2022 ナメコに興奮
「うわぁー!・・はっはっは!!」
まず大きな声が出て、続けて声を上げて笑いました。
出てますね〜、あちこちに!
一カ所に立って、幾つものナメコの群生が見えると、テンション爆上がりです。
歩き廻った甲斐あって、良い場所に出た時は、声を出して笑うほど嬉しいワケですよ。
嬉しさからの笑い声って、他ではあまり経験ありません。私は単独の日常では、無いのじゃないかな。笑みが出るくらいはありますが。
渓流釣りだと、狙いの魚を釣り上げると、体が震えたり、それこそ大声で吠えたりします。
それでも頬が緩んで小笑いはありますけど、声出して笑ったのは無いかもです。また逆に、キノコ採りでは震えたことも、吠えたこともありません。
好きな事で良い結果を見るのは事のほか嬉しく、それまでに時間と労力を使ってるほどに、喜びが大きいですね。喜びの種類と、興奮の度合いが、声や他の体のアクションとその大きさになるのでしょう。
自然と身体が動くほどの感動は、記憶に残る幸せです。
散々歩いても何もない、やっと見付けても、チョコッとしか出てなかったり。
私はたまにしか動画は撮らないのですが、音声を拾ったら多分、キノコが見えない時はボヤキ(独り言の愚痴)ばかりです。だけどターゲットに出会えると、歓喜の大声を。そして気分がアガってる時は、独りトークも饒舌(笑)。
このところ、時折雨が降ります。しかし、乾燥した山を潤すほどでもなく。気温はまだあまり下がらず、12月を目の前にして、暖かい。
場所によりますが今は、ナメコは乾燥したものが多いです。
そこそこにキノコに出会えると、欲が出まして。
艷やかで状態が良い、大きな群生を探したい。のですが、それは中々・・。
今回入ったのは、私が「迷い山」と呼んでいるポイント。
結構な急斜面が組み合わさる場所、そんなところに良いキノコの発生があり、探りながら上り下りするうちに、あれ、ここは何処??と。山道が幾つかあるので、しばらく歩けば何とかなりますけども。
初めてここで迷った時は、山道に出るのに2時間以上掛かりました。夕刻近くだと怖いですから、これはこの場所に限らず、ある程度は行き帰りのルートを考えないとです。
何回か道迷いして、それでもメゲずに足を向けて、ポイントを開拓しました。山で出会うキノコは、「歩いたご褒美」かなと思ってます。
なのでキノコが見付からなくて歩いてる時に独り言で、「そろそろご褒美下さい~」って、山によくお願いしてます(笑)。
実際問題、時期と条件とを読めるかどうかなんですけどね。それが私では、そう簡単には当たりません。
さすがにこの時期、ナメコ以外のキノコの姿が少なく、大分山が寂しくなりました。
でも本命ナメコがこれだけ出てれば、OK。
最近、地図を見ながら、キノコ採りのルート作りをするのがとても楽しいです。
等高線を見れば、おおよその地形は分かります。
そこで縦横斜めの山の条件を考えるのですが、良いと思った場所がキツい岩場だったり、想像より谷が深かったりと、出向いてみないと分からない事が多くて。なので「おおよそ」で決めたルートを、現場で判断して、何度も何度も修正して歩きます。
目的のキノコに出会えると、それはそれは嬉しい。今回は久しぶりに、山で声を出して笑いました。
感情の高ぶりが感じられるのは、凄く良いです。何だか心が豊かになる気がします。
さて次は、どの山を、どんなルートで歩こうか。まだまだ山行は続きます。
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