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2022年3月

2022年3月30日 (水)

越年アマゴを探す

前年に成熟し、越冬したアマゴ。

私的な最近の流行りで、このタイプを探して釣りたい。

 

成熟個体の特徴を持っている魚達が好きなんですね。

 

以前から興味を持っていまして、このタイプをずっと探してきました。それを今年は更に突っ込んでみようと。

 

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秋のオスの大型は、口先が伸びて鼻曲がりになります。そこまでのサイズでなくても、成熟したオスアマゴは、未成熟魚に比して頭部が大きく、口も大きい。

この形状とバランスが格好良いなと私は感じます。

 

プラス、上下左右どこから見ても、ウロコの反射が視認できないヌメリ肌の個体が居ます。私的にこのタイプに出会えるととても嬉しい。

 

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これも秋の繁殖期の特徴の一つで、全てのアマゴに現れるものではありません。

支流域ではウロコの反射が弱い個体を多く見ますが、それとはまた意味が違うのですね。

 

 

私が釣り人としてアマゴの魅力を考えると、一つには個性豊かであることが挙げられます。

同じ河川でも、様々なタイプが居て、非常に興味深い。

その中で見惚れる美しさと野生の力強さを纏うアマゴに惹かれるんですね。越年魚は未成熟魚に比して、迫力のある個体が多いです。

 

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このアマゴはウロコが消えたヌメリ肌に、赤色を帯びています。婚姻色のようにも見えますね。

朱点が大きいのは、稚魚放流の個体なのか? そこはちょっと気になるところですが、体色はとても綺麗でした。

 

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↑のアマゴと同じ河川で、薄銀化の個体も出ました。

これはタイトルの越年アマゴとは違うのですけどね。

このように、容姿の違う個体が同じ日に同じ渓で出会えるのが面白い。

 

 

シラメとは違う、半銀毛とも呼ばれる個体。肌理が整った体表で、色合いが薄い。居付き型とは違った美しさが魅力ですね。

本流域ではよく見るタイプで、小谷ではあまり出会いません。

色合いが薄い方が、移動性が高い魚とも言われます。時期が来ると、育った大淵を出て、移動魚になる。

このタイプは大型に育ちやすい性質上、産卵期後は多くは残らない気がします。

 

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サイズが上がると、個性が際立ってきます。移動性の低い魚ほどそれが顕著。

これで26㎝ほどですから、雪の残る時期にはまずまずの良型。色合いが回復し、プロポーションも良い。嬉しい出会いです。

 

 

春先に越年個体を探したいのは、その姿形が好きな事もありますし、平均的なアマゴに比して良型が多い事もあります。その代りに数は少ないみたいですけども。

この時期に20センチ後半、あわよくば30㎝を超すアマゴとなると、そうそう出会えませんのでね(私では)。

それに同じくらいのサイズなら、自分が好きなタイプに出会いたいとのワガママもあり。

 

 

釣っている最中に混じってくる良型の越年個体は、どうしたら出会いを増やせるだろう。

そんな事を色々考えて、今年は釣ってきました。

 

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タイプごとに、出会い易い場所はあると思います。先の半銀毛の例のように、小さな支流よりは大きな本流に多い、など。

これも時期次第で、魚の移動(遡上)が始まると、また違った場所に出会いの場が変わる事もあって。

渓流釣りが面白いのは、季節ごと、日ごとに魚の状況が刻々と変化すること。

 

良かれと思って選んだ渓がまるでペケだったり、意外な場所が当たったり。

「私が釣れない」と「狙いの魚が居ない」は全然違いますから、難しい。

 

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降雨後で、雪融けの河原にはフキノトウが沢山出てました。

まだ陽の光を浴びていなくて、白っぽい。

こうして時期が進めば、渓魚も色合いを変えていきます。

 

越年個体を追ってみる事で、場所の見方、そして釣り方を考察するのは楽しかったです。狙いを絞ることで、あらためて様々な発見がありました。

 

本命のタイプがあると、それ以外の個体との差異を観察した方が良くて、結果としては様々なタイプが釣れないとそれが出来ない。狙いの魚に出会うには、それ以外のタイプも多く釣れた方が良いんですよね(本流の一発狙いとかは別としまして)。

同タイプのみしか棲息しない隔絶区域もあるのかもですが、私が普段遊んでいる一般的釣り場には、それはまず無いです。

 

 

もう春本番になり、桜の季節には本流域も面白くなる。

これからも時期ごとに好きな魚を追い掛ける、そのテーマ探しも続けて行きます。

 

 

 

 

 

2022年3月22日 (火)

谷釣りと渓魚の個体観察

釣り好きの息子から、「小谷に行きたい」とのリクエスト。

 

いいね。ならば、郡上管内の支流を巡ろう。

 

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早春の小谷の釣りでは、本流や大きな支流よりも元気な魚達に出会えることが多いので、私もよくやります。

もうそろそろ、大川も良いかなと思うのですけどね。

 

釣りスタイルは何でもアリの息子は、今回はメインはルアーで、時々延べ竿。小さなポイントを狙った釣りがやりたいのだそう。

 

 

私は谷釣りでは、良型の越年個体を探したい(越年個体とは、昨秋に成熟し、越冬したアマゴのこと)。

支流の魚の平均サイズは、大川に比して小振り。ですが遡上が無い渓でも、流れの規模からすると少々驚くサイズが出ることがあります。

その多くが越年個体。勿論、大川にも良型の越年個体は居ますけどね。

それと小谷では「その渓オリジナル」みたいな、色合いが個性的な魚に出会えます。この観察も好きなんですよね。

 

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まだ痩せてますが、これで8寸ほど。尻ビレが伸び、体表がくすみ、パーマークがややボンヤリしてます。これらは越年のメスの特徴ですね。

色合いは婚姻色からのサビ色が抜けたからじゃないかなと。今時期だと、黄土~茶色のような個体が多い気がします。

 

 

引き込みが強くなってきましたから、大分回復してきてますね。

このまま育てば夏時期には良い魚体になりそう。そして秋には沢山の子孫を残して欲しいな。

 

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こちらは9寸超。泣き尺ですね。

・・「惜しい!」って、ついつい言っちゃいます(笑)。

 

写ってないですが、尾鰭が擦り切れてました。

このサイズだと、昨秋は沢山の卵を産んだだろうアマゴ。

手を出すのも申し訳無いような、しかし出会えるとその生命力と言うか、逞しさに感動するんです。産卵後は良型アマゴの多くは斃死しますのでね。

こうした越年個体はサイズが上がるほどにレア度が高い。

 

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私の小谷のもう一つの楽しみはイワナ。

郡上管内はアマゴ優勢の場所がほとんどです。でも上流部には結構、出会える場所がありますのでね。

こちらも、あわよくば良型を探したいと、いつも思ってます。

 

ただやはり水量の少ない谷川では、アマゴもイワナも、小粒な魚が多いのは致し方なしかなと。今回も多くは20㎝に届かない魚達でした。

 

 

 

息子のルアーを見ていて。魚は反応はしてますが、中々食わせられず。

出てきた、バラした、とやってました。楽しそうでしたから、良かったです。

今後魚の追いが上がれば、更に楽しいでしょう。

 

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谷アマゴには、「色濃い」個体が居ます。これはオスですね。

目尻から体側線上に暗い色を纏うのは、昨秋の早熟個体じゃないかな。秋にはもっと黒ずんだ色が入ったアマゴが居て、それは大体、それほど大型ではありません。

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同じ渓で釣った別のアマゴと比べると、雰囲気が違います。こちらはまだ若い感じ。

 

 

こうした個体差のある魚達が居て、同じ釣り方で釣れるのか、何か変えた方が出会いが増えるのか・・?

そもそも、こうした個体の違いの意味は?

考えるほどに面白いです。

 

 

釣る中に時折混じる越年個体。中々出会えませんけども、私はこの個体群には興味を持っています。

これらに割と出会えることが多い・少ない場所はあるみたい。

 

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息子と、釣りのこと、魚のこと、色々と話しながら遊び。

雪解けの河原でフキノトウを摘み。

綺麗な水と空気と、こんな時間がたまらなく良いなと。

 

釣りは息子は好きなようにやるので、良くも悪くも釣り自体は放置プレーです。

ただ、見ていると自分が釣るより楽しい時もあるんですね。

 

まずまず釣果も出たし。

良い1日に感謝です。

 

 

 

 

 

2022年3月19日 (土)

外来魚・ニジマス

小学生のニジマス放流体験報じる記事に違和感 「外来種であることを大人は教育すべき」 明治初期に米から移入された歴史

 

・ニジマスが外来種であり、放流により各地の河川の生態系に深刻な被害を与えているという事実がTwitter上で大きな注目を集めている。

 

・「子供にニジマス放流させる前に、大人にニジマスは外来種ですと教育してほしい。『行ってらっしゃい』じゃないんだわ。」

 

・ニジマスはその在来種かのような名称と食用種としての知名度から外来種と気付いていない人が多い。

 

 

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ニジマスが日本産の魚でない事は、知らない人が多いのは確かです。

外来魚種で広く一般に知られているのは、ブラックバスじゃないですかね。

 

さてこのニジマスですが、産業管理外来種として扱われています。

流通量が多く、遊漁としての需要も高い。外来魚種として一括りに排除できない種ですね。ニジマスと表記せずに『サーモン』『トラウトサーモン』等々の呼び名で、食べたことがない人の方が少ないんじゃないかな。

全国の各地の河川に放流されていて、これも渓流釣りをやる人なら、釣ったことも見たこともない人は居ないでしょう。

私個人としましては、本来居ないはずの魚の自然河川への放流は、正直賛成は出来かねます。

 

 

記事では小学生がニジマス放流、との話。

私は現地の魚の生息状況は知らないですけど、長野県の在来魚種に切り替えて貰えると良いのに、と。

 

こうした話題が出ると、他の外来種を持って来て、アレはどう、コレはこう、とやり出すとややこしくなるんですが、論点がボケるので、ひとつづつ考えた方が良いのじゃないかな。一種でも明快な答えが出難いですのでね。

また、肯定派と否定派が論じ合っても、まず平行線になります。なので私は「立ち位置はグレーで、意見交換はしても、議論はしない」とのスタンスを取っています。

 

私の意見としては魚族放流は、在来魚種が繁殖できる、持続可能な方法を望んでいます。

 

 

・・・・・

もう一項。

 

コイ稚魚放流でまさかの炎上 外来種が与える影響を「池の水ぜんぶ抜く」専門家が指摘

 

・三重県・伊勢市内を流れる宮川の支流・馬瀬川で、地元のボランティア団体が川をかつての姿に戻そうと13日にコイの稚魚200匹を放流した。

 

・「コイは外来種でしょ」「逆に環境に悪影響では」

 

恥ずかしながら、私が鯉を外来魚だと知ったのは、大人になってからです。近所の川にも池にも、良く見掛ける魚でしたのでね。食用としても養殖されていますし。

 

私は渓流域で出会う魚種のことは、ある程度分かるつもりです。

そこは棲息魚種が少なく、アマゴやイワナに、あとはカジカくらいでしょうか。そこから下流になると、コイ科の魚やヨシノボリなどを見るようになります。

 

何かの理由で魚の生息数が減少した際、良かれと思って他魚種を放流するのは、より残念な結果を生むこともありそうです。

イワナ減ってしまった源流域にコイ科の魚を放したところで、まず定着はしないですし、定着できたとしてもそれは、イワナが泳いでいた環境を改変してしまいます。

魚が減った理由を取り除かないでは、どのみちその環境での魚族の繁殖は難しく、持続性が乏しい。

折角の善意で魚族放流をするのであれば、考えた方が良いかなと想います。

 

 

 

 

2022年3月16日 (水)

降雨&融雪増水

待ちに待った雨。今年初めての増水です。

 

今回は状況変化を見たい場所が多く、少しづつ色々な郡上管内のポイントを回りました。この出水で魚が動くはず。ここを境に、冬場とは反応が変わりますね。

 

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ユキシロ色のアマゴ。やはり出て来ました。まだ若干細いですね。これで8寸ほど。

 

最初の増水で動く魚は、やはり流れのキツい場所より、幾らか緩やかなポイントに入ってるようです。

春の最初の増水時は、アタリの出方も何処か冬に近い。流れは良い感じに効いていても、泳ぎ回る体力が魚達に不足かなと。

 

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今回見た中では、サイズはともかく、一番ポッテリしたアマゴ。

増水で豊食中ですね。でも居たのは、やはり瀬脇の緩み。

 

 

沈んでいた葉っぱなどが沢山流れていました。おそらく川苔と一緒に、川虫も大量に流下しています。魚達はエサを見分けて食べてるのですね。

 

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この切り替えのタイミングに休日が重なったのはラッキー。

完全に春になり切らない、しかし居場所が真冬ほど緩流でもない、この魚の動きを観察したかった。メインになる釣り方も変えていかねばです。

それであわよくば大型をと、スケベ心はありますけど、中々・・。

 

 

早い年なら2月の降雨で魚の動きが違って来ますが、その後の冷え込みで、冬モードに戻ったりします。

今年も今後、多少の戻りはあるでしょうが、魚達のコンディションを見ると、春になったと言えそう。冬の色を残した魚は、今年は終わりが近いかな。

 

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引き込みの強さも、一気に春めいてきました。

増水と相まって、良く暴れるので釣ってて楽しいです。

 

だけど。

言い訳ですけど、ゴミが大量に流れてる時って、釣り難いんですよ。しかも融雪水でとっても冷たいし。

「いかにも」な場所でスンナリとは出てくれなかったり。

ここで工夫するのが春先の面白さでもあり、同時に私的な課題でもあります。

 

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何ヵ所も見回ってみて、冬っぽい魚、春っぽい魚、色々出会えました。

プロポーションが良いのは、早くから動き出していた個体かもです。

 

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雪が融けたばかりの沢筋には、ワサビの葉が出ていました。

フキノトウも所々に見掛けます。

厳しい寒さが抜けて、魚達だけでなく、山渓のもの達が春を迎えています。そろそろ始まる山菜も楽しみ。

 

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7~8寸のアマゴは出て来てて、越年の大型回復個体も何処かに居るはずですが・・これが探せないんですよね。

 

これからしばしユキシロ期。

この時期ならではのポイントと釣り方の選定が面白く、読みが外れると痛い事に。

 

融雪増水が始まりましたから、どの河川も一気に季節が進むでしょう。

今後の釣りが楽しくなりそうです。

 

 

 

 

2022年3月 8日 (火)

3月寒の戻り・親子渓流釣行

雛祭りが過ぎる頃、冷たい北風と共に降雪がよく来ます。

ようやく春一番の南風が吹いたのに、山は真冬に逆戻りしました。

 

 

今月は高校生の息子の学校のお休みが多いです。

中学生の受験とか、行事色々で?

ウチの親子は休日の合う日は一緒に釣行です。

 

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しかし、現着するとこの状態・・。

朝は国道も圧雪路で、どうしようかなと。

 

しかもしかも。

最初に入ったポイントで、息子のウェーダーのソールが剥がれて無くなってることが発覚。これは私の確認不足でした。

 

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仕方が無いので急遽、足場の確保出来る、遡行距離の短いコースを幾つか考えました。

 

助かったのは、寒気と積雪ゆえか、他の釣り人に出会わなくて。どこも空いていました。

確かに釣りには厳しいコンディション。私達は諦めませんが(笑)。

 

 

釣りの方は、朝のうちは非常に渋く、徐々に状況が上向きに。事前予想通りの展開でした。

 

気象変化等で、魚の動きが変わるのでしょう。

強い冷え込みが来ると、朝は大体、魚の気配が薄く感じます。

1日の中で好転も暗転もありますけど、今回は前者。

 

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良い感じの♂アマゴ。これは息子が釣りました。

 

寒が戻ると喰いが浅い。

アタリは小さいし、バラシが多発するしで、何とも難しい。

私が連続でバラシた後に、息子は連続で釣り上げる場面があり、冷や汗かきました(笑)。

それでも、思ったより反応があります。

 

息子が良いアマゴを掛けましたが、これもバラシ。本人もですが、私も悔しくて。

惜しかったな~、残念・・じっくり見たかったけど、またの機会に再戦です。

 

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イワナが時折出るのですが、こちらはガッツリ食って来る個体も居ました。

それと小型アマゴも、サビ抜けした個体は元気。

 

冬のあるあるで、活性の個体差が出るんですね。

痩せた魚も居れば、よく食べてお腹がモリモリの魚も居ました。こんな渇水なのに、何食べてるのかな?

 

 

釣った、バラしたと笑い、魚のこと、釣り方のこと、そんな話を親子で交わしながらの釣りは、毎度ながら良いものです。

 

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一時、晴れ間が覗いて暖かくなりましたが、概ね曇天で、空気が冷たいことは参りました。

二人して震えながら竿を出して、でも魚が出てくれると、寒さを忘れてしまいます。

 

前日は吹雪いたそうです。しっかり積雪してましたから、かなり降雪が多かった様子。今日はそれよりは良い状況でしょう。

 

 

初めはどうなることかと。でも結果は楽しめました。

こんな日にも何とかなるのは、我ながら通った成果で、ある程度は河川選択ができますのでね。・・選択ミスでキツい日もありますけど(苦笑)。

 

 

今回の寒気が抜けたら、暖かくなる予報が出ています。

冬の間に行っておきたかった河川がありましたが、それはまた来年かな。

春になれば、春の釣りを。今年も厳しい冬の釣りを楽しませて貰えました。

 

息子とはまた春の釣りで同行予定です。

 

 

 

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