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2016年9月

2016・最終釣行の奇跡

いつもの通り、仮眠してから暗い道に車を走らせる。
道中、胃のムカつきと言うか、吐き気を感じ、何度か休憩。どうしたんだ、これは?最終幕だと言うのに、参ったな・・・。
とりあえず再度仮眠。すっかり明るくなってから現地入りとなった。

最終ラウンドの渓は、どこも人人人・・めぼしいポイントは入る隙間もない。出遅れ感満点だけど、何とか空いてる場所を探さねば。

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人の釣った後の、空いた場所に入ってみた。

段々瀬の続く、何でもないポイント。普段なら型狙いの釣りでは飛ばしそうな場所。しかし、人の釣り後であり、マトモな狙い目は沈黙の状況。何か打たないわけにはいかない雰囲気が??

ドドッ!!と竿を絞る手応えに、最初はイワナかと。
だが泳ぎが違う?!

水中に見えた瞬間、その色に驚いた。アマゴだ! これはデカイ!!

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秋色の43。

この顔付き、色合い、プロポーションは完璧。

掛けた場所で寄せられなくて、段々瀬を走って下りながらのヤリトリ。ヒヤヒヤものだった。

そのポイントの直前で、ラインが絡むトラブルがあった。
ここで新しいラインを張り直したのが良かったかもしれない。

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溜息が出るほど美しい・・。

そう言えば、胃の不調はどうしたんだ?
そんな事は全然忘れていた。釣り馬鹿の執念と、出会えた魚への喜びが体調不良を吹き飛ばしたんだろうか。

こうした魚達は、何かのタイミングが重要なんだと思う。
時間とか、気温とか、天候とか・・色んな要素が合った時、そこで自分の釣り方がハマると言う事。技術は勿論、ある種の「運」が要る気がする。

そうした意味では、朝の出遅れもまた、運が味方したのかもね。


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秋色のメスアマゴ40。

遡上してから時間が経過してる個体なのかな。
ヒレがフサけてて、体色がくすんで見える。私的な観察では、秋の最終時期、渓流域の居着き型のアマゴは黒っぽく、遡上型はピンクが掛かっていて、早期に遡上した個体はその中間のような。

実際のところ、どうなのだろう。こんな観察もまた面白さでもある。このメスアマゴに鱗の反射が残っているのも興味深い。

釣りの相手として、久しぶりに出会った、水中の鈍い反射と重量感に痺れたのも確かな事。

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綺麗だ・・本当に綺麗。

色の鮮やかさは弱いけど、これまた自然の美しさなんだろう。

ここまでのサイズの秋のメスは、中々出会えない。よくも出てくれた。

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胸鰭のデカさが凄い。

産卵を控えた個体は、早くリリースしたいのだけど、いつまでも眺めていたい、そんな気持ちにもなる。

元の流れに帰って行く秋色渓魚に、名残惜しさを感じつつ、感謝の想いとか、安堵感とか、色んな感情が湧くのは、最終ならでは。

ありがとう。最高の〆となった。
また来年以降も、こんな魚達に出会えます様に。

今年は実に良い手応えで釣りが出来た。
来季はどんな展開となるだろうか。今から楽しみで仕方がない。

深い感謝の気持ちで終幕を迎えられた。本当に素晴らしいシーズンだった。

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秋の子連れ釣行

9月のラス前は、恒例の子連れ釣行。
毎年この日は私自身はあまり気合いを入れずに、息子に釣ってもらうよう、サポートに回っている(中々釣らせてやれないけど)。

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今回は本年度走り回って開拓した、益田川上流管内。
子供でも歩けそうな、心当たりのポイントを廻ろうと出撃したものの・・前日からの降雨により、どの渓も増水模様で、普段はチョロチョロ流れの小沢まで激流となっていた。

安全に歩ける河原が少なく、かつポイントが遠いので、子供が釣るのはかなり厳しい状況。立ち込んだら流されそうだし、困ったな、これは。。

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何とかポツポツとイワナ、アマゴと釣り上げる長男。そして後攻で私が釣る。

長男は苦戦しているが、私は増水河川が大好き。
平水時のポイントの構えを知っている場所なら、この時期の高水なら高確率で「イタダキ!」なのだ。

何とか一本、我が子に上げて欲しかったのだけど・・好ポイントを攻められないので、仕方ないか。

あと数年・・かな?
このまま続けてくれれば、今回の魚達の幾つかはヤツの手中だろう。そしてそうなれば、もうお父ちゃんのサポートは要らない。

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秋色を纏うアマゴ達。
どの魚も鱗の反射が消えている。シーズン終盤となり、出会う嬉しさに、寂しさが混じる。

この釣りを始めたばかりの頃、写真で見せて貰った秋のアマゴが、強烈に印象に残った。それは今になってもハッキリ覚えている。

自分でも釣りたくて、しかし全然出会えなくて、何年も過ぎた。
その後、秋のオスアマゴを初めて釣った時、河原で吠えたほどだ。

そう考えると、小学生が相手をするには、難易度が高いかもしれない。

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成熟の進んだ個体には、言葉にし難い感動がある。何年釣っていても、何尾出会えても、その感動が薄らぐことは無い。

もう少し後に繁殖行動に参加し、その命を閉じる魚達。

我が子に、この魚達に出会って欲しかった。
私が釣れば見ることは出来る。今日のアマゴ達を見て、「いつか自分も」と思ってくれたら嬉しいな。

この日が坊主は今シーズンの最終日。
増水が過ぎて厳しかったけど、本人は「今日も楽しかった!」と。

また来年、一緒に行こうな。

秋色のアマゴ達

シーズンの最終時期に狙いを付けていた、益田川上流管内へ。

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アマゴ達が婚姻色を纏う季節になった。

成熟の度合いには個体差があり、その観察もまた楽しいもの。

今回の釣りでは、美しい色に肌を染めたアマゴ達に出会う事が出来た。

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夏までに出会う個体の美しさ、逞しさとは、随分感覚的に違って見える。

この時期は特に、奥渓と呼べるような山間の渓に棲むアマゴ達の多くが、鱗の反射の無い肌色をしている。
どこだかで、鱗の皮下埋没なんだと聞いた。
このツルッ・ヌメッとした質感が私は大好きで、何度出逢っても嬉しい。

そしてこのタイプが多くなると、同時に渓流禁漁期が間近なんだと、寂しい気持ちにもなる。
リリースのたびに「沢山の子を残してくれ」なんて声を掛けちゃうのも、この時期ならでは。

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この手の魚は、大型になるほど釣りの難易度が増してくる(大型が難しいのはこの時期に限らないけど)。

私的には、まず居場所の特定が難しい。所謂「婚活」が本格化して、餌を待つ場所より、相手との出会いを優先するからじゃないかな。雌雄ペアになれば、オスは他のオスと闘ったりしなきゃならないし。
いかにも良さそうな大場所が全くの空振り、なんてよくある事。

実際に今回も、魚の反応の出る場所がバラバラで、どうにも掴み切れない感じだった。

口を使わない個体は秋の深まりとともに増えて来て、居るけど無反応とか、ガッツリ喰わないから掛からないとか、お手上げ状態になったりもする。

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20センチ前半サイズは割と出て来てくれる。問題はその上のサイズで、何年釣ってても、これだ!と言えるような必勝パターンを私は知らないし、多分そんな都合の良い釣り方は無いのだろう。

あえて言うなら、秋の魚が着く場所を見付ける事。そしてその場所に何度も足を向ける事かな。この事は別に秋に限った話でもないけども。

季節ごとに変わる魚の行動は、一つの釣り場にある程度通い込めば、大まかにでもその特徴は分かってくる。
実績場所を転戦すれば、そのうち当りが出るのだけど、思うところがあって私は今年は過去パターンを放棄してしまった。

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こんな最終月になるまで新規開拓に走り回った年は記憶が無い。今回の魚達も、大半がこれまた初めて釣る区間で出会った。

まるで知らない場所を釣る前に、地図を観て大凡の予測を立てるわけだけど、この作業が非常に楽しい。 読んだ場所から魚の反応が得られれば、尚の事嬉しさも増す。

目的地の何処でどうしたら釣れるか?

何年もそんな事を季節ごとに見続けたお陰で、自分の経験からの判断は、土地が違い条件が違っても、そこそこ通用するレベルになって来てるようにも想う。自己満足でしかないが、ここは自分で自分を少し褒めておこう。

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今年は行動パターンを変えた事により、非常に多くの手応えを得られた。釣りの内容としてはすでに、満足・納得のシーズンだったと思っている。

最終週にあと一回。

あと一回の釣行で、どんな出会いや発見があるだろう。

実に楽しかった本年の釣り。良い〆にしたいものだ。

飛騨地区リレー釣行

今シーズン最後の、飛騨高山地区のハシゴ釣行。日本海側の河川は間も無く禁漁なので、次の機会は来年以降となる。

まずは益田川上流管内へ。
朝のうちに心当たりの場所を釣って、その後は新規開拓に。
9月の最終に、未だ新規開拓とは、こんなシーズンは初めてであり、しかし新鮮でもある。

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久しぶりに40超えのイワナが。

先行者が居たようで(車は無かったのだけど)、河原に真新しい足跡がベタベタ付いてたのに、 よくも出てくれた。

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力強い泳ぎも納得。ピンと張った各鰭、顔付きも色合いもイイ。

しばし河原に座り込んで観察タイム。

最初に入った場所でイワナがポンポンと釣れたので、イワナの当りの日か?なんて考えてたら、想像以上のサイズに出会えた。

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こんな魚に出会えれば、もう釣りの方はそこそこ満足。

この後は新規場所の開拓で空振りしても、精神的ダメージは受けないだろう。・・とか言いながらも、もっと釣れないかな?とのスケベ心は決して消えない(笑)。
 
 

顛末を端折ると、この後3ヵ所に竿を出し、結果として新規場所は不発。
腰を据えて竿を出したい場所(と魚)には合えなかった。

その後、今年最後となる宮川水系に移動したものの、思いの外渇水が酷くてこちらも不発。
今年初めて竿を出した宮川には、何度か良い釣りをさせて貰った。来年再訪するのが楽しみだ。

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新規開拓中、親子の熊に遭遇。道路から1キロほど歩いた山中で、15メートルほどの距離だった。

近年、熊に襲われた、等の話題をよく聞くようになった。何か原因があるのかな。
獣害は確かに怖いけど、基本、野生獣の大半は臆病で可愛い、そんなイメージがある。獣をナメてるわけでなくて、そんなにオッカナイ相手だとの認識が弱いのは確か。

ただ今回の遭遇で、自分たちが彼らのナワバリにお邪魔してるのだと、そんな意識と注意は必要だと再確認した次第。
もし事故でも起きれば、自分にも熊にも不幸な結果になりかねないからね。

山間の木々に、熊の爪痕が沢山あった。
痕跡は各所で見るけど、本体にあの距離で出会うとは・・さらに、母熊が結構大きくて、ビックリだった。そしてやはり、出会った際、「怖い」とは感じなかった。鈍いのだろうか?

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アマゴ達は私の大好きな「秋色」を纏い始めている。

一尾出会う毎に、何度でも見惚れてしまう。このタイプの大型に出会いたい。今シーズンの最終ラウンドが近くなった今、あらためてターゲットをロックしよう。

シーズンの集大成に挑む、その相手は秋色の大アマゴだ。

しかしイワナも好きな私としては、両種狙っていきたいトコロ。



今年は過去に無いほど、新規場所で釣りをした。(日釣り券の枚数がヤバいような気がする・汗)

河川が違うと、周囲の自然が違い、魚の反応もまた違ったものになる。

感覚の修正が出来なくて、悔しい目を何度も見た。また逆に、初めての河川で楽しい想いを何度もさせて貰った。

ある意味、今年はすでに、シーズン前に朧げに考えていた目標を達成したと思う。見知らぬ場所で、自身の経験値を試すのは、本当に楽しかった。

新たな、そして膨大な情報に触れ、今は整理が追い付かない。もしかすると、整理できないまま進んで行くのかもしれない。
確実に感じるのは、自身の釣りが前進している、その手応えがあることだ。

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とうとう一カ月を切った、今年の渓流釣り。
楽しかったシーズンは残り僅か。

思い残すことなく、そして来季に繋がるよう、ラスト・スパートを走り切りたい。

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