渓流釣りの嘘?情報
つい最近ネットから、少々「ん??」となる情報を続けて観ました。
それで想うことを書いてみます。
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「釣り人の話は、両手を縛ってから聞け」との格言。
これはあながち間違ってないですね(笑)。
両手を広げて魚のサイズを示すとき、実物よりも大きくその手を広げる人って、結構居るみたいです。私も気を付けよう。
逃げられた魚は、その後脳内で成長することがあるようで、時間と共に話が大きくなる。
「こんなにデカかった!」って両手を広げる様は、釣り人あるあるのご愛嬌かなと。
直接の知人でも話が大袈裟になったりするのですし、これがネットの情報だと、真贋不明なものも少なくないです。勿論、事実を載せてるものも多いですけども。
幾つか例を。
過去に実際に経験した話で、ネット画像のパクリ、がありました。
私が釣り、画像をアップしたところ、それをコピーして無断使用された、というもの。気付いてないだけで、そんなことは結構起きてるかもしれません。
何処かの誰かが釣り上げた魚画像を、「私が釣りました!」と別所でアップする、と。
「良い魚だ!」って言われたいのかな。ウソで賞賛されても、嬉しくない気がしますが。
著作権の侵害はいけません。
ネット上の画像は、個人でコピーだけなら適法ですが、それを他所で使用するのは違法です。こうなると、「釣り人の話もご愛嬌」とも言ってられないですね。
「釣果の過小紹介」もあります。
釣れたのに、「釣れなかった」との報告。加えて、釣れたと報告しても、場所は隠すではなく、偽るとか。
釣れたことを人に教えたくない。それは分かります。
好釣の情報が出れば、人が増える。不釣の話で逆効果を狙うなら、それもアリ。
あるホームページで紹介されている釣行記は(発信元は個人でなく会社)、その地を知る私からすると、描写が現場と違うと気付きます。これは釣行記録と言うより創作、もしくは実釣を元に脚色されたのだな、と。
この場合だと、そこで使用されてる画像も、本当にその時に釣り上げたものなのかも分かりませんね。
これもアリなわけですが、「×月、〇漁協管内」とまで書かれたら、実録だと信じる人も居るかも。
ネット発信においては、想像上のストーリーをアップしても問題ないですのでね。なので読み物として面白いかどうか、それで会社のホームページにアクセスを集められれば成功なのでしょう。
私のブログでは伏せるものもありますが、釣行記録などに関しては創作はしていません。
でも釣り上げた魚と釣行内容を全て紹介するのではないし、何㎝の魚が何尾、とも書いたことがないので、過小報告と言われれば、そうかも。場所の詳細も出してませんしね。
どこでも大なり小なり、情報の出し加減は調整されてるのじゃないでしょうか。
キノコ情報をネットで探すと、それこそ場所の秘匿は渓流釣りの上を行きます。親子でも生え場は秘密、なんて言われたりで、身内にさえ明かさない話を、公開はしないですね。
自分の成果を紹介するのも、誰にも言わずに仕舞っておくのも、それは自由。また何の目的で情報を出すのか、ネットに限らず人それぞれです。
幾らかの誇張も矮小化も、どれもアリ。
「驚きの白さに!」って洗剤のCMとか、何とかの専門家の話などを見れば、公のメディアの広報でも眉唾な話は珍しくない。
出てる情報を鵜呑みにするのは、私は避けています。これはアウトドアに限らず、公的な情報元でも誤りはあり得ますし、意図的に偽情報を出してるケースも結構あるわけです。素直に聞いて良いもの、良くないものが混在してるのが実情かと。
発し手からの情報を、受け手がどう処理するか次第ですね。
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