親子と山と
家に帰ったら、スチロールケースが置いてありました。
私・「何が入ってんの?」
子・「ナマズだよ」
これ、何するんだ?
聞くと、
息子は高校で『科学部』に所属しており。
そこで休日の課題で、地元河川で水生生物を捕獲・観察し→次の日に学校に持って行って食べる。と言う企画なんだそうな。面白い部活だね。
そこで息子は嬉々として釣り竿を持って行き、ナマズをゲット!したのだと。
高校の部活で、息子が釣りで活躍できる日が来るとは。
生かしたまま学校に持って行くことは難しいので。私の仕事終わりを待ってて、捌き方を教えて欲しいと。
私はちょっとだけ最初に手伝って、後は息子が一人で格闘です。
捌き終えたところで試食の為に、私が唐揚げを作りました。
地元産のナマズを食べるのは初めてでしたが、美味い!!
これは良い味してる。
釣り好きな息子ですが、普段は魚を持ち帰りません。ナマズを捌くのも初です。
次の日にはこのナマズは、先生と部活の仲間たちの胃袋に納まったとのこと。
魚を釣る、捌く、料理する、食べる、どれも良い経験だと想うんです。
毎回じゃなくて良いですけど、興味があるなら「やったことがある」と言うのは大事。
釣り好きな高校生の、思い出になるのじゃないかな。
・・・・・
次の日は私の休日です。
私の父親がハリギリが欲しいけど、父がよく行っていた山では、最近あまり採れないんだそう。
それよりも老齢により足が悪い父は、山の斜面の上り下りが大分キツくなってるんです。
足場の良い山を案内して、一緒に行こうと誘ってみてたのですが、止めました。
どうも親父は、自分の好きな場所を、好きなように歩きたいらしい。でも体の自由が利かないから、欲しい山菜が採れない。
なので最近では自分の分と、実家の両親の分まで山菜採取するようになりました。勿論、私自身が山菜が好きだから、なんですけどね。
ハリギリなら時期的に良い山が心当たります。
母も山菜が好きですが、父のように一人で山に行くほどではないです。
その母が「ミヤマイラクサが分からない」と言うので、これも採取。
私自身はこの時期の狙いの一番はウドで、他にも欲しい山菜は沢山。
標高を変えつつ、芽吹きの違うタイミングの各種を集めるには、この時期は好都合です。
立派なコシアブラ。
太くて大きい。今年見た最大サイズ。
コゴミ
これ、ちょっと育っちゃってますが、かなり太いです。
極太と言って良いですね。軸が私の手の小指くらいあります。
こうして各種集めて持って行くと、両親が喜んでくれます。今回はリクエスト?のハリギリも採れました。
一緒には行かないのですが、山菜が届くのは嬉しいのですね。
何処の山に入ったとか、今年はどうだとか、実家で両親と話をするのも良いものです。
父・「こんなの見ちゃうと、足が痛いけど、また山に行きたくなるなぁ」
そんなふうに思えば、活力が出るんじゃないか。行っておいでよ。まだまだ元気でいてくれよな。
・・・・・
両親にしても息子にしても、有難いことにアウトドアからの派生で、色んな楽しみを共有出来ます。
老齢の両親を見て思う事、高校生の息子を見て思う事、私にも色々あります。
年齢も立場も考え方も結構に違うんですが、「楽しい」や「嬉しい」を一緒に感じられるのは本当に良いものです。これは親子でなくても同じか、似てるのですけどね。
今にして考えても、私がアウトドア好きになったのは、山男だった父(長野出身)の影響は大きいです。
ゲームとかネットとか無かった昭和の時代に、幼い私を山や川に連れ出してくれたのは父親でしたが、釣りにしても山菜にしても、父から教わった事は殆どなくて、独学です。
中高生の頃には親父とは一緒に出掛けなくなり、私が山渓遊びに戻ってからも、一緒に行った事は全然ありません。むしろそれで良かったようにも想います。
私はメインの趣味を渓流釣りに置きましたし、父は渓流釣りには興味が無かったので、フィールドは被るんですが、行きたい場所もやりたい事も違っていました。年齢が重なった今も、そこは変わらないんですね。
その私の息子は高校性になりましたが、幼少時から変わらず仲良し親子で、今も一緒に山渓に行きます。
でも息子は山菜やキノコにはほぼ興味が無くて、釣りばかりです。
ナマズやコイの釣りには私は興味がありませんが、息子は釣りの相手となる魚は選り好みしないので、何でも楽しそうに釣ります。
当然と言えば当然、興味の向けどころは親子でも違うんですよね。
息子は自分のスタイルで遊べば良い。
想像ですが私の父親も、自分とは違う方向へ行った息子の私を見て、今の私と同じような事を考えていたのかも知れません。
息子を、両親を、喜ばせてやろう。みたいに考えた時期もありました。
でも今は、重なる部分は一緒に楽しみ、そうでない部分は別々で良い。その笑顔が見られれば、それが私にとっても嬉しいです。
必用な時に少しだけ手伝えたら、それで充分です。
父から子へ、色んなバトンが渡されます。
私はアウトドアが好きで良かったです。
« ブラウントラウトという魚 | トップページ | 調査釣行&終盤の山菜採り »
「山菜・キノコ・その他アウトドア」カテゴリの記事
- 2023年 お正月休みのキノコ・2(2023.01.06)
- 2023年 お正月休みのキノコ・1(2023.01.04)
- 2022’山遊び最終・雪中キノコ採り(2022.12.27)
- 大雪に思うこと(2022.12.24)
- 強い寒波襲来・ヒラタケほか(2022.12.20)












コメント