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2022年6月

2022年6月29日 (水)

梅雨明けと夏の渓釣り

全国各地に梅雨明け宣言が出ました。

東海地区は僅か13日間と、過去最短の梅雨だったとのこと。

 

 

ってことは、6月にして夏入り??

地域によっては、すでに気温40℃を記録したと言うし。

 

 

梅雨の増水で、渓魚達の移動が大きく起きる、はずが。

水源地にまともな降雨の無いままで、何処も渇水模様の本年の渓。今後、どうなるのだろう。

 

自然の為すことは仕方がないので、状況に少しでも釣りを合わせるしかありません。

 

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植物類は分かり易くて。

ワラビは例年のこの時期より硬く感じます。雨が降ると新たに生えて、気温が上がるとすぐに硬くなりますから。

これを見ると、私の居住地だけでなく、山間もやはり暑いんですね。

私は毎年、夏もワラビ採りはしてますが、この様子だと、終わりが早いかもです。

 

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シオデもまだ採れます。

これも開きかけが多いので、そろそろ終わりかな。

 

 

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魚達の姿はすっかり夏めいてきてます。

朱点が殆ど無いアマゴ。画像では分かり難いですがパーマークがあり、鱗の感じからして、遡上魚ですがサツキタイプではないです。

 

良い太さだこと。バリバリ食べてますね。

でも高活性なのにアタリは微妙でした。ある意味、神経戦です。

 

 

 

初夏〜梅雨は例年、渓では割と魚の反応が拾い易い、のですけど。こうも渇水続きだと、テッパンポイントが鳴かず飛ばず、なんてことが起きたりして。

 

あるポイントでは、アタリが2回あって(バラシ×1、掛け損ない×1)、取れずにその後は沈黙。

そこでちょっと仕掛けを組み換えたら、何と4連釣で外れなしで、自分でもビックリ。勿論、もっと上手くやれれば、数型共に更に釣れるのかもです。

 

この時は上手く行きましたけど、今後の夏時期は更にシビアになることが多くなり。

アタリすら無い時に、それをどう考えるか。

 

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今回の釣行では、淵はやや魚が底を切って浮き気味、瀬ではベタ底からアタる感じがしました。それに気付くまでに、時間掛かりましたが(苦笑)。

 

↑この魚は、深場をしばらく攻めて、アタリのないままだったんですが、仕掛けを浮かせたら一発でした。最初は淵底を狙ってましたのでね。

その後も同ポイントから2尾追加しましたから、一つの正解だったんでしょう。

渇水ゆえに深みを狙いたくなるんですが、魚は必ずしも沈んでいない、そんなケースでしたね。ただしこれが毎回同じではないものだから、パターン化はし難いところ。淵底狙いで当たる時もありますし。

こうしたことは可能性として、魚の捕食物(エサ)の種類と流れ方、それを追う魚の位置が関係してるのだろうと。

 

 

 

夏に限らず渓魚は、捕食の為に個体が意識してる視界(視線)があると私は考えています。

ルアーが良い日、フライが良い時間帯、ある種の川虫が当たる時期、釣りをしてると色々あって。更に時々に当たりの釣り方があったりも。

 

夏の渇水期に釣りがシビアになりがちなのは、魚の態勢に対して、釣り方が合わせ難いから、もあるように思います。

 

状況から打つ手に気が付き、手応えがあると、厳しい時でも釣りの組み立てがとても楽しくなる。

・・手応えナシで、まるで魚の気配すら感じないことも多いですけど(汗)。

 

 

日ごとにも、時間帯でも傾向が違いますね。

高水温下では、冷水性の渓魚の活性が下がるとも云われています。

そんな個体も居るでしょうし、丸々と太い、筋肉質な魚も居るのが夏の渓。全部の魚は無理でも、よく食べてる個体はやり方次第で出会える(ハズ)。

それに今は夏入りと言えど6月。まだ真夏ほど水温は上がっていません。とりあえず今年は、梅雨増水のボーナスステージは無しでしたね、残念ですが。

 

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魚にもタイプがあり、これもまた居場所を分ける一因かと。

 

↑は居着き魚ですが、私的な判断ではやや移動魚に近い。大淵などで育ち、降雨増水や産卵時期になると、上流へ移動する(多分)。完全な居付き魚は、もっと色が濃いです。

↓はシラメとは違う遡上魚で、色が薄く、角度を変えるとギンギンです。このタイプはおそらく、この時期はあまり一か所に留まりません。それも真夏以降は話が違ってくるみたいです。

 

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遡上と言えば、この時期はコイ科もそうなんですよね。

今年初、尺上ウグイ(笑)。掛かった一瞬だけ、騙され?ます。

 

ちなみにこの個体は、アマゴ→イワナと出た場所で、3尾目でした。

で、その後はウグイばっかり(笑)。

 

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遡上型イワナも。

渇水なので、活発とは言えないにしても、魚はやはり動いています。

 

 

私はイワナも好きで狙ってまして、これまた居場所が掴み難い魚なんですよね。移動性の高いイワナの良型は、尚更難しく感じます。

良型が意外な場所から出たりしますから、油断が出来ません。

 

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ヌメリスギタケモドキ

 

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マスタケ

 

季節の巡りに非常に敏感なものたち、その一つがキノコ。

梅雨は去りましたが、気温と湿度等の条件が合えば、時期ごとの種が発生します。

 

すると今まで何処に居たのか、キノコを食べる昆虫が現れ。

それが流されれば、魚がその昆虫を捕食する。

いや、虫に食われる前に、私が採って喰いたいのですけども(笑)。

 

 

浮きやすい虫、沈みやすい虫が居て。

魚の方も、ある程度水深を決めた方が、上から下まで見てないで捕食が出来るのじゃないでしょうかね。特に浅い瀬はともかく、水深のある淵では。

 

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降雨の無い6月は想定外でしたが。

魚達は案外逞しくて、結構動いたりしています。

 

正直、例年に比して今年は、魚が多いとは感じません。

空梅雨とか、猛暑とか、そうした現時点での話だけでなく、昨年、その前年も起きた、この数年続く豪雨災害の跡が各地で回復してませんからね。

 

それでも元気な魚は居るはず。

夏の厳しさが早くから来そうなのは、ちょっと勘弁願いたいのですが、それならそれで、工夫するところを探そうかなと。

 

私は渓釣りでは、釣果も勿論大事なんですけど、観察と考察が面白くて。

魚の着き場、捕食態勢、そのタイプ等々、興味が尽きません。

そしてそこに釣りの技術が乗って結果が出ると、たまらなく嬉しいと想っています。

 

 

 

 

 

2022年6月27日 (月)

息子の行動と釣り

ウチの長男は高校3年生。

一応、受験生なんですけど、あまり緊張感がなく(苦笑)。

 

今までに一度だけ、「勉強しろ」と言いました。今春のことです。

滅多に言わないのですが何せ、大学受験が掛かってますからね。

 

でもまぁ、18歳成人となった今、高3は大人。

一人の人間の自己責任で十分かなと。って言うか、中学生にもなる頃からは、親父の言う事なんぞ聞きませんしね。

 

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その息子が、ハスを釣ってきました。

国産のコイ科魚種では珍しい、肉食魚です。

 

見た目、オイカワのお化けみたい(笑)。

口の形が面白いです。

 

 

釣り道具を担いで、片道2000円くらい?で電車乗って、単独で琵琶湖へ。

ルアー竿と延べ竿の両刀で、これはルアーで釣ったそう。

 

お小遣いを貯めていて、色々と調べて興味のあるものを見付けると、一人で行っちゃうんです。

 

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塩振って焼いてみたところ。

 

 

美味しい~~!

焼き上がった時の香りが何とも言えずで。

フワフワの身がとても良い味。

 

こりゃ驚いた。初体験でしたが、今まで食べたことがある淡水魚では、上位です。

コイ科ですし、やや小骨が多いですけども。

 

 

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アウトドア(主に釣り)に関しては、息子は非常に良い成長をしてると思います(親馬鹿)。

 

旺盛な好奇心に、一人で何処へでも行く行動力。

釣り以外のことは、アレ?ですけど(笑)。

 

 

私は基本的に子育ては放任主義で。

幼年期以外では、息子に「あーしろ、こーしろ」と言ったことが殆どありません。

 

釣りも同様です。

小学生くらいまでは、幾らか教えてましたが、近年は意見交換をする感じ。

 

私から見たら子供ですけど、個を尊重したいのでね。

何事も子供が自分でやりたいようにやってくれればヨシ。人の道を外れなければ、何でもOKです。

 

 

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少し前には三河にこれまた単独で。

ウナギを釣って、生かして持ち帰ってきました。

 

よくもまあ、これ持って電車乗ってるよな、とは思いますけど(笑)。勿論、見えないようにして持ち運んでましたよ。

 

 

息子の好奇心・ハッタジュズイミミズ

 

これもそう。

ミミズを捕まえる為に昨冬、雪の滋賀に行ってました。

幾ら興味があっても、電車乗って県外に探しに行くとは、ナカナカのものです。どうしてこうもマニアックなのかな?(笑)

 

 

親父があまり口も手も出さないやり方は多分、息子と相性が良さそう。

この調子で、もっと良いアウトドア人間になってくれたら嬉しいな。

でもとりあえず、そろそろ受験勉強も頑張って貰わないとね(笑)。

 

 

 

 

 

2022年6月22日 (水)

谷釣りに考える事

友人の案内で、とある谷川へ。

私は下流部の本線は釣ったことがあり、その上流域は未踏でした。

 

 

 

このところ水源地の雨が少なく、水が動きません。

支流・上流域の小河川では、渇水時に釣り人が入っていてプレッシャーが掛かると、厳しい釣りになりがち。

 

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これは”濃い”アマゴだ・・。

 

経験上、この手の魚は神経質と言うか、賢く手強いことが多いです。良型になるほどに。

最初のポイントですぐに反応があったので、こりゃイケるか、と思ったんですけどね。

 

 

その後がもう・・・・外しまくりでした。

 

魚達の反応はナーバスそのもの。アタリが出ても掛からない、そのアタリもスンナリとは出ず。

「何でだ???」の連続。

 

よく知らない渓のこと。

小渓流で水の透明度が高く、時折魚の姿が見えます。居そうなところには、しっかり居ますが、難しい・・・。釣りの何かが合ってないんだな?

こうなると、自分の下手さ加減がよ〜く分かります(苦笑)。

 

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しばらく釣り上がって、そろそろ戻ろう、のポイントでドン!と尺イワナ。

よく出てくれた、奇跡かも。

反応の辛さに手を焼いてましたから、嬉しい一尾。肌に透明感があって、美しい魚体でした。

 

ヤリトリを後ろで見ていた友人が「おー、尺だ!!」って言ってくれたのですが、取り込むまで私は半信半疑でした(笑)。

 

 

厳しい状況なんですけど、それも楽しい。

何とか正解を導こうと、頭を使うのが面白さでもありますからね。

不慣れな渓の釣りの良いところだと思います。

それに友人と一緒なので、釣れた、外れたと笑い合うのも良い。

 

 

同行の友人は「谷專」で、釣り方がまさにそんな感じ。

ポイントを細かく、そして手早く探り、次々と移動します。

私は好場所に腰を据えて狙うので、ここぞの場所では動きません。

どれが良い悪いの話ではないんですけどね。

 

単独で釣ってる時と違って二馬力?ですから、友人が釣れば「その釣り方で、そこから出たか」とか、ヒントが沢山出てくるのは確か。

なら私は次はどうしようかな、って、考えられます。

 

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サンショウウオ

ダメな人も居そうですけど、私はカワイイと感じます。

何か愛嬌があると言うか。

 

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ウスヒラタケ

 

湿度と気温が上がる季節に出始めるキノコ。

夏入りのサインの一つですね。

 

 

こうして色んなものたちに出会うのも好き。

釣りに集中しろよ、と考えなくはないんですけど(笑)、私の渓釣りって、対象が魚だけじゃないですからね。

 

 

釣っているうちに、少しづつですけど、波の出方などの渓の特徴に気付き。

後半になってようやく、多少はハリ掛かり率が上がって来ました。我ながら、時間喰いましたな。。

 

今後何度か釣れば、この渓のクセみたいなものがもっと掴めると思うのですが。

気付いたのは、「この渓」の特徴なのか、「この日・この時間帯」のパターンなのか、一回の釣りでは何とも。それでも、経験が引き出しにストックされるのはありますね。

 

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控え目な朱点に、色濃い模様。谷の個性を映したアマゴ達。

 

釣りの事、魚の事、環境の事・・

良く知らない地域では尚更、色んなことに目が向きます。

 

 

今回の友人は、この渓には20年以上も通ってるとのこと。そうするだけの理由があるんですね。

好みの釣り場は人それぞれ。

その釣り場に同行し、釣りスタイルを見せて貰うのはとても面白い。

良い勉強機会と楽しい時間、友人には感謝です。

 

 

 

帰りの駄賃?で、単独延長戦。

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本流域では、梅雨の影響が少なくても、魚の移動が起きています。

 

谷間の魚は移動性が弱い居着き魚が大半。

同じ魚を狙うにしても、注意点が異なるんですよね。

 

谷の釣りをしてみると、普段の釣りの”荒さ”みたいなものが分かる気がします。

それが大きな流れを釣る時に、意識的に活きてくる。

小谷で気付いたことを、早速投入です。

 

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シオデ

 

良いもの見付けました。太く、良い状態です。

「山のアスパラ」と呼ばれていて、美味しい山菜。

 

どこに行っても、副産物?を探すのはいつもの通り。

 

私にとって渓釣りは、自然を多面的に楽しむもの。単独の釣り、友人との釣り、どちらも好き。

魚に出会えると楽しい。でも出会いが魚だけだと、不足なんです。贅沢ですから(笑)。道中の山菜キノコは外せません。

でも魚以外のものに意識を振ってるから魚が釣れない、それはやはりダメなんですね。

 

何処に行っても、どの条件でも、楽しい釣りがしたい。

今回は不慣れな渓で、良い経験が出来ました。

 

 

 

 

 

 

2022年6月15日 (水)

釣りと山渓観察と

今年は思うところがあり、春先から行動パターンを変えてきました。

山と渓の環境観察してるのですが、これが面白くて。これから数年掛けて、継続しようかと想っています。

 

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この時期になってヤマウドを採るのは、初めて。探せばあるものですね。

大きく開いたものが多く、これで本年は最後っぽい。

もう最後かと思ってからの、今年は延長戦が長めです(笑)。

 

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ユキザサ

 

甘みがあり、美味しい山菜です。

これは私の遊び場には少なく、でもある所には在る。

硬くなってきてるので、こちらも終わりですね。

 

他にも諸々、最終と思しき山菜たちをちょいちょいと。

 

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見事なコゴミの群生地にも出会いました。

ず~~っと奥まで、全部コゴミ。今は開き切ってますけど、春先に来たら、凄い光景なんじゃないかな。

 

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バイケイソウ(毒)

 

毒草は手を出しませんけど、これも自然の一部ですのでね。

トリカブトやハシリドコロ等々、「毒」と認識してる故、生えてると目に留まります。

食用植物だけが季節進行を教えてくれる訳じゃないですしね。

ちなみに噛んでみたことはありまして、何とも言えない苦みがありました。

 

 

「いつまで草採りやってんだよ?」とツッコまれそうですが(笑)。

山菜一つでも、自分なりに採取の能力(知識)が良いところまで来たかなと感じるのに、実に20年くらい掛かっていて。

でもまだ、知らないことや、意外な発見が無くならないんですよね。

 

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勿論、釣りもやってます。

私は山渓遊びの中心を渓流釣りにしてますのでね。山行しても、渓を忘れてはいません。

 

 

魚たちも季節の進行とともに動きを変えます。

魚の動きを変える要因は色々で、今時期なら梅雨の増水がスイッチになるのは(釣り的には)間違いない。今年は梅雨が遅くて渇水模様ですが、魚達は夏に向かって動いています。

水中の事を目視で観察するのは難しくても、植物類は見て、触れられますからね。

 

 

私の場合は、そこそこ山菜の知識があるので、採取の楽しさにプラスして、自然の環境設定を観察する目安にもしてるのです。

地域が違うと、発生する種類が違い、同種でも芽吹きの時期が違います。

また、植物の発生環境を知ることが出来ると、魚の着き場のヒントがそこにはある(と思う)。この場合の観察対象は、地形や日照や水分量などですね。

 

 

本流・支流、標高差、水源地、植生・・

山と渓魚に係る、私的な好奇心のキーワードが沢山。

山菜と渓流釣りはフィールドがカブるので、関係性が強いものと私は考えています。

 

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山渓のこと、渓魚のことを、もっと知りたい。

情報収集の方法は数ありますけど、この目で見て、肌で感じることは、伝聞の比じゃないですからね。

 

魚のことは、実際に魚に出会わないと(釣らないと)分からないことが多いです。

しかし長く釣りを続けていても、私では分からないことばかり。技術力不足も一因でしょう。

魚が釣れても、そこから新たな疑問が湧いて、終わりがありません。

きっと達者な釣り人は、私などより抱く疑問も深くて、解決能力が高いのだろう。そんなふうになりたい、近づきたいものです。

 

 

新たな気付きに出会えても、それは「たまたま」なのかもしれないし、だとしてもそれも自然の一面。

気を付けないといけないのは、その「たまたま」で「思い込み」をすると、再現性の低い、もしくは誤った行動選択をしてしまうかも、ってこと。

自然の為すことには、ある程度の規則性はあっても、絶対は中々無いんですね。釣りなんて、特にそうじゃないかな?

 

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渓魚の居場所を探すのには、季節進行を知る事は大事。

これは暦では読めません。年により、地域により、進行の差異がありますから。

 

魚が居ない場所ではどうやっても釣れない。

場所→タイミング→道具類→釣り方 +運、の順序じゃないですかね。

昨年良い思いをしたから、今年も行こう。って場所が良くても、タイミングが合わなければ同じような成果は難しい。

居着き魚も移動魚も、季節と共に動きを変えますし、同じ場所で同じ釣り方で反応するとも限りません。

 

場所と条件(タイミング)は良いと見えるのに、何故か魚が不機嫌とか。こうなると道具も含めた釣り方の問題になります。そして運(笑)。

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今回の釣行で出会った、ある意味イレギュラーなタイミング。

 

釣りをしてたら、対岸にカモシカが現れました。結構デッカイ個体。

そしたら、私が釣ろうとしてる次のポイントの河原を走って、しかもザブザブ渡渉して。終いには、斜面から落石まで起こす有様。

そりゃ魚も逃げるよ。運が悪いとはこのこと(笑)。

 

まぁ、これは笑い話みたいなものですけど、本当に起きたことです。

 

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道中、熊の糞が落ちてたりとか。

この糞が、笹竹の繊維っぽかったので、多分ネマガリタケかと? あれは熊の好物ですからね。

 

 

観察対象を広げて山渓を見る事が楽しくて、興味が尽きません。

釣果も欲しいけど、私にとってそれは、自然の謎解きをクリアする結果の一面で、主目的でもあり、手段でもあるんですね。

 

釣り技術と、自然環境の考察との両面の向上から、自分なりの成果が導き出したい。

知的好奇心を満たすことが喜びで、釣果や収穫物はその過程で出会えるものたちです。

これらの追求には終わりがなく、だからいつまでも追い掛けられる。

 

今回も楽しませてくれた山渓に感謝です。

 

 

 

 

 

2022年6月11日 (土)

ブラウン駆除 鳥取県

厄介な外来魚、駆除へ一計 異色の釣り大会企画

 

鳥取県、北俣川から。

 

 鳥取県智頭町芦津周辺を流れる北股川で外来魚ブラウントラウトが増殖、在来種のイワナの生息数が減ってしまい、関係者を悩ませている。近年は電気ショッカーを使って駆除していたが、作業に当たる人員や移動範囲も限られ、駆除が追いつかずにいた。そこで、地元漁協は一計を案じた。釣り大会を企画し、釣り人の手を借りて厄介者を駆逐する作戦を立案。楽しいイベントを契機に生態系の回復に結び付けたい考えだ。

 

先般は秋田県からでした。

ブラウン駆除 秋田県

 

こうした動きが広まってる、とも読めますね。

ブラウンには気の毒ですけど、致し方なしかなと。

 

 

私はブラウンには、「やや駆除派&限定的容認派」です。

出来る事なら排除したい。それはしかし現実的に難しいので、付き合い方を探すしかない。これ以上の拡散はして欲しくない。そもそもブランに罪がある訳じゃない。・・と言ったところ。

駆除も擁護も、色々な考え方があり、どれも理解出来る気がしています。

 

 

今回の鳥取県北俣川の取り組みには、特に賛成でも反対でもないです。

これで遊漁者が増えて、ブラウンが居なくなる、ってそう簡単には行かないでしょうからね。

漁協が決めたことですし、まずやってみて、その後はまた考えて行けば良いんじゃないでしょうか。

私の通う河川でのことなら、私も参加するかも?

 

年券保持者が対象の大会とのこと。

個人的意見で、ブラウン駆除に人を動員したい意図なら、普段の遊漁とは別枠での参加が出来ると良いかなと。駆除対象と言う事は、遊漁の対象魚種になってないと思うので。

「大会やってるから、年券買おう」とは私は考えないですしね。

 

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「外来種」だと範囲が広いので、まずここではブラウン。

 

ブラウントラウトは、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)で「要注意外来生物」に指定されている他、日本生態学会による「日本の侵略的外来種ワースト 100」や国際自然保護連合による「世界の侵略的外来種ワースト 100」に選定されています。

 

河川にはそこを管理する漁協があります。

漁協の管理河川においては、そこに棲む魚に関するルールは、法律や条例に則り、漁協が決めています。(漁協が無い場合も、河川に関する法律、条例はあります)

今記事のように、ブラウントラウトを漁協が「駆除対象」と決めたのなら、その河川においてはそれがルール。地域によっては、遊漁の対象魚種になっています。

 

こうした決め事に異議を唱えるのは、勿論ありです。それも一つの意見ですから。沢山の意見が集まれば、ルールが改正される可能性もあります。

しかし現行の決め事を破るのはルール違反、事によっては犯罪で、岐阜県ではブラウンの放流は禁止されています。

 

岐阜県内水面漁場管理委員会指示により、内水面漁場管理委員会が承認した場合を除き、岐阜県内における本種の持出し及び移植は禁止されている。

 

私の住む岐阜県の数河川、近隣の長野県、愛知県でも、ブラウンの繁殖河川があります。

漁協から駆除を求めるアナウンスが無いなら、それは漁協がグレーに容認してると言う事でしょうか。

私が行く範囲では、今ニュースのような取り組みは聞きませんが、「駆除対象」との表記も見ます。

 

釣れたら食用にするのもあり。結構美味しい魚ですしね。

食味については、春先の、まだアマゴやイワナに脂が乗り切らない時季であれば、冷水に強いブラウンの方が活動的で、美味しいと私は感じます。

 

駆除のために狙ってまで釣りをしたことはないですが、釣り上げたら持ち帰るくらいなら、私でも出来ます。

棲息地では普段のように渓魚を狙っている最中に釣れますし、釣りの対象としてブラウンは好敵でもあります。

今のところそんな感じで、この魚と付き合って行こうと想っています。

 

 

 

 

 

2022年6月 8日 (水)

渓魚のタイプと捕食場所を考える

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これはハルゼミかな?

セミが見えると言う事は、山は初夏、渓流魚の捕食対象に陸生昆虫が多くなってきますね。

(私はセミは詳しくないので、判別できないです)

 

 

今年は梅雨入りが遅く、岐阜県の水源地で時折降る雨も、山を潤すほどの勢いがありません。

それでも確実に季節は夏に向かっていて、それは渓流魚の動きにも関係してきます。

 

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パーマークが見える魚体ですが、1箇所に留まる居着き魚とは、また違うアマゴ。

私はこのタイプを遡上魚の一形態だと考えていて、しかしシラメでもなく、区分に悩む魚です。

カワイク見えますけど、これでも尺チョイ。

 

世間で言われる、「ICパターン」。

強い流芯脇の、反転流の絡みに入ってました。

 

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「いかにも!」な深瀬。

一番のポイントと見立てた流れでは、何も反応が無い。

そこを外れた、流れの脇から小アマゴが。

・・ますます一等地が怪しい。

 

立ち位置を徐々に移しながら、しつこく狙うと、ドン!

 

遡上型ですね。良い顔付き、体躯もサイズも良い。

 

 

この後ほぼ同じポイントから、更にアマゴが2尾釣れました。

一番場所が空いたので、他の魚が入ったのかな?

 

こんな時、前後から出てくれた魚のサイズとタイプの観察は、私的にとても大事。

移動性が高い大型魚がポイントに入った際、元居た魚達の居場所はどうなるのだろうか。

 

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良型イワナも、良い流れの場所に入ってる事があります。

 

私はイワナの場合は、腹部の着色と、体表の色合いから、居着き型と移動型をザックリ判別しています。

↑この個体はその区分では「居付き型」。アマゴが出そうな深瀬の流芯に着いていました。

 

こうしてアマゴとイワナの2種の中でも、居着き型、移動型、遡上型が居て、同じ河川で同居し、競争しています。

場所によってはコイ科魚種も居て、それぞれの居場所でエサを摂ってるんですね。

 

 

自分に釣れてくれた魚のタイプだけ見てても、全体像の把握は難しいと思うんです。

実際にはおそらく、釣ることが出来ない魚がいっぱい居ますから。それを少しでも解析していきたい。

 

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居着き型のアマゴが一等地から出てくれる時、同じ場所にはおそらく、他タイプもイワナも居ないか、場所がズレたところに居るか。

 

同じく渓流魚も、力関係で良い場所には強い魚が入りますからね。

アマゴは優先種で、流れの効いた場所によく着きますが、それも絶対じゃない。

 

 

今回、何でもない淵の脇の浅場で、優に尺上のアマゴが出て。

アワセた瞬間、水面で激しくローリングされて秒でサヨウナラ・・。

 

油断してたのも確かなんですよね。あんなトコに着いてるとは・・深みの良い流れではレギュラーサイズしか反応なかったのに。ってことも起きます。

B級?と思しき場所も、何かの理由で居心地が良いから、良型が居たのだろうなと。

良い経験をしました。こうした場所の観察は、似たシチュエーションで活きてくるかもしれません。

 

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このイワナは私的区分では移動魚。

お腹が着色してなくて、真っ白です。それと体表の反射が青みがかっていて、とても綺麗。別に、青いから移動魚って訳でもないんですけども。

これまた流芯に居まして、どうも今回は、イワナが流れの効いた場所から良く出るようでした。

 

 

魚が居着きやすい場所には、今時期なら「採餌」が絡むのは確かだと思います。(季節が違えば、採餌が理由にはならない)

季節が変われば魚の常食する餌の種類も変わり、それは居場所にも無関係ではないはず。

理由は分かりませんが、偏食な魚も居ますし、何でも喰う魚も居ます。

 

 

時期的な条件と、その日の水量などの条件、それに魚の個性が絡み合って、同じポイントで同居してる。

こうした相手となる渓魚の性格・性質を考え、季節などの条件、それに釣り方を合わせて行くのですが、これがちっともマッチしなくて、空振り続きになる事も私はザラにあります。

粘り倒して、結局ダメなんてことが続くと、そりゃ凹みもします、が。それで良い目を見ることもあって、応えがあった時は凄く嬉しい。

 

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私自身は、山渓遊びで一番好きなのは渓流釣りです。

 

大物が沢山釣れたら嬉しい。これは本当。

そこに行き着くプロセスにおいて、どれだけの事に気付き、考えたか。そして実行できたか。

その内容の充実が、釣果に繋がれば良きかなと。

 

それに釣りを中心に置きつつも、山菜キノコを探したりとか、山渓全体を楽しみたい、って感じなんですね。

その事が実は、回りくどいようですが、私の釣りにはとても大事な構成要素です。

 

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釣りの技術は急には上手くならないし、山渓の知識も一朝一夕には覚えられません。

・・・それは私がドン臭くて頭悪いから、と言うのはこの際ナシで(笑)。

 

 

春の山菜類が大きく育つ頃、芋虫みたいな、色んな何かの小さな幼虫が草木の葉に着きます。

河畔林のある渓流では、これをよく魚が食べてるみたい。

私は虫大好きじゃないので、そちらばかり見ていないんですけど、着いている昆虫は目に留めています。

そんな事が結果的に、渓流魚が今追っているエサに繋がっていく。

 

 

私は渓流釣りは、相手となる魚も含めた自然からと、道具類を含めた釣りの技術的な部分からの、2方向の学びで成り立ってると考えています。

 

色んな自然の繋がりを観て、触れて、感じること。

釣り方の工夫と同じ程度には、そちらが面白く、そして奥が深い。

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季節ごとに変化する自然の、その一部が私の対象魚。

 

釣りと自然との関わりは考えても明確な結論は簡単には出せず、かと言って無駄とも思えず。

望んだ結果が出ないのは自身が未熟だからなんですが、どこがどうなれば良いのか、それが分かりません。

釣り方が悪いのか、見立てが良くないのか?

 

そんな事を考えながら、持てる知識と技術を総動員する感覚が、物凄く楽しい(過程)。

そして多少でも結果が付いてくると、それはそれは嬉しいものです(結果)。

 

今回も楽しませてくれた山渓に感謝です。

 

 

 

 

 

2022年6月 1日 (水)

山菜延長戦

先に書いておきます。

今回は釣りに行きましたが、魚画像がありません。理由は色々で(ボーズじゃないですよ・笑)。

 

 

先週、5月後半にコゴミが採れました。

私が岐阜県で見た中で、一番遅出じゃないかな。コゴミは早春に出ますから。

 

・・ってことは、まだ春の山菜はイケるのかも。

例年なら今時期、渓〜本流が忙しいのですけどね。

 

地域が違えば芽吹きのタイミングも違います。それは知っていても、この時期に山入はあまり経験なくて。

気になるので、やはり見ておきたい。先回で山は一区切りのつもりだったのですが、延長です(笑)。

 

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続けて同じ場所を歩くより、幾らか入る場所を変えてみました。

そしたら、ミヤマイラクサがビンゴ。

沢山生えてます。そして私がよく行く地域のものより太い。

コゴミも良い太さでしたし、環境が合ってるのでしょう。さすがにコゴミはすっかり開いてましたが。

 

 

 

余談ですが、コゴミが全国で一番沢山出るのは、新潟県糸魚川市とその周辺地域だそうです。

私も以前見まして、太さ大きさと、その量に驚きました。

 

長野県北部〜新潟県は豪雪地域。

岐阜県北部も豪雪地域で、雪深い所には大きなコゴミが多いですね。

 

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先週の具合から、ヤマウドも出るかなと思ったら、やはり。

ちょっと小さい(細い)のが多かったですけど、出始めたばかりな感じ。それでも今時期に好物に出会えるのは嬉しいです。

探せばもっと太いのもあるかもしれません。

 

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この時期になっても山行してる理由がありまして。

 

今春から、ある釣りのマイルールを、一部変更しました。

それで行きたい場所や、やりたい事が増えたんです。

 

 

山菜キノコ採りが好きだから、もあります。

釣りをしながら、各種の収穫物を見る事が私は楽しいですから。

 

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ワラビは最近、ウチの高校生の長男が、好んで食べるようになりました。

これを今採るなら、また別地域へ。

 

山菜採りでは、一日で行き先を何度か変える事もあります。

それで私の場合は、行く先々でちょいと竿を出して、釣りを絡めるんですね。

いや・・釣りに絡めて山菜採り? どっちでも良いか?(笑)

 

今までの山菜と釣りの経験値に、新たな地域を加えている、今年はそんな感じ。

あれもこれもと手を出すもんだから、渓流釣りが中々上達しないんじゃないかとか、そんな風に思ったりもしますが(笑)。

 

 

梅雨が来て水が走れば、また渓魚の動きが変わる季節。

今はぎりぎりで春~初夏の山が楽しめます。

もうしばし山行して、今後の楽しみを増やせると良いなと想っています。

 

 

 

 

 

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