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2022年5月25日 (水)

山菜と渓流魚を考察する

私のメインの趣味は渓流釣りで、年によって、また時期によって、追い掛けたいテーマを変えています。

今春は釣りと絡めて、山菜に注力してきました。

 

植物類の芽吹きのタイミングと、渓魚の動きを観察していて。

地域が違うと、季節の進みが違いますからね。そして季節進行の具合で、渓流魚の動きも違ってくるはず。

 

 

気温、水温、雪融け等々、渓流釣りで大事な事柄は、山菜の芽吹きにも大事。

・・と書いてみても、山菜から釣りに直結するような確かなネタは、そうそう見付からないですけども(笑)。

様々な事柄の関連性を探すことは、私の場合は山渓遊びの楽しみなんですね。

何より、山菜が好きなのと、渓流釣りが好きなのと、その両方を楽しもう、ってお話です。

 

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ヤマブドウの新芽

天ぷらにすると、爽やかな酸味が美味しい。

これが出始めると、春の山菜は終盤。  

 

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ヤマウド

私の好物の一つ。

もう大きく開いたものが増えて、今後は新芽を摘むくらい。

 

ヤマブドウ、ヤマウド、これらが育ってくる頃、陸生昆虫の種類が増えて、すると渓魚達のエサも変わって行くのじゃないかな。

 

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標高を上げれば、まだ春の山菜は採れます。

 

コゴミは雪融け後の山肌に出る山菜。5月後半にもなると、人里近い地域ではすっかり開いてしまっています。

これが河原に見える時は、そのエリアはユキシロ混じりで水温が低い。でもこの頃から、魚達の動きが春めいてきます。

同じ日でもこの植物の成長は、場所によっての状況の違いを知らせてくれるんですね。

 

 

気温や水温は、日でも時間帯でも変化します。

積算という概念があり、○℃の気温が✕日以上続くと、△の花が咲く。みたいなことは、自然界には沢山あって。これはその日だけでは分かり難いです。

 

 

移動性の高い魚が動き出す時期と、春の山菜の中〜後半戦がカブるのは、経験上間違いありません。

このタイミングには地域差があって、繁茂してる植物類を見ると、その日の水温気温以外に、魚達の動きがどうなっているのか、そのヒントがそこにあるのじゃないか、と私は考えてるのです。

 

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渓流魚をざっくりと区分すると、「居着き魚」「遡上魚」「移動魚」。あくまで私的な分類です。そして正確な分けは難しい。

↑のアマゴは、私の区分では移動魚。

 

 

パーマークが着いているから居着き魚とは限らず、遡上魚だから銀ピカとも限りません。ダム育ちの遡上でもパー付きアマゴは居ますし、シラメなのにいつまでも河川に留まるものも居るようです。

山奥の隔絶区でも、一箇所から動かないもの、幾らかでも上下移動するもの、色んなタイプの個性があると想像しています。

 

 

冬に魚があまり動かないのは、上流域ほどそうでしょう。とにかく水が冷たいですから。

下流に降りた魚は上流域の魚に比して、活動が弱まる期間が無いか少なくて、ゆえに初夏の頃には立派な大きさに育っています。

それら各流域で成長した魚達が、動きを変える時を読むことが出来れば、釣りの組み立てが一層楽しくなるだろう、と思うわけです。

 

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↑こちらは遡上魚。

 

いつ、どのタイミングで、どのタイプと出会えるか? 更には、どんな流れで、どんな釣り方で?

これはテーマがかなり大きいので、とりあえず今年の早春は、居着き型アマゴの3年魚(年越し)を探していました。

水温む頃からは、やや移動性の高い魚が動き出し、その後は遡上魚も見え始めます。これらの多くは2年魚ですね。

 

 

近年、私の遊び場の地域で私が採る山菜に関しては、タイミングはほぼ計れるようになりました。20年くらい掛かったかな。

年ごとに幾らかの時期の前後があり、今では山の様子を見ると、どの山どの種が早いとか遅いとか、大体判別できます。暦とは違う、季節の巡りを知る、と言う事ですね。

山菜一本で山行することもありますけど、リュックに釣り竿を背負っていって、魚の反応を見る事と合わせてデータを取るのは、とても面白かったです。

 

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それと昨年は、釣れた魚の「数」を意識していまして。・・とは言え、そんな凄い尾数を獲れた訳でもないんですけど(苦笑)。

それにやはり昨年も、山菜シーズンには山入りしてましたしね。

 

 

数値目標と言うより、狙いのタイプの魚に出会う為には、それ以外のタイプの居場所を見た方が良く。

例えば小型魚が何処から出たかを見ると、良型は何処に居るのか、とか。

遡上型が釣れたなら、その時居付き型は何処に着いてるのか、とか。

多く釣るほどに、色んな事が推察し易くなると考えた次第。ならば出来るだけ数を釣ろうと。

 

 

それで今春は、冬から釣り始めて以降、季節の進みと共に、何処にどのタイプが現れるか、その時の植物の芽吹きはどうなっているのか、そんなことを観察の主としました。

なので一日の釣りで、標高を上げたり下げたりして、本支流、同日に観察を続けています。

 

おそらく年月を費やしても、釣りと山菜に、関連性を裏付ける完全な答えはそうそう出ないでしょう。

しかしこのパズルに挑むような感覚が私は好きです。

 

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前述のように春の山菜は終盤戦になり、これだけを狙うのなら今後は、かなり山奥に行かねばなりません。

でも私は盛期の渓流シーズンには、そこまではしないつもり。何やと言っても、やはり私の遊びの中心は渓流釣りです。それにあまりに標高が高いと植生が違って、山菜類が豊富なばかりではないですしね。

 

そろそろ梅雨入りの声が聞こえそうな今年。

今後も追い掛けたいテーマは沢山あって、楽しみが尽きません。

 

 

 

 

 

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コメント

こんばんは♪
山菜と渓魚との連動性は興味深いですね~
流石です。
自分のフィールドはどうだろう?
土手に自生するクワの実が熟すと、
尺を越える魚が出てくるってのがあります。

ところでクワの実はそのまま食べれるん
でしょうか?

ATさん、おはようございます。

私の場合は、自分がある程度知っている山菜と絡めてるのですが、花でも虫でも鳥でも何でも、その分野に明るい方であれば、相関性は見付けておられると思うんですね。

花が咲く→虫が飛ぶ→鳥が来る、みたいな感じで。そこでどの花に、どの虫が、と言った詳細が判別できると、一層考察が深まるのではないかと。渓魚も同じか、似てると考えている次第です。


桑の実が熟すのは、私の地元だと梅雨入り前後くらいで、これもやはり渓流魚の活発な時期と重なりますね。
あれは生でも食べられますし、砂糖を加えて煮て、ヨーグルトと混ぜると、超!絶品に仕上がりますよ。驚きの美味しさですので、オススメです(^^)

おはようございます。
山菜の進み具合と渓魚の活性の関連性を考えるのはおもしろいです。
その日の気温水温だけでは魚の活性を計れないのは確かですし、もっと大きな季節の進み具合と関連はありますよね。

ヤマブドウの新芽は食べたことがありません。
酸味があるんですか。今度見つけたら食べてみます。

リコプテラさん、こんにちは。
ご同意頂けますか、ありがとうございます(^^)

渓魚は水中に居るので、目視で季節の進行との関連を見付けるのは難しいんですが、反応の出方は季節によって違ってきますよね。
暦の日付でなく、植物や昆虫類は季節の進行に忠実で、それが渓魚の動きと連動してるのは確かだと思うんですね。
識別できる種類が多いと、例外的な事象も気付きやすくなるかなとか、追い掛けるテーマとして楽しいです♪


ヤマブドウの新芽は、私は酸味系の野草では一番好きです。
出たばかりの若芽が美味しいと思いますよ(^^)

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