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2021年5月13日 (木)

親子と山と

家に帰ったら、スチロールケースが置いてありました。

 

私・「何が入ってんの?」

子・「ナマズだよ」

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これ、何するんだ?

 

聞くと、

息子は高校で『科学部』に所属しており。

そこで休日の課題で、地元河川で水生生物を捕獲・観察し→次の日に学校に持って行って食べる。と言う企画なんだそうな。面白い部活だね。

 

 

そこで息子は嬉々として釣り竿を持って行き、ナマズをゲット!したのだと。

 

高校の部活で、息子が釣りで活躍できる日が来るとは。

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生かしたまま学校に持って行くことは難しいので。私の仕事終わりを待ってて、捌き方を教えて欲しいと。

 

 

私はちょっとだけ最初に手伝って、後は息子が一人で格闘です。

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捌き終えたところで試食の為に、私が唐揚げを作りました。

地元産のナマズを食べるのは初めてでしたが、美味い!!

これは良い味してる。

 

 

釣り好きな息子ですが、普段は魚を持ち帰りません。ナマズを捌くのも初です。

 

次の日にはこのナマズは、先生と部活の仲間たちの胃袋に納まったとのこと。

 

 

魚を釣る、捌く、料理する、食べる、どれも良い経験だと想うんです。

毎回じゃなくて良いですけど、興味があるなら「やったことがある」と言うのは大事。

釣り好きな高校生の、思い出になるのじゃないかな。

 

 

・・・・・

 

 

次の日は私の休日です。

 

私の父親がハリギリが欲しいけど、父がよく行っていた山では、最近あまり採れないんだそう。

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それよりも老齢により足が悪い父は、山の斜面の上り下りが大分キツくなってるんです。

 

足場の良い山を案内して、一緒に行こうと誘ってみてたのですが、止めました。

どうも親父は、自分の好きな場所を、好きなように歩きたいらしい。でも体の自由が利かないから、欲しい山菜が採れない。

 

 

なので最近では自分の分と、実家の両親の分まで山菜採取するようになりました。勿論、私自身が山菜が好きだから、なんですけどね。

ハリギリなら時期的に良い山が心当たります。

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母も山菜が好きですが、父のように一人で山に行くほどではないです。

その母が「ミヤマイラクサが分からない」と言うので、これも採取。

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私自身はこの時期の狙いの一番はウドで、他にも欲しい山菜は沢山。

標高を変えつつ、芽吹きの違うタイミングの各種を集めるには、この時期は好都合です。

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立派なコシアブラ。

太くて大きい。今年見た最大サイズ。

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コゴミ

これ、ちょっと育っちゃってますが、かなり太いです。

極太と言って良いですね。軸が私の手の小指くらいあります。

 

 

こうして各種集めて持って行くと、両親が喜んでくれます。今回はリクエスト?のハリギリも採れました。

一緒には行かないのですが、山菜が届くのは嬉しいのですね。

 

何処の山に入ったとか、今年はどうだとか、実家で両親と話をするのも良いものです。

 

 

父・「こんなの見ちゃうと、足が痛いけど、また山に行きたくなるなぁ」

そんなふうに思えば、活力が出るんじゃないか。行っておいでよ。まだまだ元気でいてくれよな。

 

 

・・・・・

 

 

両親にしても息子にしても、有難いことにアウトドアからの派生で、色んな楽しみを共有出来ます。

 

老齢の両親を見て思う事、高校生の息子を見て思う事、私にも色々あります。

年齢も立場も考え方も結構に違うんですが、「楽しい」や「嬉しい」を一緒に感じられるのは本当に良いものです。これは親子でなくても同じか、似てるのですけどね。

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今にして考えても、私がアウトドア好きになったのは、山男だった父(長野出身)の影響は大きいです。

ゲームとかネットとか無かった昭和の時代に、幼い私を山や川に連れ出してくれたのは父親でしたが、釣りにしても山菜にしても、父から教わった事は殆どなくて、独学です。

 

中高生の頃には親父とは一緒に出掛けなくなり、私が山渓遊びに戻ってからも、一緒に行った事は全然ありません。むしろそれで良かったようにも想います。

私はメインの趣味を渓流釣りに置きましたし、父は渓流釣りには興味が無かったので、フィールドは被るんですが、行きたい場所もやりたい事も違っていました。年齢が重なった今も、そこは変わらないんですね。

 

 

 

その私の息子は高校性になりましたが、幼少時から変わらず仲良し親子で、今も一緒に山渓に行きます。

でも息子は山菜やキノコにはほぼ興味が無くて、釣りばかりです。

ナマズやコイの釣りには私は興味がありませんが、息子は釣りの相手となる魚は選り好みしないので、何でも楽しそうに釣ります。

当然と言えば当然、興味の向けどころは親子でも違うんですよね。

息子は自分のスタイルで遊べば良い。

 

想像ですが私の父親も、自分とは違う方向へ行った息子の私を見て、今の私と同じような事を考えていたのかも知れません。

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息子を、両親を、喜ばせてやろう。みたいに考えた時期もありました。

でも今は、重なる部分は一緒に楽しみ、そうでない部分は別々で良い。その笑顔が見られれば、それが私にとっても嬉しいです。

必用な時に少しだけ手伝えたら、それで充分です。

 

 

父から子へ、色んなバトンが渡されます。

私はアウトドアが好きで良かったです。

 

 

 

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