2022 ナメコ終盤
今シーズンの晩秋キノコの発生が終わりに近付いています。幼菌がかなり少なくなりましたし、雨さえ降ればまだ幾らかは出そうですが、寒気が来始めてますから、今後は厳しいだろうと。
朝晩が冷え込むと、山のキノコは凍り付きます。凍みに強いのが晩秋〜冬型のキノコたち。中秋のキノコだと、霜が降ると腐ったりしますからね。ナメコは凍っても悪くならず、気温が上がると氷が解けて成長します。
凍っている間は大きくならなくて、成長が遅い。それが良いのか、最終時期のナメコは身の締まった高品質なものが多いです。
寒さで虫が着かなくなりますし、食べても食感が良い。これは他の冬キノコも同様ですね。
茶色が濃くなるのが、凍みのナメコの特徴。ピークの頃ほどの量は出ないですが、初冬ならではの楽しみです。
これに出会えると嬉しくもあり、終盤を感じて、やや寂しくもなります。
今時期は中々見付からないので、歩く距離が伸びがち。ナメコが良く出るのは山の急斜面が絡む場所が多く、ただでさえ歩くのが大変なのですが。
やっと出会えた綺麗な株は、とても嬉しいです。
ただ今年は、雨が少ないので乾燥気味で、艶やかなヌメリが無いのが残念。
最近気が付いたのですが、木々の隙間から覗く山の「キノコが出そうな雰囲気」が、以前より遠くまで見えるようになりました。さすがに山徘徊ばかりしているので、経験から判断が出来てきたかな。
これは文章化が難しく、あくまで「雰囲気」ですけども。木の生え方、斜面の陰り方から、空気(風)の抜けを見る感じ。
それと、地図で歩いた地形とキノコの生え場を事後確認して、感覚と実際を合わせる作業をしていて、これが結構面白くて。現地での感覚と、実際を合わせてみると、気付くこともあります。
その時々に傾向があって、東西南北のどちら向きの斜面が良かった・良くなかった等、キノコに関してはこの検証は意味がありそうです。
クリタケもまだ少し出てました。こちらも最終でしょう。
ナメコも終わって、今後はキノコ採りはヒラタケ、エノキタケ等にシフトです。
採れる量は少なくなりましたけど、ナメコが好きなので、もう一回くらいは探しに行くかも?
これを書いている今、少し雨が降っています。
明日からは強い寒気が入るとの予報。路面凍結に注意して、また次の山を考えようと想います。
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