山菜採りで残念なこと
今年はこんな状況でなければ、4月に長野の人達と、山菜採りに行くはずでした。
ですが県境を越える移動自粛を求められた岐阜県からは、さすがに長野へは行けません。
少し迷ったのは確かです。
何故なら、案内をしてくれる現地の方が、末期癌だからです。
今ご一緒しておかないと、来年はないかもしれない。
山菜には季節がありますから、「延期しましょう」とは出来ないのです。
ちょっと触れておきますが、自粛とは「禁止」と言う意味ではありません。
ですが末期癌の人が感染症を患ったら、当人が助からない可能性があります。
そこでこの場合に「行かない」「会わない」を選ぶ事、これが「自粛」だと私は理解しています。
今騒ぎのウイルス感染症は、人と人の接触が無ければ拡散しないのは確かです。
会いたいのですよ。
山菜は県内でも、近場でも採れます。
そうでなくて、人との縁を大事に考えて生きてきた私は、皆で一緒にワイワイと趣味に興じる時間も大好きです。
でも万が一があったら、一生後悔してもしきれない事になります。
ご本人は末期癌にも係わらず、薬を服用しながら、それでも山に入ってます。今年が最後かもしれない人を、どうして止められましょうか。他の人にはまず会わない、地元でのことです。
会っておかなくても後悔、会っても後悔かもしれません。
こんな理不尽な話があるかと想います。
ちょっと脱線しますが、遠縁の親戚が亡くなりました。
葬儀は内々の家族のみで、お通夜はやるけど簡略化するそうです。
私は香典だけ出すことにして、出席は見合わせました。
癌でした。
あまり関わりが無かった方でしたが、やはり寂しいし悲しいです。
書いてて泣けてきました・・。
もう1点。
ウチの両親と、ゴールデンウィーク前後のタイミングを見計らって、山菜採りに行く予定でした。
これは県内でして、道沿いでも沢山採集できる場所です(私は山に入りますから、道路近くは手を出さないです)。
古傷(左膝)が悪化して、もう何年も前から山の上り下りには難が出てきた親父。
もう今は、私と一緒のペースでは歩けない。
車を降りてすぐの場所でも、ある場所にはあるものです。
そうした場所なら、親父も一緒に楽しんでくれるだろう。
ワラビ、タラノメ、ウド、ハリギリ、コシアブラ、ハンゴンソウ、コゴミ・・・書き切れませんね。
何しろ種類・量ともに豊富。そんな場所か何ヵ所か。
親父は今年81歳。
今のうちに一緒に行かないと、いつ行けなくなるか分かりません。
昨年、親父のすぐ上の兄貴が亡くなり、消沈してた姿はよく覚えています。
まさか県内の移動すらもが制限が掛かる事態になるとは、全く想像できてなかったです。
頭の痛い話題なんですが、私がウイルスを運んだら。
そう考えると、両親に会うのも今は・・なんですよね。
頼むぞ親父、来年それ以降もまだまだ、元気でいてくれよ。
良い山が幾つもあるんだよ。
運転もするし、案内もするから。
私はウイルス感染症など、さして怖れていません。
手洗い、うがい、消毒等々、打てる手を打って、それでも感染するなら仕方なしです。自然現象の一つでしかないですし。
ただ、自分が感染源になるのは怖いのですよ。
それで身内や友人が倒れたらと考えると。
友人とは会えず、身内の葬式も行けず、両親と会うのも憚られる。
そこまで気にしなくて良いようにも想いますけどね。
でも今は。
万が一を考えて、出控えておきます。
そうしてるうちに、今年の山菜のピークは県内では終わってしまいました。
高齢の両親や友人たちは、翌年どうなるか分かりません。
また来年、叶うならば、友人達とも、両親とも、一緒に山遊びに出たいものです。
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