谷釣りと渓魚の個体観察
釣り好きの息子から、「小谷に行きたい」とのリクエスト。
いいね。ならば、郡上管内の支流を巡ろう。
早春の小谷の釣りでは、本流や大きな支流よりも元気な魚達に出会えることが多いので、私もよくやります。
もうそろそろ、大川も良いかなと思うのですけどね。
釣りスタイルは何でもアリの息子は、今回はメインはルアーで、時々延べ竿。小さなポイントを狙った釣りがやりたいのだそう。
私は谷釣りでは、良型の越年個体を探したい(越年個体とは、昨秋に成熟し、越冬したアマゴのこと)。
支流の魚の平均サイズは、大川に比して小振り。ですが遡上が無い渓でも、流れの規模からすると少々驚くサイズが出ることがあります。
その多くが越年個体。勿論、大川にも良型の越年個体は居ますけどね。
それと小谷では「その渓オリジナル」みたいな、色合いが個性的な魚に出会えます。この観察も好きなんですよね。
まだ痩せてますが、これで8寸ほど。尻ビレが伸び、体表がくすみ、パーマークがややボンヤリしてます。これらは越年のメスの特徴ですね。
色合いは婚姻色からのサビ色が抜けたからじゃないかなと。今時期だと、黄土~茶色のような個体が多い気がします。
引き込みが強くなってきましたから、大分回復してきてますね。
このまま育てば夏時期には良い魚体になりそう。そして秋には沢山の子孫を残して欲しいな。
こちらは9寸超。泣き尺ですね。
・・「惜しい!」って、ついつい言っちゃいます(笑)。
写ってないですが、尾鰭が擦り切れてました。
このサイズだと、昨秋は沢山の卵を産んだだろうアマゴ。
手を出すのも申し訳無いような、しかし出会えるとその生命力と言うか、逞しさに感動するんです。産卵後は良型アマゴの多くは斃死しますのでね。
こうした越年個体はサイズが上がるほどにレア度が高い。
私の小谷のもう一つの楽しみはイワナ。
郡上管内はアマゴ優勢の場所がほとんどです。でも上流部には結構、出会える場所がありますのでね。
こちらも、あわよくば良型を探したいと、いつも思ってます。
ただやはり水量の少ない谷川では、アマゴもイワナも、小粒な魚が多いのは致し方なしかなと。今回も多くは20㎝に届かない魚達でした。
息子のルアーを見ていて。魚は反応はしてますが、中々食わせられず。
出てきた、バラした、とやってました。楽しそうでしたから、良かったです。
今後魚の追いが上がれば、更に楽しいでしょう。
谷アマゴには、「色濃い」個体が居ます。これはオスですね。
目尻から体側線上に暗い色を纏うのは、昨秋の早熟個体じゃないかな。秋にはもっと黒ずんだ色が入ったアマゴが居て、それは大体、それほど大型ではありません。
同じ渓で釣った別のアマゴと比べると、雰囲気が違います。こちらはまだ若い感じ。
こうした個体差のある魚達が居て、同じ釣り方で釣れるのか、何か変えた方が出会いが増えるのか・・?
そもそも、こうした個体の違いの意味は?
考えるほどに面白いです。
釣る中に時折混じる越年個体。中々出会えませんけども、私はこの個体群には興味を持っています。
これらに割と出会えることが多い・少ない場所はあるみたい。
息子と、釣りのこと、魚のこと、色々と話しながら遊び。
雪解けの河原でフキノトウを摘み。
綺麗な水と空気と、こんな時間がたまらなく良いなと。
釣りは息子は好きなようにやるので、良くも悪くも釣り自体は放置プレーです。
ただ、見ていると自分が釣るより楽しい時もあるんですね。
まずまず釣果も出たし。
良い1日に感謝です。
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