリに竿を煽ると、ドバン!と掛かった魚がジャンプ!!

そして一気に激流の芯に入った魚が下って行く。

想定外の事態だ。
掛かったら、流れのヨレで泳がせてから寄せるつもりだったのに?!

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ヤリトリの最中、足を滑らせて転んでしまった。全身ズブ濡れ。。

尺を超す♀アマゴ。

これ以上下がられたら獲れん!
・・と頑張って、どうにかタモに入ってくれた。

「獲ったぞ・・!」 思わず声が出る。

この満足感、「達成感」と言えるかも。
同じ一尾でも、釣り場の条件が違うと、私の場合は印象の残り方が違う。

短時間で、よくぞこれだけ出てくれた。
入った場所とタイミングが良かったみたいだ。



一泊二日の釣り三昧。

釣果にも恵まれ、友との再会もあり。

存分に楽しめた2日間だった。 感謝!

父子二人旅 北海道道東遠征・1

昨年の秋に北海道に釣りに行った話を、長男(小5)に聞かせたところ。
分かり易い反応で、ヤツは自分も行きたい、と言い出した。

父と子、男旅は私の夢でもあった。
勿論釣り道具を持って。

私・「北海道に行ったら、何が釣ってみたい?」

子・「カラフトマス!」

へぇ~・・・!よくぞその名を即答したな。 
だけど『鮭』だよ? 小学生が掛けたとして、上がるもんかな??

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そしてこの日がやってきた。
場所は道東の忠類川。日本のサーモン・フィッシング発祥の地。
私自身、10年ほど前に挑戦して以来、これが2度目となる。

朝一番早々、瀬の流芯の切れかけるところで、ドン!と乗った。

「ビュゥゥー・・!」 魚が激しく暴れるたびにイトが鳴る。

んん~♪ コレだよ、コレ! 楽しいなぁ~!!

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何て美しくて格好良い魚なんだ。
色合い、体つき、顔・・・見惚れてしまう。

このオスの背の盛り上がりと言い、鼻曲りと言い。
サイズと掛かった際の手応えもだけど、もう、素晴らしい!としか言い様がない。


よし、あっさりとカラフトマスとの出会いは叶った。

こうなれば、後は坊主にも何とか釣って欲しい。
 
 

何ヵ所か移動してみるも、どうも反応が無い。

最初の場所に戻ってみるか・・そして釣れそうな流れを坊主に教えて、後ろで様子を見る。

少し目を離した際、
「掛かった掛かった!! うぉ~~!!!」 と雄叫びが。

振り向くと、竿をグン!と曲げて耐えている。
よぉ~っし、よくぞ掛けた!

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事前に教えておいた通り、肘で竿を抱えこみ、綱引き勝負に持ち込んでいる。

「全然上がってこないよ~!」 って、そりゃそうだ。頑張れ!!

これだけの大きな相手は、普段の遊び場で出会えるモンじゃない。
 
 

下流へ魚が走りそうになった時、後ろから手を添えて一緒に引きに耐える。
少し下流にはキツイ瀬が続いていて、そこまで下がられたら完全にアウト。
何としてもこの場所で止めねばならない。

あまり手出ししたくはないが、折角掛けた魚、何としても捕らせたい。
自分が釣ってる以上に興奮状態のお父ちゃん。
この手応えを体験させたかった。
 

上へ下へと走り回っていた魚が、横腹を見せた。
よし、そろそろスタミナが切れるぞ・・しかし次の瞬間、またも下流へダッシュ!
最後の抵抗だな?! ここを堪えれば獲れる!
すでに瀬頭が迫っている。余裕は無い!

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数分の後、カラフトマスが浅瀬に横たわった。勝負ありだ。
  

よくやったぞ!

もう親子で大笑い。

これは嬉しすぎる。自分の釣果も勿論嬉しい。
そこに加えて、我が子の奮闘と、満面の笑顔を見たら、感情が倍増されて何重にも嬉しいんだ。

どうだ、野生の大型魚は凄いだろう。
出会えて良かったな。 よくも掛かってくれたよ・・。
 

この魚をリリースした後、ふと思い付いた。

で、嫁さんに電話。

坊主に携帯を渡して、「お母さんに報告するか?」
と言ったら、また嬉しそうな顔して「ありがとう!」だって。
男の子はママに褒められると喜ぶもんだからね。

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さて、難解なミッションは無事クリアした。

続行と行きたいところだったのだけど、雨足が強まって来たので、一旦車へ退避。

どうしようかな、これは・・・。
私一人ならお構いなしでも、子供が風邪など拾ってもイカンし。

 
旅はまだ始まったばかりだ。 

そしてこの後、車中で今しがたの武勇伝を熱く語る坊主。

「最初は石なんかに引っ掛かったと思ったんだ。そしたら動き出したから、魚だ!って分かったよ。全然上がって来ないんだよね!!」

そうかそうか、本当に良かったな。
その顔が見られたら、この旅はもう、大成功かもだ。

・・・続く。

父子二人旅 北海道道東遠征・2

北海道2日目後半戦。

無事カラフトマスを釣り上げた長男坊主は、何となく満足してしまった様子。
雨が止む気配はないし、一旦切り上げて、観光に向かってみた。

しかし霞掛かった空模様なので、遠くの景色も見えないし。どうもイマイチ・・
小河川に遡上してるカラフトマスを見付けて、しばし眺めてみた。
釣り馬鹿的には、観光より、コッチの方が数段面白いな(笑)。

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やはり釣りでしょ、ってことで、10年ほど前に来たときの記憶をたよりに、渓流域に行ってみた。
(しかし覚えが曖昧で、別場所に出てしまったのだが・笑)

土地勘が無いし、雨で増水するのは怖いので、小さな川を選んだつもり。
問題は・・ヒグマだな・・(汗)。

 

ここで坊主が驚きの活躍を。
何と、一投一尾でヤマメを8連発!

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ほんの数メートルの間で。これはビックリじゃわ・・・。

純天然のヤマメなんて、私の普段行ける範囲では、まずお目に掛かれない。
それがここでは、小学生の竿に次々に掛かってくる。

年に何回も渓釣りに一緒に行っていて、「今日は3匹釣れた!」とか、「稚魚しか釣れなかったね!」とか。
小学生ではそんなのがアタリマエの普段の釣り。

比べても仕方ないけど、北海道、なんちゅう凄い環境なんだ。

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支流に出会ったので、そこも探ってみた。
そしたらもう・・

物凄い数のヤマメ稚魚!
過去に見た事が無い、生息密度の濃さ。
仕掛けが水面に落ちると、周囲から何尾ものチビッ子が突進してくるのが見える。

あんまりにも凄い反応なので、あえてハリのサイズを大きくしてみた。
チビッ子を掛けたくないからね。

だけど坊主は、掛かる掛からないじゃなくて、その猛反応が面白くて仕方ない様子。

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本流の淵に、群れるサクラマスが見えた。
こうした支流にも、沢山の親魚が遡上してるのだろう。
その姿を浅瀬で見られないかと探してみたけど、残念、見付けられなかった。
(禁漁魚種なので、釣りの対象とはならない)

イワナにも出会えないかと思い、探っていたのだが。
とにかくヤマメ稚魚が多すぎる。
ここは止めにして再度本線へ。

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そして、まだまだ続く、爆釣劇。
ウチの坊主曰く、「1年分の魚が、一時間くらいで釣れる」 だと。

また掛かった~! うわ、入れてすぐ釣れた~!
笑いっぱなしの長男坊主。

これねぇ・・こんな体験、そうそう出来るもんじゃないよ。
断言するけど、岐阜や長野の渓流では、絶対に無いからね。

自然の生産能力の素晴らしさなんだろうな・・。

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サイズはそんなにデッカイわけではないが(デカイのも居るかもだけど)。

ピンと張った鰭、色合い、プロポーションは非の打ちどころもない。
完璧な天然魚達。それが次々に飛び出してくる。
ここに潜ってみたら、どれほど夥しい数の魚が見えるのだろう。
   
 
周囲の自然に恵まれた地域に住んでいる、知人の言葉を思い出した。
「俺は釣りが上手くなりたい、なんて考えた事も無いよ。川に行って竿を出せば、魚なんて釣れちゃうからさ。好きな場所で好きなように楽しめればそれで良いんだから、上手いとかどうとか、関係ないのよ」

なるほど・・こう言うことだったんだ・・・。

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春~初夏にサクラマスが遡上し、今は産卵体勢。
そこに川育ちのヤマメたちが追尾している格好らしい。

この後はカラフトマス、白鮭と続き、それらを追ってアメマスも入ってくる。
海と川が機能し、そこに息衝く命を育む・・ヒグマやキタキツネも、鳥類も植物もそうなんだな。

海の栄養素を山渓に運び、産卵後は親魚は死ぬ(アメマス以外)。
その躯から出る養分が森に染み込み、川苔を育て、それを食べる川虫を育て、そしてその昆虫たちは生まれた稚魚の餌となる。

親の体から出でた養分が子に受け継がれ、その子たちは親の顔も姿も知らず、遺伝情報の通りに、忠実に行動をトレースするんだ。
そして海に向かった子供たちは、産卵の為に、またこの河川に遡上してくる。

これだけの魚の数を育むだけのキャパが、川も山も海も、その豊かさにあるのだろう。

 
理屈では分かってるような事柄が、ここでは実際にその一部に触れられる。

カラフトマスもヤマメも、我々釣り人にとっては、「釣果」。
しかしそれを釣り上げる事、その自然の姿に触れる事で、そこに含まれる意味が感じ取れる、とは言い過ぎだろうか。

 
 
 

それにしても。
カラフトマスを釣り、同日にヤマメを爆釣する小学5年生・・って、どうよ?
お父ちゃんの小学生の頃は、手の平に乗っちゃうようなオイカワとかを一生懸命に釣ってたんだよ?

だけど、その笑顔は最高だ。
まだまだ楽しく釣ろうぜ。

…続く。

父子二人旅 北海道道東遠征・3

北海道3日目。

初日から雨が降り続いている。
自分は雨男だとやや認識があったが・・どうもホンモノらしい。

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目的としていた川があったのだけど、朝一ですぐに濁りが入り始めた。
こうなっては仕方がない。
何とかなりそうな場所を見付けては、ヤマメやイワナ、ニジマスなんかと遊んでみたものの、数型ともにパッとしない・・。
逃げ場も分からないし、困ったな・・。

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道中、キノコが出てるのを見て、ターゲット変更しようかと?

でもそれじゃぁ、釣り旅としては勿体無い・・。
釣りのついでに、ちょっとだけ採取とかならまだしも。
 

ウチの坊主の第二リクエストは「オショロコマ」だった。
小学5年にして、北海道で釣りたい魚がカラフトマスとオショロコマとは。
岐阜県在住の小学生で、これは中々言わないのじゃないかな。
英才教育の成果かもしれないね(笑)
 

オショロコマとなると、イメージ的にヒグマの巣窟に立ち入る気がして、腰が引ける。
昨日、河原でヒグマの足跡を見ちゃったので、尚更怖い・・とか言いながらも、やはり自分も釣りたいし、出会いたい。
大移動を決意して、山奥の渓へ。

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まずはヤマメが出てくれた。
そして次も、また次も・・・って、昨日と同じ展開じゃんか?
ヤマメの濃さは凄いなぁ。 十分の一くらい、中部のヤマメ河川に引っ越してくれんかな(笑)。
 

婚姻色が出始めて、夏の終わりと言うか、秋っぽい魚体をしている。
キノコの出も、気温・水温も、やはり数週間は早く季節が巡ってるのだな。

 
イワナが出そうな場所を狙ってみても、流れの緩い場所は小さなヤマメのナワバリ。
ならばと瀬を攻めると、やはりヤマメが出てしまう。

そんな中、ようやく。

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出た~・・! オショロコマだ。この独特の美しさ、「宝石」とはまさに。

おい、坊主、やはり居るぞオショロコマ。
これが釣れたら希望魚種の2つ目が揃うぞ!

しかし、ヤツの竿には相変わらずヤマメが来る。

瀬にはヤマメが居て。脇にその稚魚が群れてる。
ならば、オショロコマのようなイワナ属は、何処で捕食してる?

オショロコマは以前私が釣った限り、あまり神経質な魚ではないはず。
それこそ目の前にエサが来れば、バンバン喰っちゃう、そんな魚種。



仮説を立ててみた。

この渓では、ヤマメが先に飛び付くから、オショロコマの捕食場所まで仕掛けが届いてないんじゃないか。

流れの中の岩陰などの一番の底波なら、ヤマメも入らず、静かにお食事が出来る?
仕掛けをギリギリまで沈ませて、底を這うような流し方をすれば・・?

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答えはすぐに出た。そうか、そんな事だったんだ。

これに気付いたら、もう何も問題は無い。
坊主にこの釣り方を見せ、真似をさせたら出るわ出るわ。

一投一尾の爆釣劇、再び。

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もうね、釣れっ放しとはこのこと。

一歩も動かず、投げては釣り、投げては釣り、の繰り返し。
昨日のヤマメも大概だったけど、オショロコマ、どんだけ居るのよ?

それこそ川底見えないくらいウジャウジャ居なきゃ、こんな釣れ方しないっしょ??

引き続き、
お~!また来た!! よっしゃ~!掛かった!!
笑いっぱなしの長男坊主。 

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一尾ごとに微妙に色合いが違う。
対象魚の美しさにこの釣りの魅力を感じる人は多いはず。
天然の渓魚は、その美しさが溢れている。

小さい魚より、大きな魚が釣りたい。それも間違いない渓釣り人の一つの欲求。

それと同じくらいかそれ以上に、美しい魚に出会いたい、との思いも確かにある。

殆どの魚が天然の北海道では、どの魚にも輝きが見える。

私の知る限りでは、この辺りに居る魚は純天然魚。
ある意味で当たり前のようなこの環境は、私の地元地域ではほぼ消滅してしまっている・・。

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・・・何尾くらい釣ったのか。
数えてないが、父と子、二人で静かな渓を満喫したのは間違いない。

数釣りは卒業したつもりだったけど、昨日今日と、釣れっ放しの時間を楽しいと感じていた。小学5年生では、言うに及ばないだろう。
 
 
 
北海道に釣りに行って、何が良いかと言えば。

数は出る。サイズも狙える。美しい魚が居る・・これらも勿論大事ながら、
今となっては稀有な、自然の魚と出逢える環境に触れられること、これが一等一番じゃないかと私は思う。
 

その大きな満足感、充実感を、共有してくれた長男。

小難しい事はイイから、まずは今回の旅の楽しさを感じてくれたら十分だ。
 

ありがとう。 最高の釣り旅だった。
釣りをしてる最中のキミの笑顔、お父ちゃんは釣果より何より、嬉しかったよ。

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また一緒に遊びに行こうな。

 

ヤマメ釣り

普段はアマゴ域の渓流で竿を出す私は、ヤマメと言う魚に馴染みが無い。
どうかな、過去に10回もあるかないか、そんな程度しか釣ったことがないと思う。

今回は友人のはなひろ氏 の案内で、日本海側の川に出向くことになった。

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ド渇水の様子の本流に、厳しそうな予感・・?

かと思ったら、どうしてどうして。 一投目から、アッサリと魚が出てくれた。

10~15センチくらいの稚魚も出るのだけど、魚の活性は非常に良い。
これは楽しいね。 今年の釣りでは、反応の出方は最高かも。

この調子なら、良い型にも出会えるか?

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しかし猛暑渇水の中、鮎釣り人がドカドカと出勤してきた。
好ポイントの流れの中に立ち込まれると、さすがに厳しいものが。

それでも、新規の場所でこれだけアタリが拾えれば、もう御の字。
一人で開拓したら、こうはならないだろうから、案内人が居てくれるのは心強い。

これと言った緊張感を強いられるヤマメには出会えなかったけれど、何度か通って、川を読めるようになれば、実に楽しい釣りが出来そうだ。
これは良い場所を教えて貰った。

釣りながら考えていたのだけど、ヤマメとアマゴ、釣り方に違いはあるか、と。

今回に関しては、私はそれを見付けられなかった。
いつもの自分の釣り方で通してみて、それなりに反応は出せそう。
型狙いとなったら、何か工夫が要るのかな。

それは来年以降にでも、また足を運んで観察しよう。

楽しい一日、友人に感謝。
そして・・朝寝坊してゴメンナサイ。

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