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2022年7月

2022年7月25日 (月)

大型イワナ・登場

仕掛けが底石に絡んだような。

しかしアワセを入れた。

 

 

・・・・動かない。

あれ、やっぱ根掛りかな。でも何か変だ。

 

 

時間にして、2〜3秒だったか。

竿を持つ手に小さく、だがハッキリと魚の感触が伝わってきた。

根掛りじゃない・・!

そして川底に張り付くように、重くスローに動き始める。

 

 

間違いない、これは大きいイワナだ。

アワセの後にこれだけ余裕を見せる魚は、久しぶりに出会う。

 

 

グングン潜る泳ぎ、凄いトルクだ。

時々姿が見える。こりゃデカい。

このサイズが走り回ると、ちと厄介。

竿をグッと曲げ、しかし無理せず、騙し騙し泳がせる。

 

魚の体力を奪うため、流れの弱い方に出さないよう、キツイ水流に魚を留め、持久戦。

 

 

強いな。

こちらが竿を絞ってるのに、お構いなしに泳いでる。

元気なうちに水面近くに出したらヤバい。

焦らない焦らない、沖に行かせず、流れに乗って下られなければ大丈夫だ。

 

 

 

徐々にこちらの竿操作に魚が付いてくるようになった。

 

更に抵抗が弱まったのをみて、一気に寄せる!

 

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獲った!

 

 

まー、太いこと!

これは力強い泳ぎをするわけだ。

何分くらいやってたのかな。

 

 

釣り始める前に、掛けたらどう捕るか、考えてるのですけどね。

想定以上にデカい魚が掛かり、しかも激しく暴れられると、事前の計画が通じません。(未熟だから・汗)

でも今回は、割と上手く出来たな、と。

 

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実は今回は、釣りをお休みしようと思ってたのです。

どうも先日から体調が良くなくて。

私は帯状疱疹の後遺症で、疲れが溜まると神経痛が出まして。加えて頭痛まで付いて来ますからね。

 

それで早い時間は寝てたんですけど、多少の体調不良は、好きなことしてたら、飛んでいったりしますから。

ユックリで良いので、休日はアウトドアで過ごしたい私。

 

神経痛は出てましたが、魚が掛かり、取り込み、河原に座って撮影してたら、その時は完全に忘れてます。

 

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良いイワナだ。

これ一本捕れれば十分。

ありがとう! 来て良かった!!

 

 

行く道は体調不良が気になってて、でも帰り道は幾分元気に。

大好きな渓流釣りは、私には何よりの薬、なんですよね。

 

 

 

 

 

2022年7月20日 (水)

友との釣り

見事なサイズのイワナ。

これは中々お目に掛かりません。

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釣ったのは釣友の一竿氏。

 

やってくれました。

朝一の、最初のポイントでの出来事。

場所案内したのは私ですが、まさかこんなイワナが出るとは。いやはや、良い魚を見せて貰えた。

 

 

前々日に雨が降り、一旦増水して水が引いた状況。

巡り合せ、みたいなもので、魚が動くタイミングと場所や時間帯などと、釣りがマッチしたのでしょう。

自分が釣ったのではないですけど、嬉しい。案内人冥利に尽きます。

もう朝も早くに「本日のハイライト!」でしたね。

 

 

 

この後は。

小アマゴとウグイが元気なことは・・ある意味、本流の夏らしいと言えば、そうかも?

良型のアマゴも何処かに潜んでるはずなんですが。

 

 

ガン!とアワセて、しくじっても。バラシても釣れても笑い合い。

好ポイントなのに釣れないな~、って愚痴り合うのも。

釣り友って良いなと毎回思います。

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最終ポイントでは、2人で上下に並んで8寸・9寸がヒットして、良い〆になりました。

 

昼過ぎまで一緒に釣って、遠来の友とはここまで。

またの機会を楽しみに、今回はお別れです。

 

 

 

私は延長戦で、1人であちらこちらへ。

私にも尺上イワナが来てくれましたが、どうも小さく見えるなと(笑)。

 

案内は無事に出来たし。イワナ一本獲れたしで、ミッション完了、です。

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「他人の釣果を素直に喜べるようになれば、釣り人としては一人前」なんだそうです。

 

そこへいくと私は、他者様の釣果に触発されたり、正直、羨ましいと思う事がまだまだありますから、未熟なんですね。自覚してますけど(笑)。

 

だけど同行者が喜んでくれれば嬉しい、これは本当で、そこは少しは成長してるのかも。

 

 

ちなみに私は今回の友人に関しては、あまり遠慮をしません。

五分でやれるのが楽しいんですね。

 

案内はするけど、釣るのは自分でやってくれれば。

釣れなかったら悔しがれば良いし、釣れたら一緒に喜べば良し。

勿論、案内役の時はポイントの譲り合い等、ある程度の配慮はしますけども。それと山菜やキノコを探して山中に消えることは、一応控えます(笑)。

 

そんな付き合いが、もう気付けば20年以上にもなります。

釣り関係で知り合えた中では、希少な、そして大切な友人。

 

このところ旧来の友人と交流する機会が増えていて、自身の趣味もですし、こうした縁は大事にしていきたいものです。

 

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釣りの方は、少々場所選びが難しいタイミングでしたが、まずまず釣れ。

アマゴは9寸クラスまで。27~28㎝が何尾か居て、太っていて元気が良く、秋には尺超まで育つんじゃないかな。

 

 

あまり悲観的な事を考えたくないですが、今年は私がよく行くエリアに関しては残念ながら、魚の成育はイマイチです。

それは色んな原因がありそうで、しかしそんな中、友と楽しい時間が出来て良かった。

 

 

本年の釣りはあと2ヶ月ほど。

もう終盤近い今年の渓を、友人達と楽しんでいきたいです。

 

 

 

 

2022年7月16日 (土)

懐かしさ・遠山アマゴ

15年前。

長野の遠山川に通っていました。

 

その頃に知り合った方達が居て、ですが今も繋がってる人は僅か。

 

その中の一人と、数年ぶりに再会しました。

釣りの事、魚の事、当時の事を色々と思い出します。

 

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2007年に出会えたアマゴ。

釣り上げた際、過去一番に興奮した魚です。

川の中ほどに立って、タモ入れの後に大声で吠えました。

 

 

この時は一泊二日で遠山川に入っていて、初日はダメで。

2日目の夕刻まで粘って、薄暗くなり掛ける頃に、とうとう掛けた。

 

感動でしたね。一部始終が記憶に残り続けています。

 

 

・・・・・・・

 

彼の地に通っていたのは、理由がありました。

 

一つ目にして最大の理由は、魚(アマゴ)。

野生の迫力と言うか、その姿が素晴らしいと感じました。

写真などで見せて貰ったアマゴに惹かれて、自分でも釣ってみたいと強く想ったんですね。

 

次に大きかったのは、川と水の質。

流れが独特で、とにかく釣りが難しくて。

私が今まで見た中では、釣りの組み立てがあれだけ難しい河川は、そうそう無いです。

他河川が簡単だと言うのではなく、難しさの種類の違いかなと。

水押しが非常に強く、水流の落ち着きどころが見付け難い。

渇水になると緩流が現れますが、そうなると魚の反応が辛くてこれまた難しく、増水したら水流が荒れてポイントが見えなくなります。

(これらはあくまで私の感想で、腕前次第でそこは変わるものと想います。)

 

 

釣るのが難しい、だからこそ面白い。そしてそこに良い魚が居る。

躍起になって竿を振りました。

 

同じ価値観を共有する仲間の存在があった事で、多少遠くても、通うモチベーションが高かったことも確かでした。

人との縁がなければ、私は遠山川には出会わなかったかもしれない。

 

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今は私も、当時の仲間たちも、様々に趣味の方向性が変わりました。

 

遠山川の魚を追い掛けた当時の記憶は色褪せていないし、経験は今も活きています。

今は今求めてるものがあり、それは遠山川に通っていた頃のことも含めて上書きされてきました。

 

 

遠山川は、再訪してみたい河川の一つにして、中々行けていません。

あれから年数が過ぎて、今の自分なら、あの流れをどう釣るだろうか。

旧知の友人と再会したことで、また行ってみたい、遠山のアマゴに会いたいと、あらためて想っています。

 

 

 

 

 

2022年7月13日 (水)

山渓遊びと仲間

久しぶりの集まりがあり、参加しました。

渓流釣りから繋がり、10人ちょっとのメンバーで、もう20年くらいになります。

 

元は釣り友達だけど、近年では釣りから離れた人も居るし、私もですが、ずっと渓流が好きなままの人も。

20年も経てば皆、遊びだけでなく、仕事も家庭も(+健康面も)、当時とは状況が変わりました。

それでも今回の皆さんとは、ずっと続いています。縁、でしょうね。

 

 

・・・・・・

 

会場に向かう道すがら、釣りに行きました。

集まりとなると夜が長いので、前夜はしっかり寝て。ややのんびり出発です。

 

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良型イワナ。この個体はよく太ってます。

今年は雨量が少なく、イワナが今ひとつだなと思ってましたが、やはり動いてますね。

 

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カンゾウの花と蕾

 

梅雨明け頃に花が付く山菜。

本格的な夏入りのサインでもあり、これが採れる頃には、魚達の居場所と態勢が変わると私は感じていて、その目安にもしています。

 

 

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蕎麦の色い花が満開で、これも夏らしいなと。こちらは畑の栽培ですけどね。

 

今年は梅雨明けしても今のところ、全国的にセミの羽化が少ないのだそうです。

そう言えば、ウルサイくらいの鳴き声は聞こえません。

 

 

 

リアルタイムなアウトドア・ネタを幾つか仕入れ、皆さんと合流出来ました。

皆さんは私が休日には山渓に出てる事を知ってるので、「今日は何処行った? 釣れた?」みたいな会話からスタートしたり。

ネタは色々持って行ってますし、それは参加の皆さんもです。このネタ交換が楽しいんですね。

 

でも釣り人が10人以上も集まれば、同じ趣味を持つ同士と言えども、方向性は結構違って。釣りの熱さというか、ハマりの程度もバラバラ。

私は自分でも、山渓の遊び方がマニアックだなと思ってます。でも、集まれば互いの遊び心が交換出来る、そんな人達との交流。

 

 

今回のメンバーは、源流派の人が多いです。

私は始めは谷イワナから渓流釣りに入ってまして、そんなことからも、話が合いやすいのかも?

でも一番は、互いの遊び(趣味の取り組み)を尊重しているから、かと私は思ってます。

 

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私は好きな事には、基本的に全力投球です。

渓流釣りが好きなので、釣ることには毎回真剣モード。

 

しかし渓流からの派生で、他に目線を向けたりもします。山菜とかキノコとか諸々。

それは本当に釣り一本に集中してる人からは、注意力散漫と映るかもしれないですが、私的には真剣。

 

趣味の世界ではノンビリやりたい、って人もいますし、釣りを真剣にやってると言っても、求める内容は同じではないです。

それもこれも、価値観は人それぞれですからね。

 

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価値観に優劣は無くとも、腕前や知識量の差はあります。私は今よりも進歩向上していきたい。

 

自分とは違う方向性の、経験豊富な人達と話すのも楽しい勉強機会です。

 

 

10年、20年と年数が過ぎ、私も皆さんも歳を重ねました。振り返ればあっと言う間。

もう、こうした集まりにも参加出来ない人もいます。残念ですが。

この先の何年後、自分も周囲の人も、どうなるのかなんて分かりません。

会いたい人に会わないと、行きたい場所に行かないと、明日にはそれが出来なくなることだってある。「やらずの後悔」はなるべく避けたい。こうした機会は大事にしたいものです。

 

 

渓流釣りを含めて山渓の遊びは、思うように楽しむには、知識や技術、それに体力が要ります。時間的にも経済的にも、余裕もある程度は必要。

まだまだ今後も、できるだけ楽しめる人生でありたい。あらためてそう想いました。

山渓の自然に、仲間との縁に感謝です。

 

 

 

 

 

2022年7月 6日 (水)

降雨&濁りの条件で

待ちに待った、雨が降りました。

・・が。

増水は大したことはないものの、予想していた通り、すぐに渓に濁りが。

各所の山崩れが落ち着いていないのと、しばらく雨が無かったので、地表に溜まった泥が流れるのでしょうね。

 

 

釣りには猛暑渇水より良し。泥濁りでなければ何とかなる、だろう。

久しぶりの降雨だと、よほどの雨量でなければ、水引は早いですしね。

でも川底が見え難いので、立ち込んだり、渡渉したりはナシ。川岸から竿が出せる場所を回ります。

 

せっかくの降雨ですが濁りが邪魔で、好きなように動けないのが歯痒い・・。そこは安全第一です。

 

 

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朝一のポイントで尺上アマゴ。

 

この個体は面白い(私的に)。

各鰭がアマゴ型で、パーマークはほぼ消えています。遡上魚と思いますが、鱗の感じもサツキタイプとは違う魚。

どこの生まれ・育ちのアマゴだろうか。

尚、この場所では、この個体以外は普通?のアマゴばかりでした。

 

 

 

1箇所で5尾目がこの魚。

そんなに大場所でもなかったのですけどね。居るところには魚が沢山居る状況でした。

 

濁りの入った増水時は、良い場所だと1箇所で何尾も釣れることが多いです。

ただし、ダメなポイントはダメで。釣り方が悪いのか、場所が良くないのか、毎回迷うところ。

 

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このイワナは、あるポイントで4尾目に出てくれました。

顔付きも色合いも良い感じ。腹部の色付きから居着きですね。ヤマトイワナの血が濃いようにも見えます。

 

最初に泣き尺のイワナが来たので、それが一番サイズかと思ったら、更なる良型が。

ちょっと時間掛かりましたけども、やはりこんな日は粘ってみるものだなと。

時々こうした良い思いをするもんだから、私は平常時も釣り足が遅くなるんです(苦笑)。

 

 

アマゴとイワナの混生域でも、釣れ出したらイワナばかりとか、またはアマゴばかりとか、そんなこともあります。ここでは4連でイワナでした。

こんな時、アマゴを私が釣れないだけなのか、本当にイワナばかりが群れてるのか?

過去の話ですが、夏場の混生河川の増水時に、イワナが連続で同じ場所で20尾以上も釣れたことがありました。その時は最大魚が44㎝で、何かの理由で同魚種が固まる事はあり得るようです。

 

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粘らずとも、ポイントから一発で良型が出ることも。

尺チョイ、ですね。肌艶が良く、とても綺麗な魚。

 

 

これはまた先とは別意で面白い特徴のアマゴ。

ヒレの感じは遡上タイプ、それでパーマークは割としっかり見えます。

この魚はウロコやヒレがサツキ型に近く、遡上魚ですね。どうも各特徴が微妙な個体が居て、確かな区分が難しい。

 

 

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こちらは完全にサツキタイプの遡上アマゴ。

このタイプは、意外な場所から出たりもします。

今回出会った中では非常に元気が良くて、瀬の中を暴れ回ってくれました。

 

 

 

魚が散るか・固まるかは、濁度と増水の程度次第かなと。

通い慣れた渓なら、水況から大体予測ができます(予測が外れる時もあります・笑)。

 

濁りが入っても、時間と共に澄んできたり。そこで追加の降雨でまた濁ったり。

おおよその予測を基に釣り場を決め、現場で確認調整していきます。

 

私としては、同じ場所から何尾も釣れる状況なら、ポイントを細かく分け、どこから、どのサイズ、どのタイプが、どんな釣り方で出てきたか、そこを観察するのが面白い。そうした意味でチャンスタイム、ですね。

 

・・・・・

失敗もありまして。

良型アマゴが掛かりました。

走りを捌いて、手前に寄せて。さあ、取り込み!

 

の際、頭上の木の枝に仕掛けが絡み。逃げられちゃった・・・

 

何てマヌケな。

事前に枝の位置をよく見ていなかったミスでした。しょうがない、次から忘れないように釣ろう。。

条件に関係なく、こういうコトが起きるのは、己の不備ですのでね、反省です。

 

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道中、ミヤマクワガタを発見。

渓流釣りをやる人って、クワガタ好きが多かったりしませんかね?

私は河原の木々でも、「クワガタが居そう」なところでは、足を止めたりもしてます。

幼少時から今でも、見付けると嬉しい昆虫なんですよね。

 

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ちょっと思い付きで、小谷も見に行きました。

谷川の魚って、「らしい」と言うか、とっても綺麗。

 

こうした場所ではタイプがまるで違う魚との遭遇が少なく、主に居着き魚が相手になります(遡上のある河川は話が別)。

水走りの良い日は、いかにもな場所からは反応がありますから、これもまた楽しいんですよね。

 

 

今回は濁りが入った時、濁りが消えかかる時、その時々の反応を見られたことが良かったです。

どこでもよく釣れる訳では無いし、大体の予想はあっても、想い描いた通りの釣りは中々展開できません。

 

良く釣れる場所もタイミングも、そうでない時も、どれも経験。

時々でも事前の読みが当たる釣行があって、そんな日はもう、物凄く嬉しい。

 

好条件も悪条件も釣りをして、魚と周囲の自然を観察して、足りない頭を使って散々考えるのは、いつか出会うだろう、読みを当てる嬉しい日、その瞬間を近付けたいから。

釣れても釣れなくても疑問が生じ、それを解いていく作業が面白い。その過程で、釣りもしつつ、自然に触れることが私は好き。

状況や魚のタイプ観察も、それもこれも渓釣りの楽しみだと想っています。

 

 

 

 

 

 

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