山菜・キノコ・その他アウトドア

2023年1月 6日 (金)

2023年 お正月休みのキノコ・2

先日見回った限り、キノコの発生はイマイチな感じでした。

こんな時、場所と狙う種が違ったら、どうなのか?

「イマイチな感じ」とは私が行った範囲での個人の感想で、山を見る目が私より長けた人なら、結果が違うかもしれないのですよね。

 

これは他の何でも大体似ていて、私の扱う中では渓流釣りと採集においては、特にそう。

私が釣れない日でも、腕達者なら話が違うとか、キノコが出てないと思ってても、同日に大量発生に出会ってる人が居たりとか。自分の結果の良し悪しだけでは、本当のところが分からない。

 

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先般、フユヤマタケが少なかったのが気になり、別所を覗きに行きました。今回も先回も、どちらも実績ある山です。

 

お正月休みは私には少ない連休なので、違う地域を見比べるには好都合。

本当に今年の今時期が良くないのか、選び方の問題なのかが(ある程度)検証できます。

 

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それっぽい場所には、ポツポツと出てますね。でもこちらも、大量発生してる様子はなし。

 

こうなると、私の手持ちカードでは厳しい。

もっと探し回って、条件違いの山を見付けないとイケマセン。それまた難しいのですけど。

 

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朽ちかけたアミタケとオウギタケが幾つか残ってました。

様子からして、12月の中頃・・の発生じゃないかな?

ここは冬入りしてもアミタケが出てたようです。こりゃ、次の冬にも見に来ないとだな。

 

 

朽ちたキノコでも、見付けておけば、良い時なら収穫が叶います。

キノコって、本当にタイミングが大事。まずは「場所」、次に「タイミング(時期と条件)」ですね。

アミタケとフユヤマタケは発生場所が重なっています。また他でも発生環境が似た種はあるので、時期ごとの狙いのキノコを探しつつ、別種の出そうな雰囲気も見ておくのが良いかなと。

 

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ここのフユヤマタケは、まあまあ大き目な個体が多い。シモフリヌメリガサ、なのかな。

小さいとフユヤマタケ、大きいとシモフリヌメリガサ、らしい。

 

小さく華奢なものが多いこの種のキノコとしては、これだけシッカリしてると嬉しい。

汁物に入れると、良い出汁が出て美味しいキノコです。

 

 

 

検証結果としては、私の行く先に関してはやはり、冬のキノコの発生状況はあまりよろしくない、となりました。

この状況を変えるのは、気温や天候でしょう。

 

状況が同じままなら、探し方よりも、大きな意味での場所選択ですね。

地域を丸っと変えれば、また違う結果が見えるかもだし、今がダメでも今後の楽しみは作れますしね。

 

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もう一種。ヒラタケも見に行きました。

このところ寒気が入っていて、凍ってますから、中々大きくなりませんね。これ以上放置してもあまり育たないと判断して、採取。小さいながら結構出てましたから、この条件なら良しです。

 

 

この時期は雨でなく雪が降ることが多く、水分量があってもキノコがどうなるか、私には読めません。

とりあえず今回はフユヤマタケもヒラタケも出会えました。

状況設定が何でどう変わるかを見つつ、もうしばし冬山通いを続けます。

 

 

 

 

 

2023年1月 4日 (水)

2023年 お正月休みのキノコ・1

明けましておめでとうございます。

新たな一年が始まりました。そして渓流釣り解禁まで、1ヶ月。私は少なからず、ソワソワし始める時期です。

今のところ平野部は、積雪はさほどでもないですね。例年、1月にガッツリ降雪しますから、今年はどうなるか? 

 

お正月休み中、親戚の挨拶でちょいちょいと出掛け、甥姪にお年玉あげたり。

そんな合間に山入です。

 

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フユヤマタケは昨年の年明け頃は良かったですが、今年は数が少なめ。

年末寒波で降雪して、山の水分はあるのに、何か条件がキノコに合わないみたいですね。

 

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ヒラタケは割とハズレが無いですけど、これまた数量は稼げません。

 

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エノキタケは小株か、数本が散発的に発生していて、大きな株立ちは出会えず。

 

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シモコシとアブラシメジモドキが少し残ってました。これらは秋から初冬あたりまでのキノコで、もう新たな発生は厳しいでしょう。

 

 

全体として、今時点の冬のキノコはイマイチですね。

乾燥してても出ていたり、水分があっても出なかったり、冬は毎年不思議。まだまだ私では、条件の読みが利かないのですよね・・。

 

 

私は1月末まではキノコ探して山徘徊してますが、冬期は厳しい日が大半です。

冬の間は仕方ないと言えば、確かにそう。でもですね。

ほんの僅かでも、何かの気付き、発見がないかと、探すわけです。キノコは自然条件に敏感で、日照や地形で、同じ山でも発生状況が違いますのでね。

 

渓流釣りもキノコ採集も、自然条件の変化を探す面白さは、似ていると想ってまして。

判断材料から色々と考えて工夫する、その過程が楽しく、結果に結ばれれば嬉しい。

 

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今時期のキノコは数量に出会うのは難しく、間もなく始まる渓流釣りでも、しばらくは厳しい日が多め。

暖かくなる時を待ちながら、この時期を遊べば良しかなと。

 

新たな一年を楽しみたいと想います。良い出会いが沢山ありますように。

 

 

 

 

 

2022年12月27日 (火)

2022’山遊び最終・雪中キノコ採り

年に数回しか積雪の無い私の地元でも、今冬初の雪景色となりました。

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でも雪雲が退いたので、ならばとキノコ探して山入。今年の山納めです。この位の雪の量なら、寒いけど何とかなるでしょ。

 

・・そしたら。

山道に、腰ビクを付けた同輩が居まして。こんな日に、好き者は私だけじゃないのです(笑)。

 

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今年はもう無理かと諦めかけた、ナメコ。これに出会えたら、寒中歩いた甲斐がありました。

カチカチに凍ってます。さすがに今回が最終でしょう。

結構な降雪でしたが、思いの外、融けるのが早くて、何とか探し出せました。

 

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雪の中でキノコを見付けるのは、少々ホネが折れます。

ポツリと生えてるのを見逃さずに、周囲の雪を払うと、ズラリと出ていたりして。

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ナメコの他は、ヒラタケ、エノキタケ、フユヤマタケが少々。

秋のように沢山は出ていないですが、雪の後でも山が歩けて、キノコたちに出会えて良かった。

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「キノコ目」という言葉があります。

「キノコを見付けようと意識して山を見る視線」を言い、「意識しないとキノコは見えないの意」を含みます。

これは巧い表現だなと。

雪の中でキノコを探すには、まさにキノコ目にならないとイケマセン。・・でも、かなり頑張っても、見落としてそうですけども。

 

私は山菜採集も渓流釣りもやっていて、草むらの中の食用種が見えたり、川では魚が着きそうな流れに目が行きます。これらもキノコ目のバージョン違いなんですね。

種によっては山菜は、高速道路の走行中でも私は見えます。

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どうしても、釣りの時は川と魚、採集の時は好きなキノコや山菜に視線が向きがち(キノコ目)。しかし一点集中していると、周囲の様々なものに気付かない。

非注目性盲目と言う現象ですかね。

視野の中に入っているものの、注意が向けられていないために物事を見落としてしまう事象のこと

 

集中しないと見えない、しかし全体を見ることでヒントが得られターゲットに行き着く場合がある。

意識を集中するのも、意識を広げて周囲を観察するのも、私の山渓遊びでは、どちらも時々の切り替えが大事と想っています。

 

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私の場合は趣味の中心が渓流釣りなので、小川に出ると、必ず流れを見ます。

ここは渓魚は居るのかな。来春、探ってみようか。

そんな想像をしながら沢沿いを歩くのも楽しい。年が明けたら、渓流釣り解禁はもうすぐです。

 

 

本年も山渓で沢山遊べました。

収穫物に出会うことも、その為に意識を向けて学ぶことも。結果も過程も楽しめたかと思います。

これで2022年は最後の山歩き。

また来年、良き出会いがありますように。

 

 

 

 

 

2022年12月24日 (土)

大雪に思うこと

クリスマス寒波で、私の地元も久しぶりに15センチ以上積雪しました。

各所で道路が通行止めになり、お休みの方はともかく、仕事に出る人は大変だったでしょうね。

私はこれではキノコ採りが厳しいなとか、ノンキなことを考えておりましたが・・。

 

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大雪で車が立ち往生のニュース。

道路上で動けなくなる車を見て、気になることが。

 

自動車はEVにシフトしていくとの話は世界中にあるわけです。 しかし雪で動かなくなって、充電が切れたら? ガソリンは運んで足せますが、電気は厳しいのでは。

個人的な意見で、雪以外の理由も含め、ハイブリッド車が落ち着きどころかなと(現時点では)。

 

 

日本は豪雪地域を多く持っていて、雪害では年間に80人前後の死者数となってます。先日の新潟県での立ち往生では、一酸化炭素中毒で車中の女性が亡くなりました。

 

雪で坂道が上がれなくて、坂の下や途中の路肩に放置されてる車は、私の地元でも何度も見てます。 道が動いていると、ニュースにはあまりならないですけども。 単独でも車列でも、止まった車内に残る人には同じですね。

 

前提で、雪の降る地域にノーマルタイヤで行くのはヤバい。

止まった車のタイヤが替えられていないと、それで他の車まで止めることになったら、危険はその車だけでは済まないです。

 

国土交通省は、運送関係には冬用タイヤに関しての通達を出しています

これは一般車両においても大事かと思います。

充電切れとかの前に、なるべくなら立ち往生そのものが起きないほうが良いですから。

 

・・・・・・・

 

 

大雪になると、各地で停電が起きます。

こうなると、オール電化の家は大変。 電線が地中に埋設されていない、電柱から山中を電線が通ってる場所は、どうしても雪に弱い。また雪の中では、あちこちに設置されてる太陽光パネルも、疑問符が付きます。

案外と電気はこうした際に脆弱なのは確かなんですよね。 勿論、平時には良い面も沢山あるわけですけども。

 

雪害の発生率がそんなに高いとは言えないとしても、氷点下の大雪で身動きできない状況下は、人の命に関わります。

 

環境問題は諸々の意見があります。

CO2の削減と、地域の事情のバランスが取れると良いなと思う次第です。

 

 

 

 

 

2022年12月20日 (火)

強い寒波襲来・ヒラタケほか

「おぉ!!」

群生キノコと出会えた時は、いつも声が出ます。

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ヒラタケ。

大きさはまずまず。あちらこちら歩き廻った甲斐がありました。株立ちのキノコは、毎回嬉しいです。

 

僅かに鳥か鼠か、何かに齧られてました。冬が来て、彼らもエサが少ないのかな。

 

 

今秋はヒラタケは当たり年で、よく発生しました。気温などの環境設定と、その時の水分量などが良かっただろうと。秋に沢山出ると、その後失速したりしますから、今後どうなるか?

 

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成菌になって、そのまま天然フリーザー入り状態。

このところ寒いので、キノコは育ちにくく、氷結で成長が止まりがちでしょうね。大小皆、株ごと氷の塊みたいです。

 

 

今年は雪が遅い、と思ってたら、私の休日にドンピシャで降雪。タイミングが、ね。普段の心がけの悪さかも(笑)。

まだギリで晩秋キノコがイケるかと期待してましたが、一気に厳しくなりました。

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この冬初の雪景色。

積雪は6〜7cm程度で、気温は-2~-3℃くらい。

木の枝に乗った雪と、薄く霞んだ陽光が綺麗。寒い中、私は冬景色を見るのは好きです。だけど、車をこれ以上進めるのは怖い。凍結路面が苦手ですのでね。

このくらいの積雪なら山歩きは出来ますが、キノコが非常に見難いです。

 

性分で、山奥は厳しいとは分かっていても、この目で見ないと引けません。行くだけ行って結局、標高を下げて山入。我ながら、良くやるなと(笑)。

 

 

私は降雪でも「キノコが採れなくて困る」で済みますが、この寒波で北陸~東北地方は大変な大雪になってるようです。その冷たい空気が、私の住む岐阜地方の山にも来てるみたいですね。

 

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エノキタケとアラゲキクラゲ。

これらが沢山出てくれると冬山は楽しいのですが、今のところ、当たり年な感じはしません。雨が少ないからかな。

特にエノキタケは私的な冬キノコの王様で、大好きです。

 

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一カ所だけ、ナメコ。多分、ナメコはこれが今年の最後になりそう。

正直この状況では、採れると思ってなかったので、結構嬉しい。

 

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ハチノスタケ

個性的で、綺麗なキノコ。「観賞菌」と呼ばれる種ですね。噛んでみると、革靴の底?のような感じ。毒はないですけど、とても食べられません。

 

 

どの種も、陽が当たっても、冷凍保存状態。寒波で半強制的に晩秋キノコは終了で、冬型にシフトですね。

 

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ヒラタケは秋から発生し、真冬でも出会える有難いキノコ。冬場の濃いグレーが掛かったヒラタケは「カンタケ」と呼ばれ、美味しいです。華奢なものが多い冬のキノコの中で、これはボリューミー。

 

 

雪景色は美しいですが、今はまだそんなに観なくても良くて。

もう一ヵ月と少ししたら、来期の渓流釣りが解禁します。そうなったら休日は、嫌という程雪中を歩くことになりますから。

 

今回、道中で寄り道して、アマゴが居る渓流を見に行きました。

すると大き目の淵に、居る居る・・。

20㎝切るくらいのアマゴが4~5尾、あまり動かず、ジッとしてます。これだけ冷え込むと、活発に捕食態勢にはなりませんね。

 

解禁したら、あの動かない魚達をどう攻略しようかと、流れを見ながら考えるのも良いものです。やはり私の山渓遊びの中心は渓流釣りですのでね。

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秋キノコが終了なのは残念ですが、真冬になっても山遊びは楽しく継続で、今後しばし、低山で遊ばせて貰います。

 

クリスマス寒波が来るとの予報、年末年始はどうなるかな?

 

 

 

 

 

2022年12月13日 (火)

2022 ナメコ終盤

今シーズンの晩秋キノコの発生が終わりに近付いています。幼菌がかなり少なくなりましたし、雨さえ降ればまだ幾らかは出そうですが、寒気が来始めてますから、今後は厳しいだろうと。

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朝晩が冷え込むと、山のキノコは凍り付きます。凍みに強いのが晩秋〜冬型のキノコたち。中秋のキノコだと、霜が降ると腐ったりしますからね。ナメコは凍っても悪くならず、気温が上がると氷が解けて成長します。

 

凍っている間は大きくならなくて、成長が遅い。それが良いのか、最終時期のナメコは身の締まった高品質なものが多いです。

寒さで虫が着かなくなりますし、食べても食感が良い。これは他の冬キノコも同様ですね。

 

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茶色が濃くなるのが、凍みのナメコの特徴。ピークの頃ほどの量は出ないですが、初冬ならではの楽しみです。

これに出会えると嬉しくもあり、終盤を感じて、やや寂しくもなります。

 

今時期は中々見付からないので、歩く距離が伸びがち。ナメコが良く出るのは山の急斜面が絡む場所が多く、ただでさえ歩くのが大変なのですが。

 

やっと出会えた綺麗な株は、とても嬉しいです。

ただ今年は、雨が少ないので乾燥気味で、艶やかなヌメリが無いのが残念。

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最近気が付いたのですが、木々の隙間から覗く山の「キノコが出そうな雰囲気」が、以前より遠くまで見えるようになりました。さすがに山徘徊ばかりしているので、経験から判断が出来てきたかな。

これは文章化が難しく、あくまで「雰囲気」ですけども。木の生え方、斜面の陰り方から、空気(風)の抜けを見る感じ。

 

それと、地図で歩いた地形とキノコの生え場を事後確認して、感覚と実際を合わせる作業をしていて、これが結構面白くて。現地での感覚と、実際を合わせてみると、気付くこともあります。

その時々に傾向があって、東西南北のどちら向きの斜面が良かった・良くなかった等、キノコに関してはこの検証は意味がありそうです。

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クリタケもまだ少し出てました。こちらも最終でしょう。

ナメコも終わって、今後はキノコ採りはヒラタケ、エノキタケ等にシフトです。

採れる量は少なくなりましたけど、ナメコが好きなので、もう一回くらいは探しに行くかも?

 

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これを書いている今、少し雨が降っています。

明日からは強い寒気が入るとの予報。路面凍結に注意して、また次の山を考えようと想います。

 

 

 

 

 

 

2022年12月 6日 (火)

初冬のナメコ

私の行く地域だと、ナメコは11月末くらいがピークになります。

このキノコの魅力は見事な群生をするところで、株立ちファンとしては、大好きな種です。なのでこの時期はナメコばかり追い掛けてるんですね。

 

出会うと「うおっ!!」って、声が出てしまいます。これが嬉しいんですよ。

 

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隙間が無いくらいに密集した発生は「ナメコタワー」と呼ばれます。

そこまでの大群生は、私は過去に数回しか見ていません。

今年は一回だけ出会いましたが、残念ながら、すでに老菌でした。何とも勿体ない・・。

山入のたびにタワーを探してまして、何とか良い状態で出会いたいですけど、これが中々叶わないです。それでも今回は、まずまずの群生に幾つか出会うことが出来ました。

 

 

昨年は割と遅くまでナメコは出てくれました。しかし今年は雨が遠くて、ちと厳しい。

乾燥したキノコが多いですし、幼菌が少なくなっていて、本年の発生のピークは過ぎたかなと言った感じ。雨さえ来れば、もうしばし発生しそうですけども。

 

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今回は私には珍しく、スマホのGPSを使いました。いつもは自分の感覚の判断で歩いていて、使用しないのですが。

結果、自分が思うより、位置の把握に大きなズレがあると分かりました。

 

山の凸凹を歩き、谷や岩を迂回したりすると、結構な歩数を稼いでも、直線距離は知れたものだったりして。

これが自分で感じてるよりずっと、移動距離が短かったのです。正直、ちょっとショックを受けました。

 

 

それと、入山点を変えて歩いてみると、方向が変わる事でこれまた感覚が違います。

同じ山に居るはずなのに、景色と距離が違うように感じるんですね。

思いの外、近い・遠いとか、上から見るより下から見た方が急斜面だとか。実際には同じなんですけども、何の錯覚なのかな?

 

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山では気を付けないと危険個所もあるし、道迷いもします。

 

キノコの姿が見えて、ルートを外れて歩くと、歩いた先にまたキノコが見えて・・と何回か繰り返したら、現在地不明、とかね。

一旦そうなると、元の場所に戻るのが大変。景色が登りと下りでは違って見えますから。

こうしたこともあるので、同じ山でも角度を変えて歩き、確認するのは有効な気がします。

 

今回は「分かってたつもり」な感覚が案外とズレてたので、あらためて知った場所でもしっかり見てみようと思いました。GPS機能とは、マコトに便利ですね。

 

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私は便利機能は補助としまして。

地図で見てても、実際に歩くと目当てのキノコの出てるのは、想定とは違うことが多いです。でも事前に地形が分かるのは心強いし、それにより歩く方向の選択も出来ます。

 

 

そろそろ山の冷え込みが来ていて、今後はキノコが冷凍保存?されるでしょう。そうなると新しい発生は、更に少なくなります。

雪マークがまだ出ていないので、もうしばし山歩きが出来るかなと想います。

 

 

 

 

 

2022年11月29日 (火)

2022 ナメコに興奮

「うわぁー!・・はっはっは!!」

まず大きな声が出て、続けて声を上げて笑いました。

 

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出てますね〜、あちこちに!

一カ所に立って、幾つものナメコの群生が見えると、テンション爆上がりです。

 

歩き廻った甲斐あって、良い場所に出た時は、声を出して笑うほど嬉しいワケですよ。

嬉しさからの笑い声って、他ではあまり経験ありません。私は単独の日常では、無いのじゃないかな。笑みが出るくらいはありますが。

 

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渓流釣りだと、狙いの魚を釣り上げると、体が震えたり、それこそ大声で吠えたりします。

それでも頬が緩んで小笑いはありますけど、声出して笑ったのは無いかもです。また逆に、キノコ採りでは震えたことも、吠えたこともありません。

 

好きな事で良い結果を見るのは事のほか嬉しく、それまでに時間と労力を使ってるほどに、喜びが大きいですね。喜びの種類と、興奮の度合いが、声や他の体のアクションとその大きさになるのでしょう。

自然と身体が動くほどの感動は、記憶に残る幸せです。

 

 

散々歩いても何もない、やっと見付けても、チョコッとしか出てなかったり。

私はたまにしか動画は撮らないのですが、音声を拾ったら多分、キノコが見えない時はボヤキ(独り言の愚痴)ばかりです。だけどターゲットに出会えると、歓喜の大声を。そして気分がアガってる時は、独りトークも饒舌(笑)。

 

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このところ、時折雨が降ります。しかし、乾燥した山を潤すほどでもなく。気温はまだあまり下がらず、12月を目の前にして、暖かい。

場所によりますが今は、ナメコは乾燥したものが多いです。

 

そこそこにキノコに出会えると、欲が出まして。

艷やかで状態が良い、大きな群生を探したい。のですが、それは中々・・。

 

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今回入ったのは、私が「迷い山」と呼んでいるポイント。

結構な急斜面が組み合わさる場所、そんなところに良いキノコの発生があり、探りながら上り下りするうちに、あれ、ここは何処??と。山道が幾つかあるので、しばらく歩けば何とかなりますけども。

初めてここで迷った時は、山道に出るのに2時間以上掛かりました。夕刻近くだと怖いですから、これはこの場所に限らず、ある程度は行き帰りのルートを考えないとです。

 

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何回か道迷いして、それでもメゲずに足を向けて、ポイントを開拓しました。山で出会うキノコは、「歩いたご褒美」かなと思ってます。

なのでキノコが見付からなくて歩いてる時に独り言で、「そろそろご褒美下さい~」って、山によくお願いしてます(笑)。

実際問題、時期と条件とを読めるかどうかなんですけどね。それが私では、そう簡単には当たりません。

 

 

さすがにこの時期、ナメコ以外のキノコの姿が少なく、大分山が寂しくなりました。

でも本命ナメコがこれだけ出てれば、OK。

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最近、地図を見ながら、キノコ採りのルート作りをするのがとても楽しいです。

等高線を見れば、おおよその地形は分かります。

そこで縦横斜めの山の条件を考えるのですが、良いと思った場所がキツい岩場だったり、想像より谷が深かったりと、出向いてみないと分からない事が多くて。なので「おおよそ」で決めたルートを、現場で判断して、何度も何度も修正して歩きます。

 

 

目的のキノコに出会えると、それはそれは嬉しい。今回は久しぶりに、山で声を出して笑いました。

感情の高ぶりが感じられるのは、凄く良いです。何だか心が豊かになる気がします。

 

さて次は、どの山を、どんなルートで歩こうか。まだまだ山行は続きます。

 

 

 

 

 

2022年11月24日 (木)

2022 ナメコ盛期入り

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綺麗なナメコが、あちこちに出ていました。私の行く地域では、本年のピークが来たようです。

 

ナメコの株立ちの群生は、迫力も美しさも特筆ものです。

しかし、中々そんな大群生には出会えません。毎回、それを期待して山入するのですけどね。大群生まででなくても、美しい姿に出会えると嬉しいものです。

 

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このところ少々の雨が降りますが、山を潤わせるほどでもなく。

こんな時はこの画像のように、地面に近い場所によく出ます。というより、地面から離れている場所では、乾燥していて状態が良くないものが多い。

 

どんな場所で発生していて、そのコンディションがどうなのかを観察します。

それで、ここから山を上がるか下りるか、斜面の右か左か、キノコの発生が良さそうなのは何処か?

どこまで進むか、戻るか、見切りと粘りの判断が難しい。自然を観察し、獲物を探す感覚が面白いです。

 

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ナメコに限らず、キノコの発生に「山の層」みたいなものがあると感じます。

縦横斜めに、風道と水道、それと日照等の組み合わさった、キノコたちが好む環境?があって、それが筋と言うか、層と言うか、そんな形を成してる様な。

なので地形や標高や植生を見つつ、この山の層を探し当てる。当たらなければ、ひたすら歩け歩け(笑)。

 

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また、当日にキノコが出ていなくても、この「層」の候補があれば、時期違いで別種が採れるかもしれないし、別日に同種が採れるかもしれない。好ポイントを沢山見付けるておくと、その日でなくても活きてくる可能性大です。

それに別の山に入っても、好ポイントの判別はそんなに違いませんからね。様々な種のキノコとそのロケーションを知り、経験を重ねることは、キノコ採りの過程として大事なことと想います。

 

キノコ採りを始める前には、動かない相手を採る楽しさって、イマイチ分からなかったのですが。山を読むことが、こうも面白いものだとは。

 

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採れたキノコを保存して、暫くの間食べます。キノコファンの間では「貯菌」と云われていて(笑)。

貯菌するなら秋。冬になると、採集物はどうしても少なくなりますから。食糧確保の意味では、貯金と似た効果はありますね。

私はナメコが好きなので、他にヒラタケやムキタケがありましたけど、今回はスルー。ナメコ採り&貯菌に邁進です。

 

 

 

今回も山に楽しませて貰えました。

今がピークで、もうしばし発生しそうだなと? 昨年は雪が舞ってもまだ出てくれましたから、今年もそんな感じだと嬉しいな。

 

 

 

 

 

2022年11月17日 (木)

2022 ヒラタケ好調

今年のヒラタケは良く出てくれます。

その事を実家で話したら、父親からリクエストがあり、採りに行きました。

足が良くない父は、斜面の上り下りが難しくなっていますのでね。もう80代だし、仕方ないです。本人は何とか山に入りたいみたいですけど。

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見事なサイズがボコボコと。

実家へのプレゼントでも、探すのは楽しく、見付けると嬉しい。

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「うわぁっ!」と、声が出てしまうデカさ。

見慣れたはずのヒラタケですが、大型の群生は驚かされます。成長のタイミングでの降雨や気温で、同じ発生場所でもサイズが変わるらしい。私の両手のひらより、もっと大きく育つ個体もあります。そこまでデカいのは稀ですけども。

 

虫食いは全く無く、大きくても軸まで柔らかくて状態は良好。

大きいヒラタケにはカサ裏にセンチュウの「虫こぶ」が付いたり、ショウジョウバエの幼虫に喰われたりするのですが、今回はそんな個体は皆無。これだけ全部が艶々とは、珍しいです。

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この一株で7~800gはあるのじゃないかな。結構な重量感です。

 

今年のヒラタケの好調は何故だろう。時折、凄い発生の年に当たります。とりあえず今日はラッキー、大当たり日と言って良い。

 

今後も発生が続くのか、止まるのか?

採れても採れなくても、観察し、色々と考えるのが面白いです。

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それにしても、とても採り切れません。

こんなに一気に発生しなくて良くて、チョイチョイと分散して、長い期間で採れたほうが嬉しいのですけどね。

出てなきゃ愚痴を言い、あまりに多いと愚痴を言う(笑)。

 

 

実家のお土産には充分過ぎるヒラタケを持って行き、両親が喜んでくれたので良かったです。

 

 

 

 

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