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2019年11月

2019年11月26日 (火)

冬キノコ・始動

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朝晩は冷えるようになってきた。

でもまだ日中は暖かくて、上着なしで山を歩いても、どうと言う事もない。

しかし暦は進み、間もなく年末。霜が降りても何ともないキノコ達の出番の季節。

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ヒラタケの発生の勢いが良い。

これは晩秋~初冬に沢山出会えるキノコ。

こうした青みを感じる個体が嬉しい。

大きく開く頃、虫こぶが付いたものが多くなり、別に何ともないのだけど、どうも食べる気が・・。

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今回の採集で嬉しかったのは、ここ2年ほど発生が静かだった、エノキタケとアラゲキクラゲに多く出会えたこと。

でも今までの生え場が朽ちてしまい、新規開拓しなければならなくなった。

 

樹上生のキノコは、木材が朽ちるまでは毎年同じように発生するけど、最後はポツリと発生して、次の年からは出なくなる。

樹皮が剥がれ落ちると、極端にキノコの発生量が落ちるところを見ると、分解の一つの目安なんだろう。

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キクラゲの仲間に関しては、私が今の住居に越してきた当時は、何処の山でも見掛けた。

それが段々出なくなって、ここ2年ほどは本当にポツリと採れるまでに減ってしまっていた。

何故なのか理由はわからない。

それが今回、複数個所でその姿があった。

今年はキノコの発生がイマイチ良くないと、各所で聞く。

だけど種によってはそんな事はないような気がする。

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老菌だったので採らなかったけど、ヌメリスギタケモドキの発生が沢山あった。

私の地元では、やや珍しい種なのに、不思議。

 

このところ晩秋のキノコはハズレを引くことが多くて、歩き回った割に大した収穫にならない日が多くあった。

ところが今年はどうやら様子が違う。

昨年のような調子なら、キノコは諦めて違う遊びを探そうと、本気で考えたのだけどね。

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犬も歩けば何とやらで、それっぽい山を歩くと、何がしかの発生に出会える。

この「それっぽい」と言う感覚は、鈍い私は、分かるようになるのに随分時間が掛かった。

簡単に説明するなら、「やたらと山がゴチャゴチャしてない」となるかな?

風の通りのいい、落ち葉がやたらと積もって無いような、かつ下草がボウボウ生えて無いような、それでいて日当たりが強くない、そんな場所。勿論、自然の事には例外はあるけど。

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ナメコも出ていた。

この木はほぼ朽ちかけているので、今年の発生が最後だろう。

元々ナメコは私の地元には殆どないキノコ。初めて見付けた時は驚き、我が目を疑った。それから数年、何ヵ所かで見るようになった。

何処かの原木栽培などから、菌が飛んだのかもしれない。

昨年はまるで出なかったけど、今年は一か所だけ出てくれた。

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今回は主に新規開拓だったので尚更だろうけれど、今までキノコの姿が無かった場所に、結構色んな種が出ていた。

どうも何かの条件が今年は良いらしい。

ダメ元で歩いていても、各種のキノコが目に入って来る。

何が例年と違うのだろう。

 

数時間歩いただけで、そこそこの量が採れた。

これでまた暫くの間、キノコ料理が楽しめる。

山に、自然に感謝♪

2019年11月20日 (水)

晩秋キノコを当てる

このところ外れ気味な晩秋のキノコ。

いっそ駄目元で新規開拓に出ることにして、地図で見ていた数か所を廻ってみたのだけど。

やはり地図で見るのと、実際に歩くのでは印象が違っていて、どうも良い山な感じがしない。

今回も外れを引くかな・・と、チョイと諦めムードに。

 

3ヵ所目に向かう途中、車窓から山中の枯れ木に生えてるキノコが見えた。車が停められないのでパスしたけど、多分ムキタケ。よしよし・・これなら何かの収穫は叶いそうだ。

それにしても我ながら、走ってる車からよく見えるよな、って感心してしまう。

山菜とキノコは確かに見える。私より目の良い人は居るだろうし、見落としもあるとは想うけども。

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林道沿いの斜面に、クリタケが出ていた。

この時期はタイミングが当たると「クリタケ祭り」の開催に出会える。

今回は当たったようだ。

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近年の私の行き先では、晩秋のキノコの発生がイマイチ良くない。

その中で、何故か勢いが衰えないのがこのクリタケ。

とってもありがたい今時期の収穫物。

それにこのキノコは、私が採取をするようになってから、一番最初の段階で覚えた種でもある。

食味より、その姿が私はお気に入りなキノコの一つ。

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諦めかけていた、ナメコの株にも出会えた。

こうした株立ちを見付けると、嬉しくて一人で声が出てしまう。

誰も居ない山の中で、「うぉー!」とか「あぁぁー!!」とか、もう叫んじゃったりするのですよ。

山の神様、ありがとうございます!

 

私が声を思わず出してしまうのは、今のところはキノコの株立ちと渓流魚の大物だけ。

マイタケは「舞いたく」なるほど嬉しいそうだけど、渓流釣りシーズンの最終と時期が重なるので、私はパス。

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何て艶々で綺麗なんだろう。

あくまで個人的な感想だけど、とっても「可愛い」。

昨年も今年も、大きな株にあまり出会えていなかったので、一層嬉しい。

良い年だと一杯発生するのだけどね。

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チャナメツムタケ、シロナメツムタケも良い。

これはこれは良い場所を見付けた。

今まで近くまでは行った事があったけれど、入るのは初めての場所。

 

山の窪地とそこから延びる斜面のバランスが絶妙で、下草が少なく、空気の通りの良さが分かる。

地面からも木からも各種発生してるので、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロと、結構忙しい。

そう、この「忙しい」感覚が、私にとってキノコ採りの大きな楽しみ。

 

キノコ採りをやる、と人に言うと、「マツタケなんかも採れるの?」と返されることが多くある。

一般的にはマツタケは有名だし、希少さもあって高価だし。

でも採りたいとはあまり私は想わない。あったら良いな、程度。

何故なんだろうと、自分でも不思議だったのだけど、束で採れるキノコとの出会いに喜びを感じるからだと、近年ようやく気が付いた。クリタケの束生が今も好きなのは、これが理由。

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黒っぽい、晩生のムキタケ。

これは昨年は豊作だったけど、今年はイマイチ。

昨年と今年、同じ条件でないし、幾ら考えてもその差を生む原因は分からない。

キノコの世界は不思議が多く、それがまた魅力でもある。

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今年のアウトドアでは、一番の収穫の日となった。

釣りも含めて今年は外れが多かった。

どうも印象深い遊びが少ないなと感じていたのだけど、貯金が返ってきたよう。

実に楽しい山行。新規開拓は大成功! 本当に色んな事柄に感謝♪

 

ちなみに日中の最高気温は8℃だった。

もう随分涼しく、朝晩は寒い。雪が乗ったら奥山の遊びは終了となる。

晩秋のうちに思い切り楽しめた。 これで安心して冬を迎えられそうだ。

2019年11月 6日 (水)

渓釣り馬鹿親子の海遊び

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何年ぶりになるのだろうか、海の釣りに行くことに。

ウチの中学生の長男、友人の小学生の長男と一緒。

 

親父は同い年で、もう20年も前から、一緒に遊んできた。

 

渓流釣りからの縁で出会い、ずっと今まで付き合ってる。

 

互いに男子の子宝に恵まれて、次世代に目を細めながら、しかし不出来な息子の文句を交換するのも楽しいもの(笑)。

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虫、エビ、ルアー、何でもアリ。

投げ、サビキ、胴付き、、って範囲が広がると、お金掛かって仕方ないから、ある程度絞っての釣り。

 

・・・・

20年前には、こんな光景は想像すら出来なかった。

良い友人と出会えたものだと想う。

 

私らの子供達が、将来はさらに濃く付き合い、楽しんでくれたら良いな。

 

子供たちが成長し、そして私らは同じく歳を重ねる。

 

 

この友人のことを紹介しておこう。

電話で話すと、

「おい、キノコ採って送ってくれ!」
「山菜が喰いたいから、持ってきてくれよ!」

 

あのな、俺はお前のパシリと違うぞ?

って、そんなことは何も腹が立たない。

分かった。そんなら持って行くよ。と答えるだけ。

 

全く粗暴な言葉を吐くかと思えば、気の良い、実に楽しい仲間。

今までの釣り人生で、最も多くの時間を共有してきた。

一番沢山話をし、一緒に釣りをし、意見交換し、そして今の自分の釣りがある。

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親子遊びは、これで何回目だったかな。

親父同士はこれで今年は5回目。

渓流オフシーズンですでに2回目なんだけど、年内はこれで最後になる。

 

私は週末が仕事なので、年に5回も一緒になる友人は滅多に居ない。

よほど重なる部分がないと、こうはなってないだろう。

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我々にとって海の釣りは「緩い遊び」と言えると想う。

息子たちは夢中になってるし、親父たちもそれなりに真剣ではある。

しかし、渓流釣りのようには腰が入らない。

トータルの釣果では息子にも負ける始末だし(笑)。

 

イマイチ釣果は出なかったけど、楽しい時間を過ごすことが出来た。

久しぶりの海の魚を食べ、たまには良いな、って想う。

また一緒に遊びに行こうぜ♪

 

・・・・・・

一日明けて、連休だった私は、今度は近所の山へ。

2日続けて遠出するガッツは、今の私には無い(苦笑)。

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狙いはアミタケ。

先週あたりは良く採れたそうだ。

今は山が乾燥してしまい、発生量はイマイチだったけど、とりあえず晩御飯のおかず分くらいは採れた。

 

それにしても、体力落ちたな、と感じる。

2日続けて遊びに行くなんて、正直言ってしんどい。

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早めに切り上げて休憩しないと、次の日からの仕事に差し障るのでね。

若い頃は何ともなかったんだけどな・・。

 

今回釣りに行った友人とも、よくそんな話題になる。

お互い歳喰ったよな、って。

でも、まだまだ。

体の動く限り、自然に遊ばせて貰おう。

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