釣りと山渓観察と
今年は思うところがあり、春先から行動パターンを変えてきました。
山と渓の環境観察してるのですが、これが面白くて。これから数年掛けて、継続しようかと想っています。
この時期になってヤマウドを採るのは、初めて。探せばあるものですね。
大きく開いたものが多く、これで本年は最後っぽい。
もう最後かと思ってからの、今年は延長戦が長めです(笑)。
ユキザサ
甘みがあり、美味しい山菜です。
これは私の遊び場には少なく、でもある所には在る。
硬くなってきてるので、こちらも終わりですね。
他にも諸々、最終と思しき山菜たちをちょいちょいと。
見事なコゴミの群生地にも出会いました。
ず~~っと奥まで、全部コゴミ。今は開き切ってますけど、春先に来たら、凄い光景なんじゃないかな。
バイケイソウ(毒)
毒草は手を出しませんけど、これも自然の一部ですのでね。
トリカブトやハシリドコロ等々、「毒」と認識してる故、生えてると目に留まります。
食用植物だけが季節進行を教えてくれる訳じゃないですしね。
ちなみに噛んでみたことはありまして、何とも言えない苦みがありました。
「いつまで草採りやってんだよ?」とツッコまれそうですが(笑)。
山菜一つでも、自分なりに採取の能力(知識)が良いところまで来たかなと感じるのに、実に20年くらい掛かっていて。
でもまだ、知らないことや、意外な発見が無くならないんですよね。
勿論、釣りもやってます。
私は山渓遊びの中心を渓流釣りにしてますのでね。山行しても、渓を忘れてはいません。
魚たちも季節の進行とともに動きを変えます。
魚の動きを変える要因は色々で、今時期なら梅雨の増水がスイッチになるのは(釣り的には)間違いない。今年は梅雨が遅くて渇水模様ですが、魚達は夏に向かって動いています。
水中の事を目視で観察するのは難しくても、植物類は見て、触れられますからね。
私の場合は、そこそこ山菜の知識があるので、採取の楽しさにプラスして、自然の環境設定を観察する目安にもしてるのです。
地域が違うと、発生する種類が違い、同種でも芽吹きの時期が違います。
また、植物の発生環境を知ることが出来ると、魚の着き場のヒントがそこにはある(と思う)。この場合の観察対象は、地形や日照や水分量などですね。
本流・支流、標高差、水源地、植生・・
山と渓魚に係る、私的な好奇心のキーワードが沢山。
山菜と渓流釣りはフィールドがカブるので、関係性が強いものと私は考えています。
山渓のこと、渓魚のことを、もっと知りたい。
情報収集の方法は数ありますけど、この目で見て、肌で感じることは、伝聞の比じゃないですからね。
魚のことは、実際に魚に出会わないと(釣らないと)分からないことが多いです。
しかし長く釣りを続けていても、私では分からないことばかり。技術力不足も一因でしょう。
魚が釣れても、そこから新たな疑問が湧いて、終わりがありません。
きっと達者な釣り人は、私などより抱く疑問も深くて、解決能力が高いのだろう。そんなふうになりたい、近づきたいものです。
新たな気付きに出会えても、それは「たまたま」なのかもしれないし、だとしてもそれも自然の一面。
気を付けないといけないのは、その「たまたま」で「思い込み」をすると、再現性の低い、もしくは誤った行動選択をしてしまうかも、ってこと。
自然の為すことには、ある程度の規則性はあっても、絶対は中々無いんですね。釣りなんて、特にそうじゃないかな?
渓魚の居場所を探すのには、季節進行を知る事は大事。
これは暦では読めません。年により、地域により、進行の差異がありますから。
魚が居ない場所ではどうやっても釣れない。
場所→タイミング→道具類→釣り方 +運、の順序じゃないですかね。
昨年良い思いをしたから、今年も行こう。って場所が良くても、タイミングが合わなければ同じような成果は難しい。
居着き魚も移動魚も、季節と共に動きを変えますし、同じ場所で同じ釣り方で反応するとも限りません。
場所と条件(タイミング)は良いと見えるのに、何故か魚が不機嫌とか。こうなると道具も含めた釣り方の問題になります。そして運(笑)。
今回の釣行で出会った、ある意味イレギュラーなタイミング。
釣りをしてたら、対岸にカモシカが現れました。結構デッカイ個体。
そしたら、私が釣ろうとしてる次のポイントの河原を走って、しかもザブザブ渡渉して。終いには、斜面から落石まで起こす有様。
そりゃ魚も逃げるよ。運が悪いとはこのこと(笑)。
まぁ、これは笑い話みたいなものですけど、本当に起きたことです。
道中、熊の糞が落ちてたりとか。
この糞が、笹竹の繊維っぽかったので、多分ネマガリタケかと? あれは熊の好物ですからね。
観察対象を広げて山渓を見る事が楽しくて、興味が尽きません。
釣果も欲しいけど、私にとってそれは、自然の謎解きをクリアする結果の一面で、主目的でもあり、手段でもあるんですね。
釣り技術と、自然環境の考察との両面の向上から、自分なりの成果が導き出したい。
知的好奇心を満たすことが喜びで、釣果や収穫物はその過程で出会えるものたちです。
これらの追求には終わりがなく、だからいつまでも追い掛けられる。
今回も楽しませてくれた山渓に感謝です。
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